見どころたくさん!行ってきました、青函連絡船記念館摩周丸【函館市】

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1965年6月に就航、1988年3月の青函連絡船最後の日まで走りました。

青函連絡船って何でしょうか?

こんにちは。今回は北海道函館市にある、博物館船「摩周丸」についてご紹介します。
「摩周丸」は、1988年3月まで、青函連絡船として青森と函館の間を往復していた鉄道連絡船です。
さて、鉄道連絡船ってあまり聞きなれない名前ですね。鉄道連絡船は海や川など、線路を敷くことができない場所を、船で繋ぐ役割を担っていました。そのため航路でありながら、駅と駅を結ぶ鉄道路線として位置づけられており、運航も国鉄(JR)によって行われていました。
1925年5月に竣工の可動橋
船尾にも線路が敷かれているのが見えます。
摩周丸を含む、青函連絡船には大きな特徴があります。
それは、船の中に線路が敷かれていて、貨車を直接積み込むことができることです。上の画像は、貨車を船に効率良く積み込むために作られた可動橋です。潮位の変化に対応して動くようになっているこの可動橋は1925年に稼働を始めました。貨物を貨車ごと、効率よく運ぶことができるようになったことは、本州と北海道の物流に大変革をもたらしました。              

見学だけではく、触れて体験することもできるのです。

無線通信室 実際にモールス信号を打つことができます。
《運航ダイヤ一覧》
こちらの記念館は、資料を見るだけではなく、触れることもできるのが特徴です。操舵室では操船機器を、無線通信室では電鍵(モールス信号を打つ機械)を、実際に操作することができます。              
また、写真にある図書・映像ライブラリーの《運航ダイヤ一覧》では、日付けを入力すると、その日の運航ダイヤを見ることができるのです。青函連絡船に乗ったことがある方は、記念館を訪れる際には、事前に乗船日を確認してこの《運航ダイヤ一覧》で検索をすると、当日の天候や運航状況などがわかって思い出がよみがえってくるのではないでしょうか。           

元乗組員の方に出会えたら、チャンスです!

摩周丸ではガイドツアー(定員8人・要予約)もありますが、船内にはかつて青函連絡船に乗務をされていたナビゲーターの方がいらっしゃる場合があります。そんな時は、ぜひ声をかけることをおススメします。乗務されていた方ならではの貴重なお話をたくさん聞くことができてとても楽しいですよ。ナビゲーターの方は当時の制服を着ているのですぐわかります。

青森では、同じく青函連絡船として1988年3月まで運航していた「八甲田丸」が、青函連絡船メモリアルシップ「八甲田丸」として公開されています。*andtrip.でも記事を紹介していますので、こちらもぜひ、ご覧ください。

操舵室からは、美しい風景も見ることができます。 (正面函館山、小画像は函館どつく)
青函連絡船摩周丸は、函館駅から徒歩4分。途中には函館の名所、函館朝市があります。見学前の朝ごはん、見学後の昼食にぜひ新鮮な海鮮グルメも味わってみませんか。
函館市青函連絡船記念館 摩周丸 ホームページ
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