モダン新潟からレトロ新潟を巡る新潟市内観光

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駅の近くの場所ではモダンを、車で40分の場所ではレトロを!

今回、*and trip.編集部は新潟市内観光に行ってきました。新潟と言えば、スキー!!を思い浮かべる方が多くいらっしゃるかと思いますが、新潟市内(新潟駅から車で40分以内)には、モダン新潟とレトロ新潟を巡れる観光スポットが多くありましたので、ご紹介致します。
3月24日新潟駅に到着すると、まだ新潟は東京とは違い、ダウンコートが必須な程の寒さ。新潟まで行く新幹線の車窓からは、雪景色が見えた程でした。ご案内して頂いた、新潟観光コンベンション協会の方によると、冬の新潟の天気は変わりやすく、曇天で時には雨や雪が混じる日が多いとのこと。私たちが訪れた際も、曇天。晴天であればなお良いですが、新潟の特徴を味わえる曇天もまた魅力。

★新潟市内が一望できる、Befcoばかうけ展望室

晴天の時は新潟市内を一望
夜景がこちら!!
新潟駅からバスで15分程の所に、朱鷺メッセがあります。その展望室は、地上125mに位置しており日本海側随一の高さを誇っています。また、新潟市内はもちろん日本海、佐渡島なども360°見渡せる空間が広がっています。
こちらの展望室は入場無料のため、新潟市内観光の最初に訪れる場所として立ち寄ると、新潟の全体像が分かり観光の参考になること間違いなし。また、早朝や夕方、夜に行くとまた違った一面が。新潟市内に宿泊する方や、新幹線の乗車時間に余裕がある方は是非行ってみて下さいね。
Befcoばかうけ展望室

★伝統を守りながら、時代の変化を楽しむ今代司酒造(いまよつかさしゅぞう)

新潟駅から歩いて15分程で行ける一番近い酒造として有名な、今代司酒造。こちらには、時代の変化に柔軟に対応しながら古き良き伝統を守っていく姿も垣間見ることが出来る、モダンとレトロが融合したスポット。
酒蔵見学は予約制で、無料で行われています。約30分程スタッフの方から丁寧に説明を受けることができ、最後には試飲も楽しめます。日本酒好きの方なら、新潟の日本酒の知識をより深く知ることができる場として、普段はあまり日本酒は飲まない方でも、こちらの説明を聞いた後は、日本酒を飲んでみようかなとチャレンジしたくなること間違いなし。

蔵見学(無料)の様子

伝統が伝わります
様々な手法で貯蔵されています

日本酒だけではない?スイーツやガチャガチャまで!

プリンは人気のため、お早目の来店を!
はずれなしのガチャガチャだそう。
今代司酒造

★豪農伊藤家の人生から新潟の歴史を紐解く、北方文化博物館(ほっぽうぶんかはくぶつかん)

こちらは、新潟駅から車で約40分の中心地から少し離れた所に位置し、新潟の歴史と文化を豪農伊藤家の建築やお庭、貯蔵品から学べる、レトロ新潟が堪能できる穴場の観光スポット。今回は、学芸員さんのお話を聞きながら、当館を見学してきました。
越後随一の大地主、豪農伊藤家のかつての家主は伊藤文吉氏。2016年に残念ながら亡くなり、現在はその名を襲名する者はいなくなってしまいましたが、一度は耳にしたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。1756年から始まった伊藤家の歴史は250年余り。北方文化博物館の中を巡ると、様々な日本や新潟、世界の歴史の移り変わりが見て取れます。
それは、終戦直後の日本が米軍の占領下になる時まで遡ります。全てが米国式に入れ替わろうとしていた頃、米国側から伊藤邸の土地を利用し米軍のマンションを作りたいとの依頼があったそうです。
しかし、七代目の伊藤文吉氏はただ米国に土地を受け渡すのではなく、世界の歴史と文化を伝える博物館を持ち合わせた場所にしたいから残してほしいとの交渉をしたとのこと。その結果、貴重な品と豪農の家としてのそのままの姿を今まで受け継いでいくことが出来、今も世界の歴史と文化を伝える北方文化博物館として新潟の穴場スポットとなっています。
お庭を拝見できるお部屋は、3間に分かれています
VIP席からの眺め
また、編集部一押しスポットはこちらの大庭。百畳敷と呼ばれる大広間から眺める景色は名庭師の田中泰阿弥(たなかたいあみ)氏が残したもので、お庭は三間に続く大広間から見ることができ、それぞれ趣向の異なる眺めにしつらえてあります。

モダンとレトロを両方楽しめる新潟市内観光の選択肢としてご検討下さい!!
北方文化博物館
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