川崎に居ながら五感で味わえる南インド料理専門店『Kerala Kitchen(ケララ キッチン)』

  • 神奈川
  • 食べる
『Kerala Kitchen(ケララ キッチン)』 「ビリヤニ」ほか人気メニュー
皆さま、今年の夏は「猛暑」・「酷暑」と耳にすることが多かったですね。すでに暦の上では秋、朝夕は秋の気配を感じることもありますが、まだまだ残暑も続いております。さて、この暑さをどうやって乗りきるか。サウナや岩盤浴で汗をかくことも良いですが、スパイスの効いたカレーを食べて汗をかくのはいかがですか。共通する点は毛穴から汗がにじみ出るイメージでしょうか。不思議とスッキリしますよね。そこで今回は川崎に新しくオープンした南インド料理専門店をご紹介します。
オーナーのカリイル クリシュナンさん

JR川崎駅前の複合商業施設「LA CITTADELLA(ラ チッタデッラ)」に2023年8月5日(土)南インド料理専門店『Kerala Kitchen(ケララ キッチン)』がオープンいたしました。食べログ「アジア・エスニック EAST 百名店 2022」にも選ばれた川崎・新丸子店の2号店です。ラ チッタデッラ限定のメニューやその日だけのオリジナルメニュー「Today's Special」も人気です。毎日、翌日の限定メニューをオーナーのカリイル クリシュナンさんが考え、シェフと共有なさるそう。「冷蔵庫が無かった時代はこうやって飲み物を保存していたんですよ」と、素焼きの水差しが結露している様子を見せながら気さくに笑顔で教えたくれたオーナーのお人柄、シェフやスタッフ皆さんの優しさが伝わってきます。

本場ケララへのこだわりと想い

店内カウンターは木の温もりが感じられ、素焼きの食器類やスパイス類がきれいに並んでいます

木のぬくもりを感じる店内とオープンテラスではテーブルと椅子のデザイン、木目、カラーが異なります。素焼きの食器類は全て『Kerala Kitchen(ケララ キッチン)』のロゴが一つ一つ刻印されているオリジナルです。オーナーのクリシュナンさんがご自身の目利きで仕入れたスパイス、バナナの葉、サトウキビで作られたストロー、料理ごとに使い分けるお米、オリジナルの食器類はすべて本場ケララの風と共に直送の船便で届いたこだわりの品々です。ちなみにシェフもケララのご出身だそうです。店内の細部へのこだわりに南インド・ケララ州の魅力を存分に感じられるお店です。

インドで一番有名なケララ州タラシェリ地方の「ビリヤニ」

「エビのビリヤニ」プリプリのエビの食感が楽しめます

「ビリヤ二」とは、インドを含めた南アジアのムスリム文化圏のほか、インド以外の地域でも食べられている米料理のひとつです。お米とともに羊肉や鶏肉、魚、野菜、そしてさまざまなスパイスを加えて炊き込んだり、蒸し焼きにして作られます。『Kerala Kitchen(ケララ キッチン)』では、オリジナルの素焼きの”ポット(壺)”で提供するスタイルか、バナナの葉で結んで蒸した″キリ”で提供するスタイル、どちらかを選ぶことができます。”キリ”を開くとバナナの葉の香りがさらに食欲を刺激します。ピクルスとパッパド(豆せんべい)、ライタ(ヨーグルトサラダ)が付き、混ぜて食べます。「ビリヤニ」には本場ケララより仕入れた「ジラカシャラライス(小さめのライス)」が使われており、お料理ごとに使用するお米を使い分けています。

ケララでも人気の定食「ミールス」

「ミールス」南インドでよく食べられているケララでも人気の定食

「ミールス」とは、南インドでよく食べられているケララでも人気の定食のことです。素焼きの器に彩り鮮やかなお料理で、テーブルに運ばれてきた瞬間に視覚と嗅覚から食欲が湧いてくるのを感じます。スパイスの効いたスープをはじめ、副菜やピクルスなど様々な南インド料理が味わえる盛りだくさんの定食がミールスなのです。南インドのカレーは、油分が少なくサラッとしていて焙煎した芳ばしいスパイスの香りが特徴です。「自分の好みの味になるように少しずつ混ぜてみてください。パッパド(豆せんべい)も割り入れて混ぜるといいですよ」とオーナーのクリシュナンさんが優しく教えてくれました。パッパドを手で割り入れる触感もぜひ楽しんでください。混ぜるたびに味が変わるなんて楽しいですよね!「ビリヤニ」にも共通しますが、最後は自分が器の上で完成させる楽しみ・喜びが『Kerala Kitchen(ケララ キッチン)』にはあります。

本場ならではのオリジナルドリンク

「ラッシー」インド定番のドリンクと言えばコレですよね!

ドリンクメニューも豊富でコールドドリンク、ホットドリンク、アルコールをお楽しみいただけます。「ラッシー」はお店によって味が違って感じられるますよね。『Kerala Kitchen(ケララ キッチン)』の「ラッシー」は手作りヨーグルトから作る自家製で、しっかりとヨーグルトを感じる濃厚さがあるのに、さっぱり爽やかなのどごしです。もう1杯飲みたいな!そんな気分にさせてくれます。

オリジナルの素焼きの器にバナナの葉を被せ、サトウキビのストローを刺して飲む「クダムカラキ」

アーユルヴェーダの知識を活かした約40種類のスパイスは準備が整い次第、量り売りを始められるそうです。その時の気分によって最良のスパイスを購入できる量り売りのスタートもとても楽しみですよね。

お食事をなさっているお客さまとスタッフの方々とのさりげない会話の中に、お皿の上で自分好みの味を完成させるためのヒントがちりばめられているようです。また訪れたいという気持ちにさせてくれる点が、食べログ「アジア・エスニック EAST 百名店 2022」にも選ばれた所以ではないかと感じました。去りゆく夏の思い出に、スパイスの効いたお料理で汗をかいてスッキリと整い、パワーチャージする!そして、秋を迎えるのはいかがでしょうか。ぜひお出かけください。
『Kerala Kitchen(ケララ キッチン)』公式 Instagramはこちら
『LA CITTADELLA(ラ チッタデッラ)』公式HPはこちら
この記事に関連するタグ
前の記事 一覧へ戻る 次の記事
関連記事