長野・松本の名湯【白骨温泉 湯元齋藤旅館】で掛け流しの湯と信州の味覚を楽しむ
- 長野
- 泊まる

3日入れば3年風邪をひかない?
実はこのお湯、最初は透明で徐々に白く濁っていくのです。その秘密など白骨温泉についての詳細は以下の記事を読んでみてくださいね!
「和」を感じる宿【白骨温泉 湯元齋藤旅館】

それぞれが織りなす【白骨温泉 湯元齋藤旅館】ならではのひとときを実際に宿泊してきましたので、ご紹介いたします!
16:00 チェックイン
いよいよ【白骨温泉 湯元齋藤旅館】へ到着。立派な佇まいに圧巻です・・・。扉をくぐると、和を感じる木造建築でモダンな雰囲気、非日常感があります。ロビーもシックな家具を中心とした造り。どこにいても落ち着けるおとなの空間で居心地の良さを感じます。
お部屋まではスタッフの方に広い館内を丁寧にご紹介いただきつつ、多少の談笑。おもてなしの気持ちが感じられます。いよいよ本日のお部屋に到着。旅館でお部屋の扉を開ける、筆者はこの瞬間の高揚感が大好きです。

少しお部屋で休憩したところで、今回の旅の目的でもある温泉へ向かいます。


17:00 白骨の湯へ・・・
筆者が最初に入るのは薬師の湯。洗い場に内風呂と屋根付きの露天風呂があります。浴場に入ると早速硫黄の香りが漂ってきました。体の汚れを綺麗に落とし、いざ白骨の湯に入浴です。程良い温度に保たれた乳白色の湯に入ると、日頃の疲れが一気に洗われるようです。露天風呂はごつごつとした岩が並ぶこぢんまりとした造り。広々とした浴場も良いですが、コンパクトな露天風呂は落ち着きを感じます。外は小さな庭園のような造りで、この日はあいにくの雨模様でしたが、雨がしとしとと落ちる雰囲気は他にはない特別感がありました。筆者は雨で良かったと感じています。
お部屋に戻ろうかと思いましたが、まだ夕食には少し早い時間。ここでお部屋までご案内いただいたスタッフの方との話を思い出しました。
筆者「雨の日は屋根のない露天風呂のみの鬼が城は入れなかったりするんでしょうか?」
スタッフさん「入れないことはないですが、雨に打たれて修行のようになるのであまりおすすめはできないですね(笑)」
外はまだ雨。しかしこの雨に特別感を感じた筆者は「修行」のために鬼が城へと向かいました。もちろん、他のお客さんの姿はなく。貸切の露天風呂にさらに魅力を感じました。脱衣所を出るとそこには露天風呂。洗い場もないひと昔前の温泉の雰囲気を残しているとのことでした。雨はさらに強さを増していましたが、ここまで来たら入るしかありません。降りしきる雨に打たれながら白骨の湯を楽しみました。スタッフの方が仰るように「修行」そのもので、我慢できず少しだけ屋根のかかるところに移動。これも旅の良い思い出の一つとなりましたが、ご入浴はご自身の責任でお楽しみくださいね。
19:00 夕食


次に出てきたのが揚げ物。ひねられた魚に細い棒状の物、これは一体・・・。実は信州安曇野の郷土料理である「円揚げ(つぶらあげ)」というお料理で、虹鱒(にじます)を背開きにしてまるごと揚げた物です。周りにある細い棒状の物はそばの揚げ物。ポリポリとしていて食感が気持ちよく、ほのかにそばの風味が香ります。ちなみに黄色い物はもろこしの揚げ物。フワフワで甘味を感じられる珍しいお食事でした。さて、メインの円揚げを一口。魚の竜田揚げのような塩気のある揚げ物を想像していましたが、なんと甘塩っぱい。それもそのはず、味付けは醤油、酒、みりんなどで甘味を強めに仕上げるからだそう。おかずやおつまみだけでなく、おやつとしてなど手軽にいただける信州安曇野の郷土料理なのです。
最後に山菜御飯、野沢菜などのお漬物、信州黒味噌を使ったお味噌汁とデザートで夕食終了。地のものを使った宿は多いと思いますが、ここまでのこだわりは珍しく感じ、大満足の夕食でした。


22:00 もう一度・・・
身体がポカポカと温まり、徐々にウトウトしてきました。お部屋に戻り、すぐに布団へ。良質な湯に入ったからか、いつもより深い眠りにつけました。
6:30 温泉宿の醍醐味・朝風呂
眠い目をこすりながらやってきましたが、徐々に覚めてきました。しかし少しばかりポカポカ・・・。このゆったりとした時間は早く起きて温泉に来た者だけが得られる優雅なひとときです。この時間がいつまでも続けばいいのですが、やはり体は正直。たらふく夕食をいただいたのにも関わらず、お腹が空いてきました。名残惜しいですが、朝食に向かうことにします。
8:00 朝食
朝食の目玉は2つ。源泉で温める湯豆腐と飲泉可能な温泉で炊き上げた温泉粥です。特に温泉粥は硫黄泉の癖が全くなく、一口、また一口と入れるごとに身体に染み渡る独特な感覚が感じられます。かつて食事が十分に摂れないお客さんに薬湯である温泉でお粥を炊いて提供したことが始まりと言われているそう。白米やパンの用意もありますが、ぜひ胃腸の調子を整える【白骨温泉 湯元齋藤旅館】自慢の温泉粥をご賞味ください。


10:00 チェックアウト
特別なことは何もしない特別なひととき
-
●所在地
長野県松本市安曇白骨温泉4195
●アクセス
JR松本駅より車で約70分
アルピコ交通上高地線 新島々駅よりバスにて約65分
※本記事の内容・サービス等は変更している場合があります。
※画像はすべてイメージです。