JRフルーツパーク仙台あらはまだより「カシス登場!皆さん、カシスの和名知っていますか?」
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最近のJRフルーツパーク仙台あらはまでは、黒房スグリ(カシス)赤房スグリがいよいよ色付き始めました。収穫の時はまもなくです!
さて、前回の「JRフルーツパーク仙台あらはまだより」では、今がまさに旬のブルーベリーをご紹介しましたが、今回は同じく小果樹類である「スグリ」をご紹介します。あまり聞きなれない名前だと思いますが、カシスを和名で「黒房スグリ」と呼びます。そんなカシスの魅力を詳しくお話していきますよ!
カシスの生果実、見たことありますか?
【豆知識】海外では家庭でも親しまれるカシス
一方、欧米諸国では以下写真のマルシェのように、店頭には多くの小果樹類がイチゴと同格の扱いで並び、家庭でもごく普通に用いられる果実として親しまれています。(左から「木イチゴ」、「イチゴ」、「赤房スグリ」と並んでいます。)
カシスとグロゼイユ、その際立つ特徴は色味、酸味、風味!
カシスの特長
カシスは「黒房」と呼ばれるほど、限りなく黒に近い赤紫色をしています。赤い色素のアントシアニンがたくさん含まれているので、濃い色になります。アントシアニンは「ポリフェノール」の一種で、有色野菜や果物の赤紫色を構成する色素成分であり、抗酸化成分の1種です。眼精疲労に良く効くと言われます。ビタミンCも多く、イチゴやオレンジの数倍含まれています。際立つのは、その香りです。葉を少しちぎるだけで、独特の芳香が鼻をくすぐります。その色合いと風味、香りで、お菓子や料理に欧米では広く使われてきました。
グロセイユの特長
グロゼイユの最大の特徴は、その鮮烈な赤です。「ルビー」のような赤色は魅力たっぷりです。こちらも酸味が多く、コンフィチュールにすると、50%程度の砂糖の甘さにも全く負けず極めて濃厚な食味になります。種の周りのペクチンを上手に使うと、ゼリーのようなプルンとした食感で透明感のある素晴らしいコンフィチュールになります。数あるコンフィチュールの中でも、抜群の美味しさを誇ります。ソースにすれば、甘いバニラアイスクリームとの相性は、見た目も味も抜群です。ジュースもとても美しいです。
カシス、グロゼイユにも品種があります!
「JRフルーツパーク仙台あらはま」で育てているカシスの品種
ロシア生まれの早生品種です。大粒で寒さにとても強いです。
●(真ん中)カシス「ザルニッツア」
ポーランド生れの早生種です。果汁が多く、たくさん採れます。果肉の色素がいので、いろいろな加工品に向きます。
●(右)カシス「オグニスタヤ」
ロシア生まれの中手品種。
「JRフルーツパーク仙台あらはま」で出会うクッキングフルーツの世界
しかも、「JRフルーツパーク仙台あらはま」のクッキングフルーツは、小果樹だけではありません。イチジク、クッキングアップルとまだまだ続きますよ~!
■カシス&スグリの摘み取り体験■
・6月22日~27日、6日間での開催予定
・電話での事前予約制(1日5組限定)
スグリ&カシスは、主にジャムなどに加工、ケーキや甘いもののトッピングとして食べるのがおすすめです。(そのまま食べるとかなり酸味が強いのでご注意ください!)
JRフルーツパーク仙台あらはまの直売所でも、販売予定です。
※生育状況にもよりますが6月20日~予定しております。
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●所在地
〒984-0034 宮城県仙台市若林区荒浜新2丁目17−1
●アクセス
仙台市営地下鉄東西線「荒井駅」下車
仙台市営バス荒井駅2番のりば
震災遺構仙台市立荒浜小学校前行き
「震災遺構仙台市立荒浜小学校前」下車 バス停から徒歩5分※本記事の内容・サービス等は変更している場合があります。