鏡石町は唱歌「牧場の朝」のモデルになったといわれる土地で、古くから稲作が盛んにおこなわれてきました。年間の平均気温がおよそ18度と気候も穏やかで、地域の特性を活かして東日本大震災後の平成24年に田んぼアートは始まりました。観覧場所が図書館ということから「窓から眺める絵本~もう一つの図書館~」をコンセプトに、色の異なる稲で田んぼを一枚のキャンバスに見立てて描かれた田んぼアート。鏡石町では「福幸」(復興)のシンボルとされています。JR鏡石駅のすぐ東側に広がっており、駅から1分の鏡石町図書館の最上階、展望室が絶好のビュースポットです。見頃の期間は7月~8月ですが、5月~6月の田植えされたばかりの若々しい田んぼアートや、9月~10月の収穫前の少し色あせた深みのある田んぼアートも魅力的です。それぞれの季節で田んぼアートをお楽しみいただけるので、新たなスポットとしてのんびり訪れてみるのはいかがでしょうか。