映画「峠 最後のサムライ」 ロケ地を巡る旅 第二回 【新潟下越エリア】

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写真提供:長岡観光コンベンション協会

新潟県下越地方のロケ地をご紹介

みなさん、こんにちは!
お待ちかね!映画『峠 最後のサムライ』ロケ地を巡る旅、連載企画第二回目です!!
今回は新潟県下越地区のロケ地5か所とおすすめスポットも併せてたっぷりご紹介させていただきます。
映画を鑑賞した方も、まだの方も、ぜひご覧くださいね♫

~関川村編~

①渡邉邸〈関川村〉

写真提供:関川村観光協会
最初にご紹介するのは関川村です。
関川村は新潟県と山形県との県境近くにあり豊かな自然が広がる村。歴史的な建造物も多くあり、映画でも2か所のロケ地があります。
そんな関川村ロケ地の1か所目は『渡邉邸』
渡邉家は村上藩主の家臣であった初代儀右エ門善高が関川村に転居した1667年以来の旧家です。文化14(1817)年に建てられた主屋は国の指定重要文化財に指定され、最も特徴的な造りの一つが、「石置木羽葺屋根(いしおきこばぶきやね)」です。
屋根には木羽二十万枚と石一万五千個が使われ外観からも豪壮さが伺えます!
渡邉家は豪農であると同時に酒造業や廻船業を営み、大名貸しをするほどの豪商だったとか。
酒造業を営んでいた渡邉家の蔵からは、1987年になんと宝暦6年(1756年)の酒が見つかっており、これは記録が残る日本最古の酒と言われています。
こちらは継之助の髪を結う妻”おすが”と戦の世の中で一時の平穏な時間を過ごす河井家の邸宅として使われました。
渡邉邸について詳しくはこちら

②東桂苑〈関川村〉

画像提供:関川村観光協会
画像提供:関川村観光協会
渡邉邸に隣接する『東桂苑』は明治38年に当時の建設技術の粋を集めて建築されました。
東桂苑は国の指定重要文化財である渡邉家の分家にあたり、日本瓦葺寄棟造りの風格ある建築物です。
館内ではコーヒー・アイスクリーム・そば(土日のみ)を提供しているほか、庭園を眺めながらいただくことができるお弁当(要予約)もあります。
こちらは継之助の従者、松蔵の屋敷として使われました。
東桂苑について詳しくはこちらから

~新発田市編~

③新発田城〈新発田市〉

画像提供:(一社)新発田市観光協会
続いてご紹介するのは、月岡温泉がある新発田市です。
新発田市のロケ地になったのは『新発田城』
新潟県内で江戸時代のまま残る唯一の城郭建造物として、日本100名城に選ばれています。「表門」「旧二ノ丸隅櫓」は当時のままの姿で残され、国の重要文化財。白と黒が美しい海鼠(なまこ)壁で仕上げられいる点も見どころのひとつで、本丸の形が舟のように見えることから「舟形城」と呼ばれたり、周囲が湿地で菖蒲(あやめ)がたくさん咲いていたことから「菖蒲城」とも呼ばれています。
そんな新発田城は、桜の名所としても有名です。
白い城と桜のコントラストがきれいで満開時は、ぼんぼりが設置され夜桜も楽しめます。
お堀に映える夜桜とライトアップされたお城のコラボレーションは見応えがありますよ!
映画では、戦が始まり慌ただしく兵が闊歩する長岡城内の様子を、当時の様子を残す新発田城を活用することで臨場感をもって描かれています。
新発田城について詳しくはこちら

新発田城のあとはアヤメの名所『五十公野公園』へ

画像提供:(一社)新発田市観光協会

別名「アヤメ城」として呼ばれている新発田城…
なぜアヤメ?と思われましたよね。なぜかと言うと新発田市には毎年6月頃に約300品種、60万本のアヤメ(ハナショウブ)が咲き誇る「全国都市公園100選」の指定を受けた五十公野(いじみの)公園があり、アヤメの花が綺麗に咲くとして県内でも有名なんです。
新発田城から車で約10分、面積89.3ヘクタールの陸上競技、サッカー、テニスなどができる総合公園内の敷地に約300品種、約60万本が植えられており、園内にあるアヤメ園は「日本四大あやめ園」の一つに数えられ、時期にはアヤメが咲き競い子どもから大人まで楽しめます。
ぜひ時期が合えば訪れてみてはいかがでしょうか?

~新潟市編~

④北方文化博物館〈新潟市〉

画像提供:(一財)北方文化博物館
新潟市のロケ地になったのは、越後の大地主伊藤家の旧大邸宅『北方文化博物館』です。
広大な8,800坪の敷地に、65の部屋を設けた1,200坪の母屋が建ち、主屋・大広間・茶室・蔵といった建物をはじめ、池泉回遊庭園や歴代当主によるコレクションなどの美術品を鑑賞できます。
他にもおみやげ処・喫茶・食事所(予約制)・宿泊施設(予約制)など施設も充実しています。
こちらでは長岡藩が一同にそろい踏みする藩邸宅の場面で、荘厳な雰囲気の中撮影されました。

樹齢150年の大藤が中庭を埋め尽くす

画像提供:(一財)北方文化博物館

人気アニメに出てくるお屋敷に似ていると、大広間が話題スポットになり、見たことある方も多いのではないでしょうか?
ですが今回ご紹介したいのは、中庭に樹齢150年、幹まわり1m60cm以上の大藤です。
この大藤は甘い香りを放って藤色の花を房状に咲かせます。
開花に合わせ、ライトアップも実施するんですよ。
ここは、春は桜、夏はハス、秋は紅葉、冬の雪景色など四季折々の風情ある表情でいつ訪れても楽しめる場所なんです。
また、北方文化博物館の公式Facebookでは『峠』の撮影エピソードや関係する展示物のご紹介をされているので、来館前にぜひチェックしてくださいね。

北方文化博物館について詳しくはこちら

~五泉市編~

⑤慈光寺〈五泉市〉

写真提供:五泉市役所
最後にご紹介するのは、JR五泉駅から車で約20分のところにある僧侶の修行道場だった『慈光寺』です。
慈光寺は応永10年(1403)頃、傑堂能勝によって中興開山され、江戸時代には越後四ヶ道場のひとつとして繁栄しました。
新潟県内でも回廊を残す曹洞宗寺院は稀で、大変整った七堂伽藍をもつ貴重な寺院があり、本堂・庫裏・禅堂及び衆寮・山門・回廊・経蔵の6棟は国の登録有形文化財に登録されています。
映画の中でも、参道に立ち並ぶ樹齢300〜500年の杉の巨樹は静謐な雰囲気で、峠道や光福寺の本営として登場しています。
駅たびコンシェルジュ新潟の編集部スタッフも、曹洞宗の古刹慈光寺の参道入口から、県天然記念物の慈光寺杉並木や滝谷川のせせらぎなどの自然のやすらぎを存分に感じながら歩いてきました!

ふと見上げるとそこには・・・『りゅ、龍?!』

そうなんです!
こちらはパワースポットにもなっている龍神杉(りゅうじんすぎ)!
杉の巨木から自然と枝が分かれ、まさに空に昇っていく龍そのもの!!!
駅たびコンシェルジュ新潟の編集部スタッフも思わず拝んでしまいました(笑)。
京都を中心とした、西国三十三所の観音の聖地にもなっているのでこれからの季節、青々とした参道でリフレッシュしてください!

慈光寺について詳しくはこちら
みなさん、新潟県下越エリアのロケ地5か所はいかがでしたでしょうか?
下越も広く5か所巡るには2日は必要になってきます。
周辺観光やグルメも併せて『峠』のロケ地を楽しんでみてくださいね♪
次回は『長岡市編』
7月25日頃公開予定です。お楽しみに!!

今回ご紹介した5か所のロケ地はこちら

①渡邉邸(関川村)
②東桂苑(関川村)
③新発田城(新発田市)
④北方文化博物館(新潟市)
⑤慈光寺(五泉市)

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画像提供:JR東日本
画像提供:JR東日本
詳しくはJR東日本のホームページをご覧ください。
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