のってたのしい列車で日本三大車窓の夜景を見に行こう!【ナイトビュー姨捨】

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JR姨捨(おばすて)駅からの夜景

日本三大車窓の1つ

突然ですが、皆さまは「日本三大車窓」をご存知でしょうか。そして、それぞれがどこにあるかご存知でしょうか。答えは...








北海道:根室本線 狩勝(かりかち)峠越え※現在は廃線。
長野県:篠ノ井線 JR姨捨駅
宮崎県:肥薩線 矢岳越え
うち1つは廃線になってしまっているので、実質「日本二大車窓」になりますが、今回ご紹介するJR姨捨駅は、都心からアクセスの良いJR長野駅から6駅先にあります。
標高551mの山の中腹に位置しており、ホームからは千曲(ちくま)市や長野市、晴れていれば遠く北信の山々まで望むことができます。
詳しくは以下の記事でご紹介しておりますのでご覧ください。
手前に千曲市、その奥に長野市と続き、更に奥には北信の山々が望めます。

のってたのしい列車「ナイトビュー姨捨」で夜景を見に行こう!!

素晴らしい景色を一望できることで知られるJR姨捨駅からの眺めは、日中に訪れるのは勿論ですが、夜に訪れるのもお勧めです。今回、筆者はJR姨捨駅からの夜景を楽しむために期間限定で運行されるJR東日本の(※)のってたのしい列車「ナイトビュー姨捨」に乗車してきましたので、その様子をレポートいたします。

「ナイトビュー姨捨」は、JR長野駅とJR姨捨駅の約22キロを結ぶ全席指定の快速列車で、JR長野駅を出発すると途中停車駅はJR篠ノ井駅のみ。車両は同じくのってたのしい列車として走る「リゾートビューふるさと」と同一で、車窓を存分に楽しめる大きな窓とゆったりとしたシートピッチが魅力です。

※のってたのしい列車:単なる移動手段ではなく、「乗る」こと自体が旅行の目的となるようなさまざまな楽しみを盛り込んだ列車。
JR長野駅に停車中の「ナイトビュー姨捨」。
大きな窓が特徴の1つ。車窓を存分に楽しむことができます。
JR長野駅を出発すると終点のJR姨捨駅まで僅か35分ほどですが、車内販売が実施され、乗車記念グッズなどを買うことができます。
夜の帳が下りゆく長野市内を駆け抜けて目的地のJR姨捨駅には19:22に到着。

ホームに降り立つと、心地良い夜風とともにカエルの大合唱が出迎えてくれました。ちょうど田んぼに水が張られていたのでカエルたちが出てきていたようです。そして、視線をホームの外に向けると小さな宝石を散りばめたように暗闇に無数の街明りが輝いていました。手前に千曲市が広がり、その奥に長野市が広がります。
夜の帳が下りゆく善光寺平。
ホーム上には展望案内図があるので、おおよその位置関係がわかります。
ホーム上ではボランティアの方々による夜景の案内があり、より詳しく夜景について知ることができるので、ご乗車の際は是非参加してみてください。
また、駅舎では地元の味噌蔵による味噌汁・甘酒の振る舞いや特設売店も開かれておりました。甘酒や味噌などを買うことができるのでお土産にお勧めです。

復路の「ナイトビュー姨捨」の出発時刻は20:29。約1時間の滞在で、夜景を楽しんだり案内に耳を傾けたりして過ごし、JR長野駅へと戻りました。
ちなみに、復路ではJR姨捨駅を出発して間もなく、車内が一部消灯されて夜景を眺めやすくしてくれます。夜景が見える座席はA席になりますので、ご予約時のご参考にされてみてください。
ホーム上でのおもてなしの様子。
駅舎内で振る舞われた米麴の甘さを感じられる甘酒と具沢山の味噌汁。
長野市へのお泊りは「JR東日本びゅうダイナミックレールパック」でのご予約がおすすめです!
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