天下第一の桜!長野・伊那の【高遠城址公園さくら祭り2025】

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桜雲橋
長野の桜・お花見の名所といえば、伊那にある「高遠城址公園」。青森県の弘前公園、奈良県の吉野山に続く日本三大桜名所の1つであり、園内では高遠の固有種・タカトオコヒガンザクラが約1,500本も咲き誇ります。「高遠城址公園さくら祭り」は例年、桜の開花状況に合わせ咲きはじめから散り終わりの4月上旬から中旬まで開催されており、露店や演芸のイベントが実施されます。今回はそんな高遠城址公園さくら祭りの見どころや例年の開花状況などをご紹介していきます!

高遠城址公園と桜

高遠城の築城年代は不明とされていますが、もともとは戦国時代に高遠氏が拠点にしていた城と考えられています。当主であった高遠頼継が戦国時代に武田信玄によって滅ぼされ、高遠城は1547年に大改修が行われました。

その後、高遠城では武田信玄の五男・仁科五郎盛信(にしなごろうもりのぶ)が織田信長の嫡男・信忠と戦い、壮絶な死を遂げました。1871年の廃藩置県で取り壊され、荒れたままになっていた高遠城址に、旧藩士たちがかつて馬の姿が桜の花に埋もれて隠れたというほどの高遠藩の馬場の桜を城址に移植し、現在では全国有数の桜の名所となっています。
高遠閣とタカトオコヒガンザクラ
本丸の老木はこの時植えられたもので、桜の時期になると約1,500本のタカトオコヒガンザクラが花を枝いっぱいにつけます。長野県の天然記念物にも登録されているタカトオコヒガンザクラはソメイヨシノに比べて少し小ぶりで、濃いピンク色の花を咲かせます。その可憐さと規模の大きさは「天下第一の桜」と称され、樹林は県の天然記念物の指定を受けています。さらに1990年には、日本さくらの会の「さくら名所百選」にも選定。登録有形文化財の指定を受けた高遠閣と桜の2ショットは必見ですね。

高遠城址公園さくら祭り2025

桜の咲き始めから散り終わりまで開催される「高遠城址公園さくら祭り」は、園内で満開に咲き誇る桜を鑑賞するのはもちろんのこと、この時期限定のフォトスポットの設置や、伊那市の無形文化遺産「高遠ばやし」の巡行などお花見をさらに盛り上げるイベントがたくさん行われます!
桜雲橋

「高遠城址公園さくら祭り2025」詳細

■開催期間
咲きはじめ から 散り終わりまで
※おおよそ4月上旬ごろ~4月中旬ごろまで
■開園時間
8:00~17:00
※桜最盛期は6:00~22:00(最終入園21:00)
■有料期間
開花宣言翌日~散り終わりまで
■入園料
大人(高校生以上):600円、子供(小・中学生):300円
■駐車場
・公園周辺有料駐車場 約350台(普通乗用車:1,000円)
※駐車料金は開花宣言翌日から4/29まで必要(開花状況により変更あり)
※有料駐車場は城址公園の開園時間にあわせて開場
・無料臨時駐車場
無料臨時駐車場 最大約2,550台
※さくら祭り期間中は臨時駐車場が高遠町内に点在します
※開花状況、天候により閉鎖される場合があります。最新情報にご注意ください
詳細や最新情報は公式サイトをご確認ください。
高遠城址公園さくら祭り「駐車場情報」

期間限定のフォトスポット

開催期間中には、ハート型のフォトフレーム「SAKU♡フレーム」が園内の高遠閣前に設置されたり、日付入りSNS風フレームが園内の南曲輪に設置されます。お花見の思い出にフレームとともに写真を撮ってみてはいかがでしょうか。
SAKU♡フレーム
SNS風フレーム
今年は高遠町(現在の伊那市)の商家に生まれた画家・池上秀畝が残した「高遠城図屏風」パネルも設置されます。パネルは明治時代に描かれた「旧高遠城図真景」という幕末の高遠城鳥瞰絵図が使用されており、こちらも必見です。
池上秀畝「高遠城図屏風」パネル

高遠ばやしの巡行

高遠に伝わる伝統芸能「高遠ばやし」が園内を巡行し、夜桜をより一層妖艶に演出します。笛、三味線、太鼓などで連を作り囃子を練りながら歩く高遠ばやしは、元禄の頃の能が変化したものではないかと言われていて、伊那市の無形文化財に指定されています。

※開催日時は未定ですので公式サイトの最新情報をご確認ください。
伝統芸能「高遠ばやし」の巡行
高遠城址公園さくら祭り「イベント情報」

夜桜ライトアップ

お花見が楽しめるのは昼間だけではありません。3分咲き~満開~散り始めの期間中に園内の一部でプロジェクションマッピングによる映像投影など、夜桜のライトアップが実施されます。夜景や星空と桜のコラボレーションを見ることができるのも、夜桜の醍醐味ですね。

■実施時間
18:00~22:00(最終入園 21:00まで)
※状況により実施期間、時間の変更あり
高遠閣の夜桜

過去の開花状況

さくら祭りでお花見を楽しむ際に気になるのは、やはり桜の開花時期ですよね。ここでは過去2年分の開花状況をまとめているので、参考としてご覧ください。

■2024年の開花時期
咲き始め:4月5日
5分咲き:4月9日
見頃~満開:4月11日~4月15日
散り始め:4月16日
散り終り:4月18日

■2023年の開花時期
咲き始め:3月25日
5分咲き:3月30日
見頃~満開:4月1日~4月5日
散り始め:4月6日
散り終り:4月10日

※開花の予想は、今後の天候と気温により変動いたします。あくまでも参考としてご覧ください。
※過去10年の平均で4月2日頃の開花、開花から約1週間で見ごろを迎えます。

お花見以外も楽しめる!高遠城址公園周辺イベント

高遠城址公園周辺にあるダムや美術館、お寺などでもさくら祭りに合わせたイベントが開催されます。高遠城址公園を訪れた際はあわせて立ち寄り、この地域についてより深く学んでみてはいかがでしょうか。

■信州高遠美術館
「伊那に伝わる美の系譜」
3月8日(土)~5月18日(日)
9:00~17:00
(最終入館は16:30)
■高遠町歴史博物館
「高遠石工 守屋貞治の美意識」
3月1日(土)~6月15日(日)
9:00~17:00
(最終入館は16:30)
■建福寺 石仏ライトアップ
開催日未定

高遠ダム 桜色ライトアップ

高遠城址公園南口側にある高遠ダムでは期間限定で桜色のライトアップを実施!いつもとは雰囲気が違う春らしい色のダムを見ることができますよ。夜桜を見たあとに立寄ってみてはいかがでしょうか?

■実施時間
18:00~22:00
高遠ダム 桜色ライトアップ

「高遠城址公園さくら祭り2025」に行こう!おすすめモデルコース

厳しい寒さを乗り越え、春の暖かさを感じながら信州旅を満喫するのはいかがですか?高遠の桜と温泉を楽しめるモデルコースをご紹介します!

新宿駅から特急あずさ号で出発!

新宿駅から茅野駅までは特急列車で約2時間15分!茅野駅からはレンタカーがおすすめです。茅野駅から高遠城址公園までは車で約40分ほど。ランチも高遠城址公園のある伊那市でいかがでしょうか?信州そば、ローメン、伊那餃子など信州ならではのグルメがいっぱいですよ。

旅と言えばやっぱり温泉

伊那市から茅野駅方面に戻りつつ、信州有数の温泉地・上諏訪温泉までは車で約50分。ご宿泊はぜひ上諏訪温泉へ!翌日は信州最大の湖・諏訪湖や諏訪湖を一望できる立石公園など周辺での観光がおすすめです。

桜を見に信州・伊那へ行こう

「高遠城址公園さくら祭り2025」の見どころや、高遠城の歴史、おすすめのモデルコースををご紹介しました。人生で一度は見たい天下第一と言われる桜。ぜひ今年の春は伊那まで足を伸ばしてお花見をしてみてはいかがでしょうか?
伊那・高遠の美しい桜
【公式サイト】高遠城址公園さくら祭り2025

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