2024年版!青森の夏祭り【八戸三社大祭】山車行事から特有の掛け声までご紹介 

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八戸三社大祭・中日の様子
青森県八戸市で開催される八戸地方最大のお祭り「八戸三社大祭」。夏の八戸が華やかに、熱く盛り上がります!祭りの魅力は、何と言っても豪華絢爛な山車と風情たっぷりの神社行列です。「八戸三社大祭」の日程や見どころを詳しく解説していきます。

八戸三社大祭とは?

八戸三社大祭は毎年7月31日から8月4日にかけて開催される、八戸地方最大の夏祭りです。おがみ神社・長者山新羅神社・神明宮の3つの神社が合同で行う神社行列を豪華な附祭山車が盛り上げ、街はとっても華やかな雰囲気に。

かつて、凶作に苦しんだ八戸の人々が天候の回復と豊作を祈願し、無事に秋の収穫を迎えられたことの感謝として、行列を仕立てて街を練り歩いたのが八戸三社大祭の始まりと言われています。
八戸三社大祭

日程と見どころ

5日間にわたって開催される八戸三社大祭は、日程によって楽しみが異なるので事前に確認しておくことをおすすめします!

7月31日 前夜祭/8月4日 後夜祭

祭りの最初と最後を彩る前夜祭と後夜祭では、八戸市街地を中心に27台の山車が一堂に会する様子を見ることが出来ます。ライトアップされた豪華な山車が立ち並ぶ様は圧巻で、さらにお囃子が雰囲気をより一層盛り上げます。この祭りの夜は「日本夜景遺産」にも登録されているほど。

前夜祭と後夜祭の2日間は山車が運行せず一斉に展示されるため、ゆっくりと歩きながら見物するのがおすすめです。祭りの雰囲気ときらびやかな山車を楽しみましょう!
山車が一斉に展示される様子

8月1日 お通り/8月3日 お還り

お通り(おとおり)とお還り(おかえり)では、お祭りの始まりと言われている「豊作祈願」と「感謝」を今に伝えています。神社行列と山車の運行が見どころで、3つの神社の合同行列では、様々な郷土芸能を楽しむことができますよ。また、27台の豪華な山車は、それぞれに仕掛けがありその動きにも注目です。沿道から多彩な郷土芸能と迫力満点の山車の運行を楽しんでください。
お通りの様子

8月2日 中日

中日の見どころは2つ。1つ目は長者山新羅神社で行われる「加賀美流騎馬打毬」(かがみりゅうきばだきゅう)です。江戸時代から始まった古典スポーツで、紅白に分かれた騎馬武者が毬を奪い合い、毬杖を使ってゴールに投げ入れる、迫力満点の競技。

2つ目の楽しみは、山車の夜間運行。昼間に行われる運行とは雰囲気がガラッと変わり、ライトアップされた山車と光に照らされながら仕掛けが動く様子は必見です!沿道からも鑑賞できますが、夏の夜に明るく輝く山車の運行を目的に沢山の人が訪れるため、混雑にはご注意ください。有料鑑賞席の利用もおすすめです。
中日の様子

豪華絢爛!様々な仕掛けが面白い山車

八戸三社大祭をきらびやかに演出する山車は、例年5月の連休ごろから製作が開始します。町内にある山車小屋で作業が進められますが、山車の製作者のほとんどは他に本業を持っているんだとか。地元の関係者が愛情込めて続けている大事な夏の行事だということが分かります。

八戸三社大祭の山車には基本となる4つの類型があり、どれも歌舞伎や民話を題材としています。その違いに注目して山車を眺めるのも面白いですね。また、山車には様々な仕掛けが施されています。前夜祭と後夜祭の一斉展示では仕掛けが展開された状態で見学できるので細部にまで注目してみてください。
八戸三社大祭の山車

祭りをより華やかに彩る郷土芸能

8月1日と3日のお通り・お還りでは、様々な郷土芸能を目にすることが出来ます。その中からいくつかご紹介します。

獅子舞と虎舞

八戸三社大祭の神社行列では、獅子舞を見ることが出来ますがすべて同じではありません!まず、行列の先頭を行くのが「大神楽(だいかぐら)」。各神社の行列の先頭で、道を清めて進んでいきます。他には、「法霊神楽(ほうりょうかぐら)」という獅子舞も登場します。これは山伏神楽の1つで、八戸三社大祭ではおがみ神社の行列で見ることが出来ます。数人の舞手が獅子頭を一糸乱れずに打ち鳴らす「一斉歯打ち」という演目が見どころです。
大神楽
法霊神楽
八戸三社大祭では、獅子舞だけでなく「虎舞」も見ることが出来ます。「虎舞」は東北の太平洋側で多く伝承されてきた郷土芸能。2人で操られる虎が地面に転がったり、肩車で大きく立ち上がったりと、見ごたえ抜群の演技に注目です!また、「虎舞」に頭を嚙まれると無病息災になるというご利益もある、面白い郷土芸能として親しまれています。
虎舞

様々な踊り

馬産地である岩手県北部などで伝承される「駒踊(こまおどり)」は、馬の模型を体に付けて、跳ねるように舞うのが特徴です。また、約15名前後の浴衣を着た踊り子が笹の葉をもって可愛らしく踊る「笹の葉踊(ささのはおどり)」や、杖を鳴らしながら山車行列の先頭を行く、カラフルな衣装が印象的な「手古舞(てこまい)」など、踊りだけでも沢山の種類を見物することが出来ます。
駒踊
笹の葉踊

八戸三社大祭ならではの特有の掛け声

お祭りといえばお囃子!ですがお囃子とともに、大切なのが掛け声です。

青森県内にも各地域のお祭りがあり、青森ねぶたや弘前ねぷたが開催されますが、それぞれのお祭りによって掛け声が違うのはご存じですか?
青森ねぶたは「ラッセーラー ラッセーラー」、弘前ねぷたは「ヤーヤドー」と異なります。

八戸三社大祭は一般的に「ヨ―イ、ヨーイ、ヨイサーヨイサ、ヨイサーノセー、アヤーレ、ヤレヤレヤレー」、「モヒトツ オマケニ、ヤレヤレヤレヤレー」という掛け声を沿道に響かせます。

山車組によって掛け声の速度を変えていたり、大人だけではなく、元気な子供たちの掛け声を聞くこともできます。
ぜひ掛け声にも注目してみてください。

八戸三社大祭を見にいこう!

いかがでしたか?
青森県八戸市、豪華絢爛な山車と華やかに盛り上げる郷土芸能が魅力の「八戸三社大祭」をご紹介しました。煌びやかに盛り上がる八戸の夏を楽しんでくださいね。

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