2つの湧水で醸すお酒!? ~青梅線沿線の酒蔵 小澤酒造~

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300年の歴史をもつ小澤酒造。豊かな自然に囲まれ、地域の人々に支えられてきた酒蔵です。そんな小澤酒造の魅力に迫ります。

小澤酒造のお酒のひみつ

キリッとした辛口からまろやかな甘口まで、酒質のバリエーションに富む小澤酒造のお酒。ひとつの酒蔵でバリエーションがだせる秘密は、二種類の仕込み水にあるそうです。ひとつは酒蔵の裏山にある「蔵の井戸」。岩盤を140m掘られたこの横井戸から湧く水は、ミネラルを多く含む中硬水です。もうひとつの井戸は多摩川を挟んで蔵の対岸の山奥にある「山の井戸」。こちらは穏やかな軟水が湧いています。どちらの湧水も日本酒造りに不要な成分が少なく、仕込み水として高いレベルを満たしています。小澤酒造ではこれら二種類の仕込み水を使い分けることで様々な酒を醸しています。秩父古生層の岩盤を掘り抜いた洞窟の奥から湧き出づる仕込水、連なる山々と豊かな緑、澄み切った奥多摩の空気、選りすぐった原料米、磨き上げた技。それを結集して、一滴の美酒として仕上げています。

青梅の地で受け継ぐ酒蔵の営み

奥多摩の山々
23代目当主である小澤幹夫さんに青梅の魅力について尋ねると、「一言でいうと自然。自然からなるものが圧倒的に多い」とのこと。例えばお酒の原料は米と水。山が綺麗でないと、綺麗な水は生まれることはありません。
小澤酒造はかつて林業を営んでおり、近隣の山を多数保有していることから、山林の保全や管理を行うことに使命感を感じているといいます。またこの地域に住む人々はみな自然を大事にという意識があり、青梅では自然が身近にあることで人々が繋がり、暮らしているのだそう。
小澤さんは、青梅で生まれ、一度都心でサラリーマンとしての経験を積んだ後にこの地へ戻ってきました。300年もの間この地で脈々と受け継がれる伝統を紡ぎながら、「唯一無二」の感動を与えられる酒蔵を目指して、酒造りを受け継いでいます。

澤乃井を五感で感じる

小澤酒造を訪れると、酒蔵見学や「きき酒処」でのきき酒体験のほか、多摩川のほとりに広がる庭園「澤乃井園」では、お酒やお土産のショッピングに軽食もお楽しみ頂けます。奥多摩の大自然の中で伝統の酒造りに触れてみてはいかがですか?

■酒蔵見学(無料)
澤乃井のお酒が出来るまでの工程や蔵に関するお話、蔵内の見学をすることができます。
見学の最後には、澤乃井の 『 きき酒 』 を楽しむことができますので、お酒が好きな方、興味のある方はぜひご参加ください。
※新型コロナウイルスの感染状況により変更の場合があります。詳しくはお電話かHPでご確認をお願いいたします。

■きき酒処(有料)
澤乃井直営である「きき酒処」では、常時10種類程のお酒が用意されています。
きき酒を通じて色んな酒との出会いをお楽しみ下さい。
【ご案内】
5勺(90ml)のきき猪口がついております。
おかわりは全品100円引き(但し、お猪口は付きません)
きき酒処でお渡しした5勺のきき猪口は次回お持ちの場合は、おかわり価格(100円引き)になります。
きき酒処でお渡しした青猪口10個と、非売品の赤猪口1個と交換します。

※車両等を運転する方のきき酒は、ご遠慮ください。
小澤酒造株式会社
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