歴史が残る港町・醤油の町でぶらり【金沢市大野町】

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(イメージ)
金沢港に近い金沢市大野町は、今でも廻船業や醤油製造業にまつわる町家や醤油蔵、農業や漁業のための芋蔵・網納屋が軒を連ね、藩政時代の歴史を色濃く残る特色ある町並みが大切に守られています。そんな大野の街並みは、金沢市の「こまちなみ保存区域」および「文化的景観区域」に指定され、2017年には文化庁より日本遺産にも認定されています。
また、大野は野田・銚子や龍野と並ぶ「醤油の五大生産地」としても知られ、現在で幾つもの蔵元が醤油や味噌を醸造しています。ヤマト醤油味噌の本社製造工場「糀パーク」では、糀などの発酵食品の購入や醤油ソフトのテイクアウトなどもでき、目の前の運河を眺めながら醤油スイーツを味わうことができます。
醤油のしょっぱさとソフトクリームの甘さがマッチして美味しかったです!
港町の雰囲気をより感じるには、おおの大橋の上から見渡す景色もおすすめです。
漁船が連なる風景は北前船の寄港地であった歴史の面影も感じられます。奥に連なる山々も相まって雄大な景観です。
おおの大橋からの見晴らしは最高です!(イメージ)
趣のある建物を海風を受けながら歩いていると、ゆっくりと時間がすぎるような港町の雰囲気は、これまでの金沢のイメージとはまた違った姿を感じられます。最近では、かつて醤油の製造に使われていた蔵を改装したギャラリーや喫茶店も点在していますので、ノスタルジックな町並みを散歩しながらふらりと立ち寄ってみるのもよいでしょう。
海辺の元鉄工所をリノベーションしたショップカフェ「ホホホ座金沢」
周辺には、金沢の海の新しい玄関口「金沢港クルーズターミナル」や新鮮な海鮮が並ぶ「金沢いきいき魚市」など日本海を味わうことができるスポットも。
こちらもぜひ一緒にお楽しみください。
金沢港クルーズターミナル(イメージ) ©石川県観光連盟
金沢駅からは少し離れるスポットですが、金沢駅からは自転車でも約30~40分で行けますので、シェアサイクル「まちのり」で電動自転車をレンタルして、サイクリングしながら周るのもおすすめです。

金沢といえば、駅の鼓門から抜けた東側エリアの観光地がメジャーですが、西の海側にも素敵なエリアが広がっています。ぜひ足をのばしてみてください!
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