映画「峠 最後のサムライ」 ロケ地を巡る旅 第三回 【長岡市編】
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一番の見せ場!長岡市編
この連載も第三回目を迎え佳境に入ってきました。
第三回は河井継之助の出身地でもある、長岡市のロケ地のご紹介です。
長谷川邸
長岡市にある長谷川邸は、新潟県内に残されている数多くの豪農の館の中で、最古の建物と言われています。
昭和57年(1982年)に国指定重要文化財となり、主屋・表門・井籠蔵・帳蔵・新蔵・庭塀・裏門などが指定を受けて公開されています。
長岡市南郊の旧越路町塚山に長谷川邸はあります。
長谷川家は江戸初期から代々大庄屋を務め、幕末には近郊4ケ村の耕地・山林の7割を所有するほどでした。2500坪程の敷地中央に建つ主屋は、県内最古の建物とされており、鍵状に配された座敷は格式高く整った空間となる一方で、その他の居室部は板敷きのままで、土間が極端に広く独立柱が配置され伝統を感じさせてくれます。
長谷川家は地域最大の地主でしたが、塚山宿は当時交通の要衝でもありました。長鳥川沿い の広田の下流に北条があり、そこは越後毛利氏の居城でした。越後毛利氏の支配したこの地域は鯖石川を横断できる場所として最も下流の地点で、街道は柏崎平野を横断せずにここまで迂回し、山並みに沿って北上しました。
柏崎港から届いた物産は北条から塚山を経由して長岡や小千谷やその先の魚沼に運ばれたのではないでしょうか。
足に重傷を負い、焼けつくような痛みにこらえながらも周囲に心配かけまいとふるまうシーンは、継之助の人柄がにじみ出ています。
撮影時は、大勢のスタッフの力で野戦病院となった昌福寺が再現されます。職人技には脱帽です。
なお、映画の公開に併せ、長谷川邸では「峠のむこう 9代久静が記録した河井継之助と戊辰戦争」を開催しています。
詳しくは下記のリンクからご確認ください。
※現在長谷川邸は長期修復作業中です。詳細はホームページをご確認ください。
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●所在地
長岡市塚野山773番1
●アクセス
JR信越線塚山駅より徒歩15分
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長谷川邸の周辺は見どころいっぱい!
宝徳山稲荷大社
天照白菊宝徳大神をまつるこの神社は、地元の人から「岩塚のおいなりさん」と呼ばれ親しまれています。
文政年間(1820頃)中之岳銀が峰から、この地奥の院長者原に運営されたもので、信者は全国に及び参拝者は30万人余を数えます。
小高い丘陵地に佇む、宝徳山稲荷大社を象徴する漆塗りの大殿堂は冬景色にもの凄く映えます。
宝徳山稲荷大社は「ロウソク祈願」の神社です。
ロウソクを立ててお参りすることは、親なる神様の元へのご挨拶で、五色のロウソクを奉納します。
五色の意味は
・緑…身体健全、交通安全、学術増進
・赤…商売繁盛、金融順行
・黄…火難防止、五穀豊穣
・白…家内安全
・紫…心願成就
です。
詳細な灯し方は看板があるので、そちらをご覧ください。
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●所在地
新潟県長岡市飯塚870番地
●アクセス
JR信越本線 越後岩塚駅より徒歩約5分
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長岡市もみじ園
越路地域のもみじ園は、明治29年頃神谷の大地主、高橋家の別荘の庭園としてつくられたものです。
約4千平方メートルの敷地内には、樹齢150~200年のもみじや山桜、ツツジなど多くの植物が植えられています。最も多く植えられているイロハカエデは、北から九州地方の太平洋側に野生するモミジの一種で、高橋家が事業の活動の場であった京都から優れた品種を移植したものと思われます。
平成元年に旧越路町が寄贈を受けました。
紅葉の時期には夜間のライトアップも行なっており、幻想的なもみじの様子を見ることができます。
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●所在地
新潟県長岡市朝日600番地
●アクセス
JR信越線 来迎寺駅下車徒歩10分
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越路ていしゃば交流施設「ここらて」
「ここらて」は2021年にオープンしたばかりで、宿泊や食事の他、お土産屋さんやパン屋さん、カルチャー教室や放課後学習支援教室など、地域で暮らす人にも、観光客にも優しい、越路の良さがギュッと詰まった施設です。
ちなみに「ここらて」とは新潟の方言で「ここだよ」とか「こっちだよ」という意味です。
おからを使った罪悪感の少ないスイーツもあります。
良寛牛乳ソフトクリームは一度は味わってみたいご当地ソフトクリーム!甘すぎず、牛乳の味を大切にしたさっぱりとした味わいです。
また、まちのパン屋さん「いろは」は地域で人気のパン屋さんです。
お昼には行列になることも!ここで焼いているので、フードコートには美味しそうなパンの香りが漂います。
みなさまのご来店、お待ちしております!
※本記事の写真は「長岡観光コンベンション協会」より引用しました。
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●所在地
新潟県長岡市来迎寺甲2602番2
●アクセス
JR信越線 来迎寺駅から徒歩1分
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