職人の技を見てみよう!【藤次郎オープンファクトリー】工場見学に行ってきました!

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工場全体が見渡せます

目の前で職人の技を見れます!!

新潟県のほぼ中央にある燕市は、昔から金属加工品が有名です。
その燕市でプレス技術を用いて世界に誇る包丁を作っているのが「藤次郎」。

みなさまも名前を聞いたことあるのではないでしょうか。

その「藤次郎」は2017年に「藤次郎オープンファクトリー」として工場を公開し、ものづくりの現場を間近にご覧いただくことができます。
そして、いかにして藤次郎が形づくられていくのか、そのルーツや製品づくりに込める想いを垣間見ることができます。

そんな藤次郎オープンファクトリーに駅たびコンシェルジュ新潟のスタッフが行ってきたので、ご紹介いたします!!

工場内はこうなっています!

エントランス

藤次郎の世界観が凝縮されたフォトパネル
藤次郎の歴史を学べます
たっぷりと光の差し込む明るいエントランスには、プレスによって包丁の形に抜かれた金属板や、職人、工程等の写真を展示され、藤次郎の世界観がぎゅっと凝縮された空間となっています。

奥には実際の製品見本と共に、藤次郎の歴史を振り返ることができる「製品アーカイブ」が展示されています。

また、室内から炉で加熱した鋼材をハンマーで叩き鍛えながら、包丁の元になる形を作る鍛造の工程を見ることも!
ガラス越しではありますが、響く音や飛び散る火花は迫力満点!!
鋼材と真摯に向き合う職人の表情にもご注目ください!!!

工程紹介

工程が一目でわかります
藤次郎オープンファクトリーでは「量産」と「手作り」2つの工程を見学できます。

見学できる量産品の生産工程はこちら

レーザーカッターの機械
職人の技が光ます
①型抜き・レーザー
プレスやレーザーで鋼材から包丁の形を切り抜きます。

②焼入れ・焼戻し
鋼材を高温で熱し、冷却することにより硬度と粘りを与えます。

③NC自動研削
焼入れした刀身を回転する砥石で、水をかけながら断面をくさび形に削っていきます。

④溶接
刀身とハンドルの金属部分を溶接します。職人の手仕事によって、自動溶接には向かない部分も溶接できます。

⑤口元研磨
刀身とハンドル溶接部(口元)を研削して凹凸の無いなめらかな形状に仕上げます。

⑥目通し・自動目通し
刀身の表面にヘアライン(目通し)を入れて、使用する際につくキズを目立ちにくくします。なお、自動目通し機にかけられないものは、手作業で目を入れます。

⑦洗浄
前工程で付着した研磨粉を全自動超音波洗浄乾燥機を使って洗い落とします。
溶接の様子

量産品と言っても、機械だけではなく職人による手作業も多くあります。


作業をしている、職人さんの手元を見ると何やら無骨なものに固定している…


これ、「治具(じぐ)」と呼ばれる道具で、職人さんの手作りなんです!
治具は工作物を固定したり、穴開けの位置を指示したりする器具ですが、今使っているものが完成形ではなく、使っていくうちに改良しどんどん良いものにしているそうです。


日本の職人さんの技術の高さを感じますね!!

見学できるハンドメイド品の生産工程はこちら

1枚の鋼材がこうなります
作切りの様子
①鍛造
炉で加熱した鋼材をハンマーで叩き鍛えながら、包丁の元になる形を作っていきます。

②成型
鍛造の際に生じたゆがみを取り除き、余分な部分を切削して形を整えます。

③刀身研削
刀身の厚みを削り落として、くさび形の形状をつくり上げます。

④ハンドル組立
板材にハンドルの形状をケガいて加工し、職人が一からハンドルを製作します。

⑤ハンドル磨き
ハンドル部分を研磨して、吸いつくようななめらかな形状に仕上げます。

⑥作切り
タガネとハンマーを用いて、職人が手仕事で一丁一丁に銘を彫り込みます。

⑦刃付け
荒研ぎ・中研ぎ・仕上げ研ぎ・最終仕上げの順に、段階を踏んで刃を付けていきます。
鍛造の様子

量産品の生産工程は1日3,000丁の包丁を作っていますが、ハンドメイドの工程は1日15本しか作れません。


それだけ職人が1本1本手作業で丁寧に仕上げています!


特に鍛造は一枚の鋼材が包丁の形になっていったり、作切りで文字を入れたりと職人の技術の高さはどれも圧巻です!!!

タイミングが合えば、鍛造ではマイクを付けた職人さんが直接案内してくれますし、作切りではキーホルダーにお客さまの名前を入れすサービスを行っています。


ぜひ職人さんに話しかけてみてくださいね♪

工場見学の後はお買い物♪

ナイフギャラリー店内
こちらでは、包丁を購入することができます!
豊富な商品ラインナップをはじめ、新製品の展示から販売も行っています。
実際に使い心地を確かめながら、スタッフの解説付きで最適な一丁を選べます!

工場見学の後なので、職人さんの技術の高さや包丁に対する想いを知った後ではより輝いて見えますね♪

おすすめは「三徳包丁」
三徳の名の通り、肉も魚も野菜もこれ1本で大丈夫!!
また購入した包丁にその場で名入れすることもできます!!!
(料金はスタッフまでお問い合わせください)
藤次郎ナイフギャラリー小川さま

また、気になるお手入れですが、藤次郎公式YouTubeチャンネルにてお手入れの方法を公開しているのでそちらをご覧になるか、こちらにお持ちいただければ研ぎなおしをしてくれるとのこと。
普段のお手入れは公式YouTubeチャンネルで確認し、ここぞという時はプロにお任せ!と使い分けても良さそうですね♪
※研ぎなおしは有料

工場見学は予約なしでも出来ますが、スタッフによるガイド付き工場見学(約1時間)をご希望の場合は事前の予約が必要です。
詳細はホームページでご確認ください。


みなさまのお越しをお待ちしております!!

藤次郎のホームページはこちら
工場見学動画です

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