日本三大車窓の善光寺平を一望【JR姨捨駅】

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JR姨捨駅から眺める善光寺平
日本三大車窓の1つである長野県にある姨捨(おばすて)駅。なぜ日本三大車窓と言われているのでしょうか?今回は人気の秘密や、ぜひ見ていただきたい景色をご紹介します。

「日本三大車窓」とは?

「日本三大車窓」とは、鉄道ファンの間で語り継がれている魅力的な車窓風景のことで、北海道・根室本線の狩勝峠超え、長野県・篠ノ井線の姨捨駅車窓、熊本県・肥薩線の矢岳超えの3スポットを指します。

「根室本線の狩勝峠超え」は「オメガカーブ」と呼ばれる急勾配のカーブから一望できる十勝平野や、日高山脈・阿寒の山並みの眺望が魅力でしたが、惜しくも1966年に廃線。「肥薩線の矢岳超え」は「矢岳駅」付近の矢岳第一トンネル~第二トンネル間で眺める霧島連山とえびの高原の絶景が魅力です。

「姨捨駅」の魅力

姨捨駅は、篠ノ井線の駅として1900年11月1日に開業した歴史ある駅です。標高551mの山の中腹に位置しており、今では珍しくなったスイッチバック方式を採用している駅でもあります。スイッチバックとは急勾配を登坂・降坂するためにジグザグに敷設された線路のことです。そのため姨捨駅の駅名標にはスイッチバックが緑の線で再現されています。
駅舎
駅名標

日本三大車窓・善光寺平を一望!

歴史ある姨捨駅から眺める景色は絶景です。手前に千曲市、奥に長野市が広がり、そしてそれらを囲むように山並みが続く善光寺平の眺めはさすが「日本三大車窓」のひとつ!春の新緑、夏の青空、秋の紅葉、冬の雪景色と四季を通じて絶景を楽しめます。
長野市方面の眺望(2023年9月中旬撮影)
戸倉方面の眺望(2023年9月中旬撮影)

観光列車「リゾートビューふるさと」号で行こう!

基本的に普通列車しか停車しない姨捨駅ですが、特定の日付に限り観光列車で行くこともできます。長野駅と南小谷(みなみおたり)駅を篠ノ井線・大糸線を経由して結ぶ快速「リゾートビューふるさと」号は、ゆったりとしたリクライニングシートと大きな窓からの眺望が魅力の観光列車で、長野駅発の便は姨捨駅で30分程停車するので、じっくりと善光寺平の絶景を楽しむことができます。

また、姨捨駅からの眺めは昼だけでなく夜も美しいのですが、夜景を楽しめる快速「ナイトビュー姨捨」号が、長野駅と姨捨駅の間で運行されます。運転日は下記リンクから確認をしてくださいね。
快速「リゾートビューふるさと」号
座席
【公式】のってたのしい列車 リゾートビューふるさと

▼快速「ナイトビュー姨捨」号のご紹介はこちら

長野駅周辺へのお泊りは「JR東日本びゅうダイナミックレールパック」でのご予約がオススメです!
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