【越前漁港】貴重な初競りを見学しました!

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福井県・越前漁港での越前がに・せいこがにの初競りの現場にお邪魔させていただきました!1年に1度の待ちに待った日、通常は一般人が立ち入るのことのできない、貴重な様子をお届けいたします!
【越前漁港】貴重な初競りを見学しました!2023年

2023年は2日遅れの8日に出漁!

今年は例年通り11月6日にカニ漁が解禁となりましたが、荒天により出漁が見合わせとなっていました。出漁が延期となったのは約40年ぶりとのことで、大変珍しいのですが、2023年は2日遅れの11月8日に無事開始となりました。

活気あふれる市場!

越前がには、福井県の漁港に水揚げされる雄のズワイガニのことで、全国で唯一の皇室献上ガニとして有名です。やはり待ちに待った競りのため、市場は大変活気にあふれています。
黄色のタグは越前がにであることを示す大切な証明です。今では各地のブランドガニに産地証明のタグがつけられていますが、越前町漁協は全国で初めてカニにタグをつけるブランド化を1997年に行いました。
揚がったカニは、1杯ずつ重さが量られ、重さによって分けられていきます。
越前がにの最高級ブランド「極」は、越前町では水揚げ時1.5キログラム以上で、欠けがなく表面の色合いがいいなど厳しい条件を満たしたカニが認定されます。伺った時点で、1.2キロ以上は5匹近くあがっているとのことでしたが、やはり「極」に認定されるのは大きなハードルがあるようです。初競りで「極」認定のカニがでるのか…注目が集まります。
箱買いではなく、1杯ずつ重さを量ります
重さで分別されたのち、奥では競りがおこなわれていました。ずらっと並んだカニは圧巻!
箱に山のように入っているのは、雌のズワイガニ「せいこがに」です。地元では、濃厚な味わいや比較的リーズナブルな価格で人気が高く、資源保護のため漁期も12月末までと短いことからほとんど県外には出回らない貴重なカニです。せいこがににも、GIマーク付きの黄色いタグがついています。「GI」は農林水産省が進めている、各地域ならではの環境や伝統などの特徴をもつ地域産品を守り伝えるための制度で、越前がにはカニの中では全国で初めてつけられました。
色の外子と呼ばれるつぶつぶのたまご、オレンジ色の内子が絶品の「せいこがに」

なんと・・・「極」が260万円で落札!

9日夕方初競り終了後、越前漁港で最高級ブランド「極」に今シーズン初めて認定された約1.6キログラムのカニが260万円で落札されたとのニュースがありました!あのときに見た競りの中に、260万円の越前がにがあったかと思うと…ドキドキしますね!
ズワイガニの漁期は3月20日ごろまで。ぜひ旬の味を楽しみにきてくださいね!

競り現場は普段立ち入ることができませんが、特別見学できる体験もあります!

詳しくはこちら【えちぜん観光ナビ】
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