秋の黒部峡谷へ!トロッコ電車に乗って紅葉めぐり

  • 富山
  • 観光する
黒部峡谷トロッコ電車と新山彦橋(写真提供:とやま観光推進機構)
北陸で屈指の紅葉スポットといえば、富山県黒部市の宇奈月駅から欅平駅までを黒部川沿いに走る「黒部峡谷トロッコ電車」。かつては人を寄せ付けないほどの秘境だった日本一の深さを誇るV字形の谷「黒部峡谷」を駆け抜けるトロッコ電車の車中から眺める景色はまさに絶景です。 特に10月下旬頃からはじまる秋の紅葉シーズンは山々が赤や黄色に色づき、川のエメラルドグリーンとの美しいコントラストが楽しめます。トロッコ電車を降りて欅平駅や鐘釣駅周辺を歩きながら峡谷の色鮮やかな紅葉を眺めたり写真撮影するのもおすすめですよ。
後曳橋
奥鐘橋
鐘釣駅が近付いてくると右手に見える、標高1949メートルと一際高いサンナビキ山は、周りの山に先駆けて雪が降ることから「さきがけ山」とも呼ばれています。秋に山頂が初冠雪する頃には雪、紅葉、そして裾野の緑が重なりあい、その美しい色彩から「黒部の五段染め」といわれている景色が見られるかもしれません。標高が高く天候が変わりやすいため、山頂が雲で覆われて見えない場合もありますが、お天気の良い日は要チェックです!
宇奈月温泉駅
紅葉を楽しんだ後は、情緒あふれる温泉街をのんびり散策してみてはいかがでしょうか。宇奈月温泉駅のホーム上にある足湯「くろなぎ」は、駅の中からも外からも利用可能です。行き来するトロッコ電車や富山地方鉄道のレトロな電車を眺めながら、弱アルカリ性単純泉のつべつべ美肌の湯に浸ってゆったりと足を休めることができるので、電車の待ち時間などにもぜひお立ち寄りください。

富山県の紅葉スポットといえば、先月の記事でご紹介した立山黒部アルペンルートの紅葉も見ごろを迎えています!今の時期は、立山ロープウェイに乗って空中から見ることができる「タンボ平」の紅葉が特に美しいです。黒部平庭園あたりの色づきも進み、歩きながら紅葉を満喫するのもおすすめ。

紅葉のアルペンルート記事はこちらからどうぞ!
↓↓↓
そして、10/6(木)には例年より早く室堂や大観峰で初雪が観測されました!山頂からだんだんと冬の気配も近づいてましたが、黒部ダム周辺や美女平などの紅葉のピークはこれからです。まだまだ秋のアルペンルートをお楽しみください。
立山ロープウェイ
2024年には黒部峡谷トロッコ電車の終点、欅平駅と立山黒部アルペンルートの黒部ダムを結ぶ新ルート「黒部宇奈月キャニオンルート」の一般開放も予定されており、今後ますます注目のエリアです。秋色に染まった色とりどりの絶景を間近に感じてみてはいかがでしょうか。
この記事に関連するタグ
前の記事 一覧へ戻る 次の記事
関連記事