JR大宮駅から一駅 盆栽の聖地【大宮盆栽村】を散策してみませんか?

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海外でも高い評価を受けている「BONSAI」 画像提供:(公社)さいたま観光国際協会

大宮盆栽村とは?

世界にも例の少ない行政上の『盆栽町』と言う町名にある「盆栽村」 画像提供:(公社)さいたま観光国際協会
JR大宮駅から電車で一駅のJR土呂駅と東武アーバンパークライン(野田線)大宮公園駅の間、大宮公園の北側にあたるこの一帯は我が国屈指の盆栽郷として知られ、それぞれに特色のある5つの盆栽園からなる「大宮盆栽村」と世界初の公立の盆栽美術館『大宮盆栽美術館』があります。
この盆栽の聖地・大宮盆栽村には色々な楽しみ方がありますが、はじめて盆栽村を訪れる方は盆栽についての知識や盆栽村の歴史について学べる美術館から散策をスタートするコースがおすすめです。

世界で初めての公立盆栽美術館『大宮盆栽美術館』

日本の侘び寂び!奥深き盆栽の世界を楽しめます 画像提供:さいたま市大宮盆栽美術館
盆栽庭園 画像提供:さいたま市大宮盆栽美術館
JR土呂駅から徒歩約7分。「大宮盆栽村」観光の拠点施設として、2010年に開館した世界で初めての公立盆栽美術館『大宮盆栽美術館』。
美術館のエントランスでは季節の一鉢に迎えられ、そこを抜けると盆栽の文化や盆栽村の歴史を紹介している展示室や、約60点の盆栽が展示されている盆栽庭園がございます。
盆栽を360度すべての方向から見られる場所もありますので、盆栽の正面と背面の違いもご覧いただけます。盆栽をみるときは、正面を見極めたあとに下から眺めると大木感が味わえるそうです!
またミュージアムショップにはとっても可愛い盆栽マスキングテープやご当地サイダー「大宮盆栽だー!!」などが販売されています。こちらもぜひチェックしてみてください。
大宮盆栽美術館HPはこちら

それぞれ特色ある盆栽を手掛ける5つの盆栽園

大正14年に誕生したと言われる「大宮盆栽村」 画像提供:(公社)さいたま観光国際協会
大宮盆栽美術館を出て南へ数分歩くと、盆栽村の中心エリアへ到着。
このエリアには芙蓉園(ふようえん)・九霞園(きゅうかえん)・清香園(せいこうえん)・蔓青園(まんせいえん)・藤樹園(とうじゅえん)の5つの盆栽園があります。
この5つの盆栽園はそれぞれ特徴がありますので、ぜひ街歩きをお楽しみください!
休憩には盆栽村のほぼ真ん中に位置する盆栽四季の家が便利です。

盆栽教室も楽しめる藤樹園(とうじゅえん)

蔓青園の2代目加藤留吉氏のもとで修行した浜野元介氏が1931年(昭和6年)に開園した藤樹園(とうじゅえん)。 大小様々な松柏盆栽を多く手がけ、著名盆栽師を多く輩出した名園です。美術館と同じように、大きさや木肌、枝振り、根張りなどが違う多彩な盆栽があり、ひとつひとつじっくり観賞できます。「盆栽を大きく見せるため鉢の大きさを合わせる」とか、「針金を使って形を変える」とか、「大きくなり過ぎないように剪定をする」とか、職人さんから専門的な話が聞けるのも楽しみのひとつ。初心者の方でも気軽に盆栽を楽しめるよう、1966年から盆栽教室を開催しています。
1966年より盆栽教室を開講している藤樹園 画像提供:(公社)さいたま観光国際協会

盆栽村の楽しみ方

毎年5月3日〜5日には「大盆栽まつり」が開催されます。画像提供:(公社)さいたま観光国際協会
盆栽園は大中小さまざまな盆栽が所狭しと並んでいます。日本の文化に気軽にふれてほしいという思いから、門戸は開放されているので、自由に立ち寄ってOKですが盆栽を傷つけないよう、また働く職人さんの邪魔にならないようお気をつけください。
また気にいった盆栽を購入することも可能です。一人暮らしや庭のない家でも世話ができそうな手のひらサイズのミニ盆栽もありますので、記念に1鉢いかがですか?
また盆栽美術館と盆栽園は木曜休園、美術館は有料・盆栽園は無料です。どちらも臨時休園などがございますので、出発前に最新の情報をお確かめください。
※大宮盆栽美術館は昨今の酷暑等の影響から、盆栽展示環境・来館者鑑賞環境を改善するため2024年11月から2025年3月頃まで、 庭園のリニューアルに伴う全館休館を予定しています。

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