実は鉄道の町だった!? ニセコ鉄道遺産群【北海道 ニセコ町】

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2022年、ニセコ駅では今年も秋の飾り付けが始まりました。  撮影:2022年8月26日

太狩町~ニセコへ

今や人気のスキーリゾート地として世界中に知られるようになったニセコ町。元の町名は狩太(かりぶと)、駅の名前も狩太駅でした。1963年に、「ニセコ・積丹・小樽海岸国定公園」に指定されたことをきっかけとし、翌年、現在の町名に変更され、68年には駅名も「ニセコ駅」に変わりました。今では珍しくないカタカナの駅名ですが、当時、国鉄(現在のJR)では全国初のカタカナ駅名でした。
蒸気機関車「9643」戦前は急行もけん引していました

2021年 ニセコ鉄道遺産群誕生!

ニセコ鉄道遺産群 画像提供:有島記念館
2020年に登場した、H100形気動車「DECMO」
1953年まで旧簡易軌道真狩線狩太駅や、軌道の転車台があり国鉄との貨物積替場所でもあったこの地に、2021年夏にニセコ鉄道遺産群が誕生しました。車庫から見えている列車は、ニセコエクスプレス。新千歳空港駅とニセコ駅を結ぶリゾート列車として、1988年にJR北海道苗穂工場で製造され、2017年まで北海道内各地を走り抜けました。「9643」を挟んで右端の列車は、現在小樽~長万部間を運行するH100形気動車「DECMO」。日にちによってはこの画像のように、新旧3列車の揃い踏みが見られるかもしれません。(反対側の扉が開いている場合もあります。)
旧新得機関区転車台 画像提供:有島記念館
こちらは、同じ北海道内の新得駅で使われていたものをが移設された転車台です。この転車台は1990年、復活運転された「C62ニセコ号」の方向転換のためにニセコ駅に移設、1995年の「C62ニセコ号」の廃止まで使用されていました。

ニセコエクスプレスが保存されている車庫の側面には、ニセコの鉄道の歴史に関する資料や、展示されている列車がここで保存されるようになった経緯についての解説が掲示されています。
車庫の開放の日程については有島記念館ホームページにてご確認ください。
有島記念館ホームページ
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