畑から布がつくられる不思議【からむし織】

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からむし織体験

からむし織とは、福島県の奥会津と呼ばれる地方の昭和村で作られる織物です。原材料となるのは「からむし」別名「苧麻(ちょま)」と呼ばれるイラクサ科カラムシ属の植物。また、からむしの繊維のことを「青苧(あおそ)」と呼んでいます。昭和村は本州における唯一、上布原料の産地で質が良いことで知られています。

からむしは雪解けの5月中旬頃にからむしの根を植えますが、 1年目は雑草を取り除く程度で、2年目以降にからむし焼をおこない、3年目から収穫ができるようになります。
植物の皮を剥いで繊維だけを取りだし、より合わせて糸にします。
作った糸は昔ながらの機織り作業によって立派な反物に仕上げられます。 糸がデリケートなため高度な技術を必要とするからむし織。
その古くから続く技術を評価され、平成29年に国の伝統的工芸品に指定されました。

さらりとした触り心地から、 肌に付着しない夏衣として気持ちよく、一度着用すれば他の織物を着ることができなくなると言われるほど。夏物衣料をはじめ、小物や装飾品など幅広い用途に用いられています。「道の駅からむし織の里しょうわ」では、からむし製品の購入が可能なほか、からむし織の体験ができます。パタンパタンとリズミカルに糸をくぐらせれば、織姫気分が味わえますよ。

当ページで使用する写真は、一般社団法人東北観光推進機構より引用しました。
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※画像はすべてイメージです。
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