【福井】若狭の海の恵みを京都へ運んだ道【鯖街道 熊川宿】

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熊川宿とは

福井県の若狭町にある熊川宿は若狭と京都との交易の拠点として発展した宿場町です。若狭は豊富な山や海の恵を京に送り届けていた御食国(みけつくに)であるとともに、古くから大陸との交易で栄えてきました。現在も奉行所・番所・お蔵屋敷の跡が残り、情緒あふれる街道沿いには昔ながらの用水路が流れています。

鯖街道ってなに?

近年、若狭の海で沢山の鯖が揚がるようになり、昭和半ごろより京都へ海産物を運ぶ道は「鯖街道」と呼ばれるようになりました。数ある鯖街道の中で最も盛んに利用された道は、小浜から熊川を経由して滋賀県の朽木を通り、京都の出町柳に至る「若狭街道」と言われており、熊川宿はそれを結ぶ重要な宿場として利用されていました。ここで多くの旅人が身体を休めたと言われています。(※「鯖」は正式には、魚へんに「靑」)
熊川宿名物の鯖寿司
写真提供:熊川宿 まる志ん
熊川宿名物の焼き鯖寿司
写真提供:熊川宿 まる志ん

鯖街道の歴史を学んで散策へ!「若狭鯖街道熊川宿資料館 宿場館」

熊川宿を歩くとレトロでモダンな近代洋風建築の建物が見えてきます。ここは、もともと熊川村役場として使われていたもので現在は「若狭鯖街道熊川宿資料館 宿場館」として利用されています。まずはここで鯖街道や熊川宿の歴史を学び、散策するのも面白いかもしれませんね。
若狭鯖街道熊川宿資料館 宿場館 外観

100年蔵造り!古民家をリノベーションしおしゃれなカフェとして

熊川宿では近年、その景観や暮らしに魅せられた人たちが古民家をリノベーションしたカフェや宿をオープンし、観光スポットとして注目が集まっています。今回は実際に訪れた2件のカフェをご紹介します!

「SOL’S COFFE LABORATORY」

築130年の土蔵を改装した自家製焙煎珈琲専門店で、「毎日飲んでも体にやさしい」をコンセプトに、コーヒーのある暮らしを提案しているお店です。蔵造りの落ち着いた空間でコーヒーが楽しめます。店内にはコーヒー豆などのオリジナル商品が並んでいます。
東京にも店舗があるので、都内でも美味しいコーヒーが味わうことができますよ。
外観(左)と店内(右)
「SOL’S COFFE LABORATORY」のホームページはこちら!

「irodori Labo.」

熊川宿にある100年蔵造りのカフェ。ここはシェアカフェなので日によって異なるお店がカフェを営業したりイベントを開いたりしています。訪れた日は『irodori Labo.』さんが営業されている日でした。
外観

オリジナルドリンクでひとやすみ

定番のコーヒー、カフェオレ、紅茶などのメニューの他にふくいうめサイダー、ふくいすももサイダー、若狭はちみつミルクティーなどご当地ドリンクも提供しています。
ふくいすももサイダー
リノベーションされた店内はランプの光が優しく照らされ落ち着いたひとときを過ごす事が出来き、散策中の休憩にもぴったりのお店です。
素敵な雰囲気の店内
雑貨の販売なども行っています
その日営業するお店についてはirodori Labo.のInstagramアカウントから事前に確認できます。(どのお店も営業しない日もあるので事前に要チェック!)
「irodori Labo.」のInstagramアカウントはこちら!
「若狭鯖街道 熊川宿」のホームページはこちら!
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