大迫・石鳥谷エリアで文化体験!岩手県花巻市 【第2回多拠点居住お試しツアー】

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花巻市総合文化財センター
「多拠点生活してみたいな~」なんて考えたこと、一度はありませんか?コロナ禍を経てフルリモートやテレワークを活用した柔軟な勤務形態が広まっている中、岩手県花巻市では、居住地=拠点を1カ所に限らずに全国色々なところに構える「多拠点居住者」を花巻市に呼び込む取組みとして、全4回の多拠点居住お試しツアーを実施し、その様子を情報発信しています。

第2回目を2024年11月14(木)から16日(土)までの2泊3日で実施しましたので、ここではツアー企画に携わった*and trip.編集部員が当日の様子や、参加者の声をお届けします!

多拠点居住とは?

今回のツアーでは、「多拠点居住」をこのように定義しました。

“主たる生活拠点の他にも、住宅やアパート、宿泊施設等(以下、「その他の拠点」)を利用しながら、主たる拠点とその他の拠点で、テレワークやハイブリットワークをはじめとする様々な仕事や生活をしていること。”

コロナ禍を経て、出社せずともパソコンさえあればどこでも仕事ができる環境になりましたよね。そのようなテレワーカーに向け、将来的に花巻市を多拠点居住もしくはその先の移住先として選んでいただきたいと考えています。そのために、まずは花巻市の文化やひとを知っていただくツアーを実施しました。そして、参加者が花巻市で体験したことを情報発信し、その情報をご覧になった方が花巻市に行ってみたい!と思い、花巻市に足を運んでいただくことを目指しています。

▼第1回ツアーの記事はこちらから

第2回のツアー行程

今回のツアーは花巻市のうち、ぶどう栽培やワイン醸造が盛んな「大迫(おおはさま)エリア」と南部杜氏発祥の地である「石鳥谷エリア」をメインに、以下の行程で巡りました。テレワークを行いながら花巻市の文化やひとに触れていただく内容となっています。
第2回の行程

当日の様子①川源ぶどう園

ツアー最初の立寄り場所は、大迫町の「川源ぶどう園」です。大迫は岩手県内でも有数のぶどう産地で、品質が良いことで知られており、その起源は約70年前まで遡ります。当時、町が台風で深刻な被害を受けた際に、知事が大迫の土地質がワイン醸造に向いていることに着目し、復興策としてぶどう栽培を奨励したことから大迫のぶどうづくりの歴史が始まったそうです。今回、そんな大迫にある「川源ぶどう園」にお邪魔しました。

今回、通常の収穫時期(8月中旬頃~10月中旬頃)は終わっていたのですが、特別にシャインマスカット狩りをさせていただきました!そして、その後は園内にあるピザ窯を使用し、昼食用のピザづくり体験をさせていただきました。都心ではめったに体験できない薪割体験から始まり、その後はピザ生地を伸ばし、好きなだけ具材を乗せてアツアツの窯へ!そして今回は農園の方のご厚意で、シャインマスカットを贅沢に使用したデザートピザもいただきました!シャインマスカットとはちみつの甘さにチーズとベーコンの塩味が加わり、感動的な味わいでした♪
意外とコツが必要な薪割体験
シャインマスカットのピザ

当日の様子②花巻市総合文化財センター

川源ぶどう園での昼食の後は、花巻市総合文化財センターに伺い、学芸員の方にご案内をいただきました。ここは、分散保管されていた花巻市内の埋蔵文化財資料を一カ所に集約・収蔵保管している施設で、調査研究・整理・情報発信・保護を行っています。花巻市内には旧石器時代から近世までの1,000カ所にも及ぶ埋蔵文化財の遺跡があり、これらの発掘調査なども、花巻市文化財センターが行っているそうです。館内2階では、職員の方々が調査・整理作業をしている様子や、出土した土器を見学することができます。1階の常設展示室では、「早池峰」をテーマに、「早池峰の自然」、「早池峰山岳博物館」、「早池峰信仰と神楽の世界」、「早池峰の自然とともに生きた古代人たち」の4つのコーナーが展示されています。ツアーでは、早池峰山の固有種のご説明や、ユネスコ無形文化遺産に登録されている早池峰神楽のビデオ鑑賞等をしていただきました。
土器の見学
早池峰神楽のビデオ鑑賞

当日の様子③エーデルワイン (EDEL WEIN)

1日目の最後は、大迫でワイン醸造を行っているエーデルワインを訪れました。エーデルワインは今から約60年前からワインづくりを行っており、原料となるぶどうはすべて岩手県で栽培されています。そんなこだわりのワインは国内外のワインコンクールで高く評価されています。ちなみに、ワインは英語表記だと「WINE」ですが、エーデルワインでは「WEIN」とドイツ語表記です。これは、大迫町がオーストリアのベルンドルフ市と友好都市であることからドイツ語表記にしているのだそうです。そして、「エーデルワイン」はアルプスの名花「エーデルワイス」から名付けられたんだそうです。今回のツアーではガイド付きで工場の見学をしながら、試飲もお楽しみいただきました。参加者皆さんが「おいしい!」とお土産にワインを購入されていました♪
エーデルワイン工場見学

当日の様子④道の駅石鳥谷

2日目は道の駅石鳥谷を訪問しました。道の駅石鳥谷は1993年に岩手県内の道の駅第1号としてオープンしました。2023年にリニューアルオープンを迎え、日々地元の方々の利用等で賑わっています。今回、道の駅では花巻市、花巻商工会議所の方との交流会を行いました。参加者を含め全員が自己紹介を行った後、道の駅のある「石鳥谷地区」についての紹介をしていただきました。

●石鳥谷について

石鳥谷は花火大会や秋祭りなど、イベントが盛んな地区なのだそうです。また、福祉の町とも呼ばれ、障がい者の受入れ体制が手厚く、「ルンビニーアート」という障がいを持つ方によるアートの展示会を行っているそうです。一方で、商店街等はイベント開催時には人が集まりますが、それ以外は人が来ないという課題も抱えており、商店街では、「まちのもの・人が集う」をコンセプトにした「小さな百貨店ぷらっと」を運営し、商店街中の商品を集め、高齢者が歩き回らずとも買い物ができるほか、コミュニケーションが取れる場を作っているというお話をいただきました。

●道の駅について

開業30年を迎え、2023年にリニューアルした道の駅石鳥谷。もともと駐車スペースが少ない点や外観が分かりづらいことが課題だったそうですが、リニューアルによって駐車スペースは1.7倍になり、盛岡駅方面から車で入りやすい設計になっています。また、24時間使用できるトイレを設置し、キッズスペースや授乳スペースも充実させたそうです。その他にも、防災物資倉庫、マンホールトイレ、かまどベンチといった非常時に使用できる設備も設置することで、非常時には道の駅を防災拠点、物資の輸送拠点とできるような施設になっているそうです。

●意見交換

花巻市外に在住の方々からの新しい視点でのアイデアや、以前防災に関わる仕事をされていた方との意見交換が活発に行われました!

▼こんな意見・アイデアをいただきました
・イベントだけでなく、伝統芸能もたくさんあるのかが気になる!
・駐車場の空き次第で、キッチンカーを出せば人がもっと集まりそう!
・(道の駅の裏で田んぼアートをしていることを聞き)子どもにもわかるキャラクターでアートを作ったら影響力がありそう!
・災害時に通信会社が基地局を設置するが、ここはピッタリだと思う!
・せっかく来たならお酒を飲みたいけど、バスも止まるのか気になる!

お互い学び合いができるとても良い機会となりました!
意見交換の様子
非常時に使える「かまどベンチ」

当日の様子⑤南部杜氏伝承館

意見交換の後は、同じ道の駅内にある南部杜氏伝承館へ向かいました。石鳥谷は「南部杜氏の里」と言われており、「南部杜氏」は「越後杜氏」、「丹波杜氏」とならぶ日本三大杜氏の一つです。この伝承館も道の駅に合わせて昨年リニューアルしたばかりで、もともと酒蔵として使用されいていた土蔵を解体し、移築復元したそうです。館内では酒造りに関するパネルや用具を見ながら解説をしていただき、石鳥谷の酒づくりについて学びました。

2日目の午後、3日目はフリー行程だったため、それぞれテレワーク等自由にお過ごしいただきました♪
南部杜氏伝承館の見学

参加者からの声

これらの体験や地域の方との触れ合いを通じて、参加者の方からはこんな声をいただきました。

●私は東京都内に住んでおり、普段は在宅勤務メインの仕事をしています。出張で訪れた場所でテレワークをすることはあっても、今回のように業務外でその土地や人と触れ合う体験はしたことがありませんでした。今回訪れた大迫と石鳥谷で出会った方々は、心から花巻が大好きで話せば話すほど花巻に対する熱い想いが伝わってきて、たしかにこんな人たちに出会ったら住みたくなるなあ、と納得でした。2泊3日という短い時間だったにも関わらず、大変濃い体験をさせていただき、数週間ホームステイしたような気持ちでした。

●花巻での3日間、様々な経験をさせていただき、地域に関する知識が増え、とても充実していて楽しい時間でした。初めての訪問でしたが、必ずまた来たいと思いました。なぜまた来たいと思うのかと振り返ってみると、その理由にはやはり地域の皆さんと関わらせていただいたことが大きくあると思います。ぶどう園のお父さんやエーデルワインを案内してくださった方のぶどうやワインへの想い。総合文化財センターの学芸員の方の、早池峰独自の植生や伝統文化についての詳細なご紹介。交流会にご参加くださった石鳥谷で活動する市民の方が地域にどのような課題を感じていて、どのような町をめざしているのか。市内の説明・案内をしてくださった行政の方の、花巻の魅力がぎっしりつまったツアー企画。これら全て、お会いした皆様の花巻への愛だと思いますし、それを感じ取れたことが、花巻を好きになった理由だと思います。今回お話しさせていただいた皆様、大変ありがとうございました。またお邪魔します!

●花巻市に訪れ最高の時間を過ごすことができました。今回行くことができなかったですがスキー場やスケート場などもあり気候も涼しいので過ごしやすかったです。皆様も是非花巻市に訪れてみてください!

花巻市で多拠点居住を体験しませんか?

今回ご紹介したように、花巻市ではここでしかできない体験や温かい人に巡り合えます。多拠点居住に興味のある方も、今はない方も、是非一度花巻市に訪れ交流体験を行ってみてください。

また、花巻市定住推進課では、お電話や花巻市ホームページのお問合せフォームから、移住定住や多拠点居住などに関する相談を受け付けています。花巻を訪れた際に市役所で相談することも可能ですよ。

花巻市 定住推進課

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