自分へのご褒美に♪【下風呂湯ったり送迎タクシー】を使って青森・下北1泊2日温泉旅をしてみました!(前編:むつ市、下風呂温泉郷編)

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下風呂湯ったり送迎タクシー1日目(むつ市、下風呂温泉郷編)
本州、青森県の北の端にある「下風呂(しもふろ)温泉郷」をご存じですか?目の前には海、後ろには山という絶好のロケーションを持つ、室町時代から知られる歴史ある温泉郷です。徒歩でぐるりと回れてしまうほど、こぢんまりとした温泉郷ですが、3つもの泉質があり、お湯の違いをじっくりと楽しむことができます。

下風呂温泉郷は青森の北のすみにあります
そんな下風呂温泉郷へは車でしか行くことができません。公共交通機関のバスもありますが、ここは自分へのご褒美としてのんびりゆったりと楽しめる「下風呂湯ったり送迎タクシー」で旅をしてみませんか?

下風呂湯ったり送迎タクシーとは?

2024年10月12日(土)~2025年2月28日(金)までの期間限定で運行されている貸切タクシーです。1人~9人まで利用可能でJR下北駅と下風呂温泉郷をつないでおり、途中で観光施設などにも立ち寄ることができます。複数のプランがありますが、今回は往路にAプラン、復路にCプランを利用して旅をしてきましたので、その様子をじっくりお届けします!
下風呂湯ったり送迎タクシープランの詳細・ご予約はこちらから

1日目:行程

1日目は下風呂温泉に向かう途中に、観光スポットに立ち寄り、下風呂温泉を満喫します。
下風呂湯ったり送迎タクシー1日目行程

14:30 JR下北駅から出発

まずは下北エリアの玄関口であるJR下北駅へ。タクシーの出発時間は午後のため、JR東京駅出発の場合でも9時台の新幹線で大丈夫です。東北新幹線を利用される場合は、JR八戸駅で乗り換えてくださいね。

電車でJR下北駅に到着した場合、30分ほど時間があるのでお手洗いを済ませたり飲みものを購入したりしておくと便利です。駅のすぐ隣には観光案内所もあるので立ち寄ってみるのもいいかも。
JR下北駅前でパチリ
取材をしたのは12月のはじめ。まだ雪は積もっていませんが、外は寒いので駅の待合室でタクシーを待っていると、運転手さんが迎えに来てくれました。荷物をタクシーにつめこみ、早速出発します!
あいにくの曇り空ですが、好天を願って出発します!

14:55 海鮮倶楽部いさりびハウスでお土産購入

今回利用のAプランでは立ち寄り1箇所選択コースと2箇所選択コースがありますが、今回は2箇所選択コースをチョイス。まずは立ち寄り箇所の1箇所目、「海鮮倶楽部いさりびハウス」へ向かいます。

車内はあたたかくちょっとウトウトしつつも30分ほどで到着。
タクシーならあたたかくて楽々です
いさりびハウス外観。晴れてきました!
写真の右端にみえる巨大なスルメイカのオブジェが目印のいさりびハウスではなんと300種類以上の珍味が購入できるそう。特にイカの珍味は豊富なのだとか。
大きなタコの足にびっくり!
美味しそうな加工品も
ホタテの塩辛、青森県産アンコウのとも和え、たことんび、他にもスルメイカなど珍味がずらり!海産物が好きな方にはたまらないラインナップです。宝探しのようにじっくり吟味してしまいました。冷凍食品は持ち帰りが難しいため、クール便での発送がおススメ。乾物ならタクシーに乗りながらかじるのもありです!
イカの乾物は珍しいものをチョイス
小さい袋は食べ比べに便利♪
今回はお土産に乾物を購入しました。イカの珍味はほかではあまり見かけない「焼剣先するめ」「いか墨さきいか」、しっかり形が残った食べ応えがありそうな「するめ足」をチョイス。「いきいき産直便くいしんぼシリーズ」は1袋が小さくいろんな味を楽しめるのが決め手。お家に帰ってからお酒と一緒に思い出に浸りながら食べるのもいいですね♪

15:35 不思議な景観!ちぢり浜

お土産を購入し、ホクホクしながらタクシーに乗り込みます。海沿いを走る場所もあり、思わずカメラを構えてしまいました。海が見えるとワクワクしますよね♪
車窓から海をパシャリ
景観を楽しむこと15分ほどで「ちぢり浜」に到着です。
目の前に広がる奇岩に目を奪われます
じっくり眺めるとどれも不思議な形です
ちぢり浜は下北ジオパークの地質サイトの1つ。不思議な形をした岩々を見ることができます。干潮時に訪れるのがおススメですが、今回は残念ながら少し潮位が…。それでも不思議な形をした岩々と海の景観は一見の価値ありです。夕焼けまでずっと眺めていたくなるような素敵な風景でした。今度は干潮時を狙ってリベンジしたいです。
不思議な形の岩は古代生物の骨のよう
岩の上部は軽石が多く含まれているのだとか

16:00 下風呂温泉に到着!

ちぢり浜の景観に後ろ髪をひかれつつ、タクシーに乗り込むと5分ほどであっという間に下風呂温泉に到着です。

車から降り立つと海風にのって硫黄の香りが漂ってきました!硫黄と言っても臭いというよりもむしろ卵のいい匂いで個人的には好きな香りです。温泉への期待が高まりつつ、本日のお宿として予約した「下風呂観光ホテル 三浦屋」さんへ。
三浦屋さんはタクシーを降りてから徒歩すぐです
タクシーで楽々だったのでまだまだ元気!フロントでチェックインを済ませ、お部屋で一休みをしたら早速散策に出かけます。

お宿周辺をプチ散策

行先は事前にチェックしておいた「蒼の洞窟」。2024年9月に完成した出来立てほやほやのアート作品です。三浦屋さんからは徒歩すぐのところにありましたよ。道沿いから少し奥まったところにあるので見逃さないように気をつけてくださいね。
蒼色が印象的で水族館のよう
白っぽく見えるのは蝋で描かれた海の生き物たちです
蒼の洞窟はLEDで内側から照らされているためとっても幻想的な雰囲気。さまざまな青色に海の生き物たちが描かれじっくり見ていると「こんな生き物もいる!」と楽しい発見も。

こちらのトンネルは幻の大間鉄道の駅ホームに行くために作られた「下風呂隧道(しもふろずいどう)」。地元の方の生活道路として実際に使われている場所でもあり、無料で鑑賞できます。弘南鉄道田舎館駅のアートなどで知られる青森県出身のアーティストGOMAさんと地元の小学生などの参加者が作り上げたあたらしいアートスポット、下風呂散策の際は見逃さず訪れてみてくださいね♪

夕ご飯の前に温泉へ

軽い散策を済ませたら少し暗くなってきたので宿に戻り、温泉を楽しむ準備をしましょう。「下風呂湯ったり送迎タクシー」を利用するといただける「下風呂の本」と「下風呂湯ったり送迎タクシー楽しみ方ガイド」で下風呂温泉等について学ぶことができます。
ちょうどいいサイズの「下風呂の本」
楽しみ方ガイドはスマホで視聴します
3つの泉質や宿泊施設ごとの温泉の違いを読み込んだら、いよいよ温泉へ!まずはホテル内の温泉へ向かいます。
内風呂
半露天風呂
こちらは下風呂温泉の3つの泉質の内の「浜湯系(はまゆけい)」で濃厚な硫黄と潮の香りが特徴とのこと。入ってみると内湯は透明な温水でほどよい温度♪温まったところで半露天風呂へ。硫黄の香りが強く、とろみのある泉水でお肌がすべすべになりそうです!海の景色を楽しみながら熱めの温泉で身体の芯から温まりました!

海の幸に舌鼓♪夕ご飯をいただきます

温泉に入ってすっかりくつろいだところで、待ちに待った夕ご飯をいただきます。下風呂温泉郷がある下北エリアは新鮮な海の幸が食べられると県内でも有名なエリアだけあり、期待が高まります。
季節のおまかせ膳プランの一部(一例)
今回は「季節のおまかせ膳プラン」をいただきました。地元の風間浦村(かざまうらむら)や下北エリア等で獲れた海の幸を使った料理はどれもおいしい!特に下北エリアにある東通村(ひがしどおりむら)の生ウニ、地元の岩海苔を使った茶碗蒸しは絶品です!これまで食べてきた生ウニの中でも一番かもというくらいの美味しさ。岩海苔はのり好きの方におススメ。海苔のほどよい塩気と旨味がたまりません。

取材時はまだはじまっていませんでしたが、夕ご飯としておススメしたいのがこの時期限定の「鮟鱇(あんこう)フルコース」(2025年1月11日~3月31日までの期間限定)。
鮟鱇フルコース(過去提供時のもの)
三浦屋さんの玄関に飾られている鮟鱇のねぶた
実は冬の風間浦村の名物は鮟鱇(あんこう)。ここ風間浦村では全国的にもめずらしく活きた状態で水揚げされるため、とても新鮮なものが食べられるのだとか。そのため鮟鱇と言えば鍋料理ですが、風間浦村では他の場所では滅多に食べられないお刺身や握りずしなんかもいただけるそうです。三浦屋さんでは贅沢なフルコースが食べられます。食べてみたい…!時期に行かれる方は風間浦鮟鱇を忘れずに味わってみてくださいね。

夕ご飯のあとも温泉へ♪

お腹がいっぱいになったらお部屋に戻ってのんびりリラックス。このまま寝てしまいそうになりますが、温泉ももっと楽しみたい!お腹がこなれたころを見計らい、三浦屋さんの近くにある「下風呂温泉 海峡の湯」へ行ってみました。
海峡の湯外観(写真は夏に撮影したもの)
通常は券売機でチケットを購入
先ほどチェックした「下風呂の本」によると、海峡の湯では下風呂温泉郷で楽しめる残り2つの泉質「大湯(おおゆ)」と「新湯(しんゆ)」が楽しめるとのこと。大湯は最も古く乳白色、新湯は湯の花が舞うさらりとした透明のお湯だそうです。どんな温泉かワクワクしながらいそいそと向かいます。
海峡の湯
2つの泉水のうち、まずは新湯に入浴。熱めの温水で、外の景色を眺めているとあっという間に冷えた体が温まっていきます。つづいて大湯に足を入れるとすぐに肌が赤く!熱めのお湯で入るとピリピリしますが身体の芯から温まる感じがします。常連さんと思われる先客の方は慣れているようでとても気持ちよさそうでした♪

浴室内にはサウナも完備されており、内気浴スペースに椅子が2脚と水風呂もありました!サウナ室の中には5分の砂時計が2か所に設置されており、温度計は約90度となっていました。整いました~♪
休憩所
券売機で購入できる湯花
温泉からあがったら、食堂の横にある休憩所でひとやすみ。帰り際、券売機で湯花(ゆばな)を売っているのを発見!思わずお土産に購入してしまいました。湯花は大湯と新湯の2種類あり、好きなほうを購入できます。

湯花は煮焚きのお風呂に入れるのはNGとのことですが、お風呂に入る際に洗面器で溶かして湯上りに身体にかけたり、足湯にしたり、はたまた溶かしたものをスプレーボトルに入れて身体に振りかける、なんてこともできるそうです。お家でも下風呂温泉が楽しめるなんて嬉しい♪

21:00 就寝

お宿に戻ってもまだ身体はポカポカでいい気分♪部屋の大きな窓から暗くなった海を眺めているとピカピカ光るものが。漁火(いさりび)かな?とぼんやりしているうちに眠気が忍び寄ってきてお布団へ。明日を楽しみに就寝です。

2日目の記事はこちらから

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