まるで戦国時代?!福井県が誇る奇跡の遺跡【一乗谷朝倉氏遺跡復原町並】

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一乗谷朝倉氏遺跡(写真提供:福井県観光連盟)

福井で戦国時代にタイムスリップ

一乗谷朝倉氏遺跡は、戦国時代に100余年にわたって越前の国を支配した朝倉氏の城下町跡です。武家屋敷・寺院・町屋・職人屋敷から道路に至るまで、町並みがほぼ完全な状態で発掘され、278ヘクタールという広大な範囲が国の特別史跡、4つの庭園が特別名勝、出土品が重要文化財に指定されています。
風格ある一乗谷朝倉氏遺跡の唐門
日本を代表する中世都市遺跡であり、令和元年(2019)には日本遺産にも認定されました。一乗谷には当時、京都のような整然とした町並みがあったことも確認され、この町並みを代表とする武家屋敷と町屋からなる町並みが200メートルにわたって復原されています。道の真ん中に佇めば、戦国時代の賑やかな城下町の様子が浮かんできますね。

復原された武家屋敷で当時の生活が感じられます

武家屋敷(写真提供:福井県観光連盟)
武家屋敷(写真提供:福井県観光連盟)

視覚の不思議「遠見遮断方式」を知っていますか?

復原町並みを訪れたらぜひとも体験していただきたいポイントがあります。それは「遠見遮断方式」といわれる、当時の城下町で採用されていた防護策です。道を湾曲させることで侵入してきた敵は先が見えづらい一方、こちらからは敵の姿がよく見えるという仕組みです。

聞いてるだけではどういうこと?と思ってしまうかもしれません。ぜひお友達やご家族と、この道で向かい合い、実感してみてください!
復原町並み(写真提供:福井県観光連盟)

ロケ地としても有名です!

一乗谷朝倉氏遺跡は、ドラマやCMのロケ地として使用されていることもあり、入り口にはロケ地MAPが設置されています。皆さまもドラマの登場人物や城下町の住民気分を味わってみてはいかがでしょうか。
一乗谷朝倉氏遺跡ロケ地MAP

散策していると突然現れる色鮮やかな和傘

復原町並みの中には映えスポットもあります!和傘の前で素敵な写真を撮って旅の思い出にしてみてくださいね!
和傘スカイ

春はお花見も

一乗谷朝倉氏遺跡周辺一帯では桜が咲いています。見ごろは例年4月中旬ごろ。

唐門のすぐ側にある薄墨桜や、遺跡のあちこちでは糸桜(しだれ桜)が咲きます。越前朝倉氏最後の当主・11代目の朝倉義景は一乗谷にやってきた足利義秋(15代室町幕府将軍・のちの義昭)を歓迎し、南陽寺境内にある糸桜をながめる宴を催したというお話も残っています。
風に揺れる枝垂桜
またすみれのお花畑を見ることもできました。遺跡の散策に加え、お花の鑑賞もいかがでしょうか?
すみれの絨毯

おすすめの所要時間

遺跡はとても広いので最低でも1時間半は散策の時間をとることをおススメします。近くにある「福井県立一乗谷朝倉氏遺跡博物館」とセットで訪れるとより一層楽しめますよ。博物館と併せて行く場合には、2施設合わせて3時間程度あると余裕をもって見ることができます。

福井にお越しの際は、ぜひ一乗谷朝倉氏遺跡で歴史に触れてみてください。

▼「一乗谷朝倉氏遺跡博物館」のご紹介はこちら

▼一乗谷朝倉氏遺跡近辺のおすすめランチ

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