世界的有名なアートの世界へ【新宿区草間彌生美術館】

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草間彌生美術館外観 ©YAYOI KUSAMA

完全予約制の草間彌生美術館

外苑東通りを歩いて行くと見えてくる水玉模様の建物。2017年10月に開館した世界的有名なアーティスト草間彌生美術館。草間彌生の活動及び現代美術の普及と理解を広めることを目的とし、スタッフによる講演会やギャラリートークなども開催しています。入場は日時指定90分制の完全予約制のため、ゆっくりと作品鑑賞することができます。チケットは草間彌生美術館ウェブサイトのみで販売しており、美術館窓口では販売しておりません。

草間彌生とは…

草間彌生ポートレートPhoto by Yusuke Miyazaki ©YAYOI KUSAMA
草間彌生美術館 インスタレーション・ビュー ©YAYOI KUSAMA
1929年長野県松本市生まれの前衛芸術家、小説家。幼少期から幻視・幻聴といった壮絶な体験をし、網目模様や水玉をモチーフにした絵画を制作し始めます。1957年に単身渡米、ネットペインティング、ソフトスカルプチャー、鏡や電飾を使ったインスタレーションやハプニングなど多様な展開を見せ、前衛芸術家としての地位を確立。様々なオブセッションを乗り越え、単一モチーフの強迫的な反復と増殖による自己消滅という芸術哲学を見出しました。以降、世界各地の美術館で展覧会を開催、2014年世界で最も人気のあるアーティスト、2016年世界でもっとも影響力のある100人に選出、文化勲章を授与されました。

見ごたえのある作品の数々

参加型の作品!

草間彌生 フラワー・オブセッション(部分)2017/2020 草間彌生美術館でのインスタレーション・ビュー 2021 ©YAYOI KUSAMA
館内は写真撮影可能な場所もありフォトジェニックな写真を撮ることができます。草間彌生のフラワー・オブセッションでは入り口でお花のシールを選び、部屋の中に鑑賞者一人一人が好きな場所に貼る参加型プロジェクトがあり、鑑賞者で作品を作る空間は老若男女楽しめます!部屋が花に埋め尽くされる空間は、かつて草間彌生氏自身が見た幻覚を追体験することができます。なお現在では、I’m Here, but Nothingというインスタレーションの展示に変更しています。

迫力のある作品!

草間彌生 Starry Pumpkin 2015 ©YAYOI KUSAMA
草間彌生 ナルシスの庭 1966/2020 草間彌生美術館でのインスタレーション・ビュー 2020 ©YAYOI KUSAMA
屋上に行くと迫力のある作品がお出迎え。期間により様々な作品を見ることができ、時間帯や天候により、異なる表情を楽しめます。作品だけでなく、屋上にはベンチもあり新宿区の街並みを眺めながら一息つくこともできます。その他、エレベーターやお手洗いも草間彌生ワールド全開です。あっという間の90分間、想像を絶する苦悩を克服してきた草間彌生ワールドに吸い込まれていきます。

新宿へお越しの際は、ぜひ草間彌生美術館へ足を運んでみて下さい!
~草間彌生美術館 ウェブサイトはこちら~
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