色褪せたピンク色の外観が長い時の流れを感じさせる本宮映画劇場。大正時代に建てられ、当時はとても繁盛していたものの、徐々に客足が減り閉館。閉館してからは約半世紀にわたって時が止まっていたような状態でしたが、館長が設備やフィルムなどの手入れをし続けていたおかげで今でも上映は可能です。今では国内にほとんどない貴重なカーボン映写機による上映で、館内には古い映画のポスターなどもたくさん貼られているので、きっと当時の雰囲気を感じることができるでしょう。年に数回、不定期で上映会が開かれ、さらに事前に電話予約をすれば館長が館内を案内してくれるそうなので、ぜひ1度大正の映画を空気感も含めて肌で感じてみてはいかがでしょうか?