陸羽東線の堺田駅は典型的なローカル線の小さな駅で周囲に何かスポットがあるような期待を抱せる駅ではありません。しかし堺田駅の近くには非常に珍しく、平坦な地上に露出している分水嶺があります。東北地方の背骨ともいえる奥羽山脈から流れてきた水は、この場で東側は江合川・旧北上川を経て116キロを下り太平洋へ、西側は小国川・最上川を経て102キロを下り日本海への路が決まり、その分岐点を目にすることができます。別れた水はいつか再び大海原で合流することを考えると水の持つロマンを感じることができますよね!