和菓子をもっと面白く!地元で人気の老舗和菓子店【引網香月堂】

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富山駅から郊外へ車を走らせること約20分。富山市古沢地区にある「引網香月堂」は、地元で人気の和菓子のお店です。最近では、生菓子の達人として店主の匠の技がTV番組で紹介されたり、老舗和菓子店が舞台のドラマ主題歌を歌った東京事変の配信ジャケットに引網香月堂の和菓子が起用されたりして話題になりました。引網香月堂では、連綿と受け継がれてきた和菓子の伝統を尊びながらも、現代を生きる私たちに和菓子の魅力や面白さを感じられるような商品を提供しています。
大正時代に高岡市の伏木港のすぐそばで「引網菓子舗」として創業し、1960年頃から当時の銘菓「港月」から銘を取り「引網香月堂」となりました。現在の立地に「伏木店」を移転した後、代表銘菓「万葉の梅園」が全国菓子博覧会にて総裁賞を受賞。2000年代には射水市に2店舗目を開店し、和菓子職人認定制度「選•和菓子職」に北陸三県で初めて認定されました。

そして、2017年に工房併設の新本店としてオープンしたのが、こちらの「古沢本店」です。
パッと目をひくのれんが目印
落ち着いた雰囲気の店内には、定番の銘菓から季節のお菓子、おすすめ商品などがズラリと並んでいます。万葉集の歌にちなんで作られた越中銘菓「万葉の梅園」は、柔らかく蜜煮した国産の古城梅を、北海道産白いんげん豆で自家製餡した白餡と北陸産の餅粉を使った求肥で包まれています。その隣にある「あんドーナツ」は、オールドファッションタイプのドーナツ好きの店主が、お店自慢の自家製小豆こしあんと合わせて作った一品で、大人から子どもまで幅広い世代に人気です。薬都富山にちなんだ「越中富山やくぜんサブレ」は、えごまやシナモン、ジンジャー、クローブ、カルダモンを練り込み、富山の米粉と小麦粉で焼き上げています。

他にも和の焼菓子「よごと」や葛、寒天などを使った口当たりの良い生地の「水まんじゅう」、県産の良質な餅米「新大正」だけを使用し、黒豆と大きい栗とあわせた「贅沢おこわ」など、どれも美味しそうで何を買おうか迷ってしまうかも。
引網香月堂では上生菓子をオーダーメイドで作ってくれるサービスも行っています。お客さんからの要望に見事に応えて作り上げる可愛らしい上生菓子は必見です!注文が多い時や店主がご多忙の時などは注文の受付をストップしていることもあり…先ほど公式ホームページをチェックした際も一時受付中止していたので、受付再開を楽しみに待ちましょう。
店内の大きなモニターで作っている様子の動画が流れていました!
季節菓子人気No. 1の「いちご餅」は12~4月頃までの限定販売のため、今回は購入できませんでしたし、引網香月堂では自家製シロップを使ったかき氷も人気なので、また違った季節に再訪したいと思います!午後の遅い時間に行くと、商品完売のため早めにお店を閉めていることもあるのでご注意ください。和菓子好きの方はぜひ一度訪れてみてはいかがでしょうか。
【引網香月堂】お店の公式ホームページはこちら
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