先日、岐阜県を含む東海地方において、梅雨入りが発表されました。平年より8日、昨年より1日遅かったようです。旅行中に雨が降ると、どこに行けばよいのか悩む事ありませんか?そこで、今回は雨の日にもこそじっくり見学して学んでもらえるように、宮川朝市からほど近い「日下部民藝館」をご紹介します!
明治12年に建築され、明治以降の町家建築としては、初めて国指定重要文化財に指定された「日下部民藝館」雪国の民家らしく、低く深く、しかも重々しい軒やどっしりした構えの中に美しい出格子は、「飛騨の匠」と呼ばれる職人たちの技術の高さを感じる事ができます。
入館してすぐに天井を見上げると豪快に組み上げられた梁組みと広い土間が表す空間美は、江戸時代そのままの技法を最大に生かした民家建築の集大成とも言える建築物です。また、日下部家の台所には、当時の食事処だった、趣ある囲炉裏も残っていますので、この空間をゆっくりと味わってみるのも良いですし、休憩所ではお茶とおせんべいのサービスがありますので、高山人のあたたかさに触れ、ゆっくりとお寛ぎください!