家族で一緒に青森・岩手・秋田を楽しもう!【冬の北東北4泊5日モデルコース】

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青森「冬に咲くさくらライトアップ」
突然ですが、皆さんは東北に来たことがありますか?東北と聞くと何を思い浮かべますか?

東北、特に北東北と呼ばれる青森・秋田・岩手の3県では、冬になると雪に彩られた自然の美しさをお楽しみいただけます。スキー・スノーボードといったウィンタースポーツに加え、家族で楽しめるアクティビティも盛りだくさん!今回はそんな北東北3県を4泊5日で巡ってきましたので、その中でもおすすめスポットをご紹介します!
今回は秋田・青森・岩手の順番にご紹介していきます。最初に紹介する秋田県は、きりたんぽ鍋や稲庭うどん、比内地鶏など郷土料理が美味しいことで有名です。また、日本海側は降雪量が多い気候のため、パウダースノーの中スキーやスノーボードを楽しめます!東京駅から県の中心地・秋田駅までは秋田新幹線「こまち号」で約4時間です。

1日目:秋田「秋田内陸縦貫鉄道」、「森吉山阿仁スキー場」

東京駅から秋田新幹線「こまち号」で角館駅へ出発!

秋田新幹線で使用される「E6系」

秋田「秋田内陸縦貫鉄道」

銀世界の中走る姿は写真に収めたくなります。
角館駅から、雪景色が美しい路線として知られる秋田内陸縦貫鉄道に乗車します。車内からの景色も楽しみつつ、途中下車して写真を撮ってみるのも良いかもしれませんね!途中駅の阿仁前田温泉駅は、「クウィンス森吉」という温泉施設が駅舎になっており、入れば心身ともに温まること間違いなし。宿泊もできます!

「クウィンス森吉」の入浴可能時間:AM9:00〜PM9:00 (入浴最終受付:PM8:30)

※2025年1月現在の情報です。お出かけの際は必ず最新情報をご確認ください。
秋田内陸縦貫鉄道
クウィンス森吉

「森吉山阿仁スキー場」

樹氷は日本でも限られたスキー場でしか見ることができません!
秋田内陸縦貫鉄道の阿仁合駅から予約制の「森吉山シャトル」に乗り換えて「森吉山阿仁スキー場」へ。上質なパウダースノーだけでなく、樹氷を楽しみながら滑ることができます。樹氷とは、気温が氷点下となった時に空気中の水の粒が凍って樹木に付着し、それが何層にも重なって発達していく現象のこと。複数の気象条件が重ならないとできないため、見ることができるスキー場は限られます。森吉山阿仁スキー場では、そんな樹氷ができる仕組みを教えてくれる「樹氷教室」や、「夜の樹氷観賞会 (予約制)」など樹氷に関するイベントも開催しており、家族みんなで楽しめること間違いなしです!

アクセス:秋田内陸縦貫鉄道阿仁合駅から「森吉山シャトル」で約25分(要予約)
森吉山阿仁スキー場と周辺の観光情報サイト ANI SKI RESORT

2日目 秋田「陽気な母さんの店」、青森「冬に咲くさくらライトアップ」

秋田「陽気な母さんの店」

「たんぽ」を「切って鍋に入れる」ことから「きりたんぽ鍋」と呼ばれています。
秋田内陸縦貫鉄道の終点・鷹巣駅(JR鷹ノ巣駅)でJR線に乗り換え、大館駅から車で約20分。秋田県の名物である「きりたんぽ鍋」の製作体験とお食事ができる施設「陽気な母さんの店」へ。「きりたんぽ鍋」は、お米をすりつぶして作る「たんぽ」を「切って鍋に入れる」ことからその名がついています。先生であるお母さんとお話ししながら作ったたんぽと、どこか懐かしい味のお鍋の味が相まってとても美味しく、とても良い思い出になりました!一緒にご飯を作って家族の絆を深めるにも、地元の人とのふれ合うにも最適な施設です。

※予約が必要です(4名様から)。
アクセス:JR奥羽本線・花輪線大館駅から車で約20分
陽気な母さんの店 | チアフルマザーショップ

青森県に突入!

青森県は東北の中でも最北端に位置し、北海道のすぐ南側にあります。東京駅から中心地の青森駅まで直接行く場合は、新青森駅まで「はやぶさ号」に約3時間乗車し、在来線の奥羽本線に1駅乗車します。青森県はりんごの産地として有名で、海外でも人気が高まっています。

青森「冬に咲くさくらライトアップ」

2月28日までの期間限定。必見です!
スキー・スノーボードを楽しんだ後は、電車を乗り継いで青森県に入り、弘前へ。弘前城は桜の名所として知られ、お濠に桜の花びらが浮かぶ「花いかだ」が人気ですが、冬は雪を被った桜の枝と水面に浮かぶ雪が桜色にライトアップされ、まるで冬なのにお花見をしているような感覚にさせてくれます。駅のポスターや旅行サイトなどでよく見かける景色ですが、直接見た時の感動はひとしおです!冬限定の幻想的な光景をお見逃しなく!

※開催は2月28日まで。
アクセス:JR奥羽本線弘前駅からバスで約15分
【公式】青森県観光情報サイト Amazing AOMORI

3日目 青森「リンクステーションヒルズ雲谷(モヤヒルズ)」、「ねぶたの家ワ・ラッセ」

青森「リンクステーションヒルズ雲谷(モヤヒルズ)」

美しい夜景を見ながらのスキー・スノーボードは最高です!
青森駅に移動し、バスで「リンクステーションヒルズ雲谷(モヤヒルズ)」へ。昼は陸奥湾、ナイターでは青森市街の夜景を見ながら滑ることができるスキー場です。複数あるスキー/スノーボード教室から選べるほか、ファミリーゲレンデとしてソリゲレンデも完備されているので、お子さまも安心して楽しめます!イベントも定期的に開催しています。

アクセス:JR奥羽本線青森駅からバスで約40分
HOME of リンクステーションヒルズ雲谷(モヤヒルズ)

「ねぶたの家ワ・ラッセ」

青森市の伝統的なお祭り、「青森ねぶた祭」を身をもって体感できます!
青森駅の目の前にある、「青森ねぶた祭」について学べる施設「ねぶたの家ワ・ラッセ」へ。「青森ねぶた祭」は毎年8月に青森市で開催され、お囃子の演奏に合わせて「跳人」と呼ばれる踊り手が、掛け声とともに文字通り跳ねて盛り上げます。「ねぶたの家ワ・ラッセ」では、祭に出陣したねぶたの展示、スタッフの演奏に合わせて「ハネト体験」やお囃子の体験等ができます。ハネト体験はもちろん、大きくてきめ細かな展示も家族みんなで楽しめるものばかりです!

アクセス:JR奥羽本線青森駅から徒歩1分
ねぶたの家 ワ・ラッセ

4日目 岩手「安比高原スキー場」

岩手県に突入!

最後にご紹介する岩手県は、青森県の南東に位置しています。県庁所在地の盛岡市は、ニューヨークタイムズ紙の「2023年に行くべき52カ所」に選ばれました。東京駅から盛岡駅までは「はやぶさ号」で約2時間10分です。

岩手「安比高原スキー場」

英語が話せるスタッフが多数在籍しており、スクールに入る際も安心です。
東北新幹線で盛岡駅に移動し、JR花輪線安比高原駅乗り換え、バスで安比高原スキー場へ。世界のスキー観光産業の中で最も名誉ある「WORLD SKI AWARDS 2023」にて「Japanʼs Best Ski Resort」 最優秀賞を受賞した、日本を代表するスキー場です。英語対応可能なスタッフはインストラクター含め100人以上、3つのホテルを有する大型スノーリゾートで、私もその規模の大きさにはひたすら圧倒されました。クラフト体験工房など、悪天候時の室内アクティビティも充実しているので、お子さまも安心して楽しめます。

アクセス:JR花輪線安比高原駅からバスで約10分
※バスの運行は通年ではありませんので、必ずスキー場またはホテルにご確認ください。
APPI Snow Mountain Resort 安比高原スキー場 公式サイト

5日目 岩手「小岩井農場まきば園」、「猊鼻渓舟下り」

岩手「小岩井農場まきば園」

2月16日まで「第3回 雫石冬フェスタ in 小岩井農場」が開催されています!
盛岡駅からバスに乗り、年間を通じて様々なアクティビティが行われている「小岩井農場まきば園」へ。春から夏にかけてはトラクターがけん引する客車に乗り、非公開森林エリアをめぐる「ファームトラクターライド」や、直近では1月25日~2月16日まで開催されるイベント「第3回 雫石冬フェスタ in 小岩井農場」など、家族で楽しめるイベントが盛りだくさんです!また、岩手山を見ながら食べるアイスクリームは絶品なので、こちらもお見逃しなく!

アクセス:JR東北新幹線盛岡駅からバスで約35分(冬季運休。ただし「雫石冬フェスタ in 小岩井農場」開催中は臨時バスが運行。)
小岩井農場

「猊鼻渓舟下り」

2025年で国の名勝指定から100周年!
盛岡駅から新幹線で一ノ関駅乗換、JR大船渡線で猊鼻渓駅へ。徒歩10分ほどで猊鼻渓に到着します。2025年で国の名勝指定から100周年を迎える、由緒ある観光地。こたつ舟の中で、前沢牛のすき焼きをはじめとした温かい昼食を堪能できるのは冬の特権です(要予約)!景色はもちろん、途中で下船して岸壁に空いた穴に「運玉」と呼ばれる玉を投げ入れる体験や、猊鼻渓に古くから伝わる民謡の披露など、楽しみがいっぱい!バリアフリー対応の舟もあるので、車椅子ご利用の方も安心して利用できます。

アクセス:JR大船渡線猊鼻渓駅から徒歩約10分
商品予約ページ(外部サイト)
日本百景・名勝 猊鼻渓舟下り

東北新幹線「はやぶさ号」で東京へ!

東北・北海道新幹線で使用される「E5系」
いかがでしたか?ここで紹介した施設以外にも、冬の北東北は魅力がいっぱいです!ぜひ一度訪れてみてください!

今回ご紹介した秋田県・青森県・岩手県について、詳しくはこちらをご覧ください。

・秋田県

STAY AKITA – Depth of Beauty –

・青森県

【公式】青森県観光情報サイト Amazing AOMORI

・岩手県

いわての旅

北東北への旅に便利なきっぷ

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今回は冬の北東北のおすすめスポットをご紹介しましたが、別の時期に訪れると、春の桜や秋の紅葉など違った景色を楽しめます。冬に限らず、ぜひJR EAST PASSを使って何度でも北東北を訪れてみてください!
金額・有効期限等は2025年1月現在の情報です。ご利用前に必ず最新情報をご確認ください!
JR-EAST - JR東日本
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