こみせ通りの一角で銘酒を造り続ける酒屋【鳴海醸造店】

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外観

200余年の伝統を受け継ぐ

多くの伝統的建造物と木造のアーケードが連なる「こみせ通り」。その一角にたたずむ鳴海醸造店は、1806年より続く伝統深き酒屋です。当時の近江商人が建てたとされる蔵が残り、外装はもちろんのこと、中に入るとよりいっそう当時の雰囲気を感じることができます。
この醸造店では過去10年で様々な鑑評会で金賞を受賞しており、津軽ならではのお酒を味わうことができます。そのこだわりのお酒や製造に関してもう少し詳しく見ていきましょう!

青森県の原料にこだわる

八甲田山の伏流水
鳴海醸造店のお酒の大きな特徴の1つは、青森県の原料にこだわっているところです。岩木山と八甲田山に挟まれ、雪解け水に由来する伏流水やそこから作られる良質なお米、酵母。自然に恵まれ、高品質な原料によって作られるお酒は、津軽の自然の恵みを深く感じさせる特級品ともいえるのではないでしょうか。

酒蔵での酒造りにおいて

酒造りの様子
鳴海醸造店での日本酒造りは12月~3月の寒い時期に行われています。雪深い黒石市では自然の寒さの中で寒仕込を行うのが主流なようです。県産の酒米、酵母、そしてお水にこだわり、お米を幾度となく研ぎ、洗い、蒸すという膨大な作業を経ていきます。1つのお酒を造るには約1ヶ月半もの期間がかかります。精米歩合や酵母、温度経過の違いで酒質が異なってくるため、丁寧な作業が求められることを考えると納得できますね。このように蔵人さんが精を尽くして、造った美味しいお酒を十分に堪能できたらいいですね。

醸造店の中にある鳴海氏庭園

鳴海氏庭園
鳴海醸造店には庭園がありますが、こちらはなんと国の登録記念物にも登録されています。店内から庭園を見学することができ、時期によってつつじや藤、芝桜などのお花を観賞することができます。店内にある座敷から風流のある庭園見学を楽しんでみるのもおすすめです!

醸造店のベストセラー 「菊乃井」

看板商品「菊乃井」
出入口の木の表札にも書かれていて、鳴海醸造店を代表とするベストセラーである「菊乃井」。米や酵母、水などすべての原料を地元産にこだわっています。特別純米酒の定番商品はもちろん、多数の季節限定商品を取りそろえているため、風味や味わいなど自分好みや好きな料理に合わせて、商品を探す楽しみがあります。店内では試飲もできるため、今まで知らなかったお酒との新たな出会いがあるかもしれませんね。家で家族や友人と楽しむためのお酒を見つけに来てみてはいかがですか。
【青森県黒石市】酒造編<鳴海醸造店>
【鳴海醸造店 公式ホームページはこちら】
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