製鉄産業の近代化を象徴する現存する日本最古の洋式高炉跡【橋野鉄鉱山】
- 岩手
- 観光する
幕末に、開国を迫る海外の強国と戦う戦力を備えるため、蘭学の経験と知識を活かし、軍備の製造に力を入れました。鉄製の大砲を作ろうと薩摩藩をはじめ、当時日本各地に高炉が築かれ、橋野鉄鉱山はその一つにあたります。蘭学と西洋兵学の知識を持った盛岡藩士大島高任の指導のもとで、橋野鉄鉱山は鉄の大量生産が可能になりました。その製鉄技術の高さから製鉄業発祥の地と誇られるほど、広く知れわたりました。
当時使っていた三基の高炉、種焼窯と事務所のような場所である御日払所が保存されており、2015年に世界遺産に登録されました。近くの橋野鉄鉱山インフォメーションセンターではわかりやすいパネルも展示されていますので、ぜひ訪ねてみてください。
-
●アクセス
JR釜石駅から車で約50分
※本記事の内容・サービス等は変更している場合があります。
※画像はすべてイメージです。