鶴仙渓を眺めながらランチが楽しめる、石川県指定文化財「無限庵」の中にある【茶房うるはし】

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金沢から移築された、石川県指定文化財の武家書院【無限庵】

山中温泉の鶴仙渓に架かる「こおろぎ橋」にほど近い場所に佇む「無限庵」。石川県指定文化財の武家書院で、加賀藩家老だった横山家が金沢市の邸内に建てた書院を移築したものです。明治末期の木造技術の枠を傾けた最高級の普請であったと伝えられており、尾形光琳の扇や九谷焼、加賀蒔絵の漆器等の古美術品とともに一般公開されています。
入口
外観
静寂の中に風情と格式を感じる建物に入ると、館内の随所に様々な意匠の木彫り等そこかしこに職人の丁寧な技を見ることができます。欄間や天井、金粉で絵が描かれている壁、蒔絵の装飾、鳥の形の釘隠しなど見どころいっぱい。1万本に1本あるか無いかと言われる銘木、黒柿が至るところに惜しげもなく使われていて圧巻です。
御殿(欄間など)
鳥の形の釘隠し
縁側廊下
黒柿の欄干
結婚式や成人式の前撮りで訪れる人も多いのだとか。中でも、香狭間透かしの窓がかわいらしいこちらのお部屋は撮影スポットとしても人気です!季節によって木々の色が移り変わる様子をぜひお楽しみください。
かわいい窓の形が人気の撮影スポット

2023年春、無限庵の中に茶房カフェが誕生!【茶房うるはし】

そんな無限庵の非文化財の部分をリノベーションし、2023年4月に「茶房うるはし」がオープンしました!店名の「うるはし」は漆の語源から付けられたそうで、漆は「うるわし(麗しい)」「うるむ(潤む)」ともいわれ、山中塗に象徴される艷やかでみずみずしく生き生きとした艶を表しています。茶房うるはしで使用している器はもちろん山中塗です。
茶房うるはし 店内
大きな窓に囲まれた店内は、木々の間から差し込む陽光が優しく照らし、四季折々の景色を楽しみながらゆったりとした時間を過ごすことができます。特にカウンター席はおひとりさまでも安心して利用できますし、鶴仙渓を眺めながら食事が楽しめるのでおすすめです。
カウンター席
ランチメニューには、加賀の地のものを使用した海鮮丼やこだわりの手作り生地が香ばしいピザ、金沢カレーまであります。今回はチーズ4種のピザ(クワトロフォルマッジ)を選択!ピザと一緒にサラダ・スープ・ドリンクがセットになっています。地元の人気イタリアンのお店が監修したというピザは耳までモチモチで美味しかったです!山中漆器のカップもかわいくて良いですね。
チーズ4種のピザ(クワトロフォルマッジ)
サラダ・スープ・ドリンクがセットになっています!
カフェメニューも充実していて、お抹茶と和菓子のセットや黒蜜きなこアイス、ケーキセットなどなど…季節によってはかき氷もご用意。お茶しながら美しい自然を眺め、癒しのひとときをお過ごしください。
お抹茶と和菓子のセット(2024年春 撮影)
山中温泉には、山中漆器や九谷焼などのギャラリー店が多く軒を連ねる「ゆげ街道」や、ユニークな形の「あやとりはし」、「菊の湯」や「山中座」など見どころいっぱい。4~11月の期間は鶴仙渓の川床も人気です。周辺の観光スポットとあわせて温泉街の散策をお楽しみください。

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