浅草観光するなら立ち寄りたい!おすすめ無料穴場スポット【浅草文化観光センター】

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浅草のシンボル、雷門。その向かいにある積み木のような建物が「浅草文化観光センター」です。台東区の観光案内施設として2012年4月にリニューアルオープン。「探せる・見せる・支える」をコンセプトに、役立つ情報やサービスを提供しています。地上8階・地下1階の建物には、観光案内や文化・観光・産業に関する展示、そして最上階にはカフェと展望テラスが!浅草をはじめとする台東区の文化や魅力をたっぷり堪能できちゃいます。ここに来たら台東区をもっと楽しめること間違いなし!この記事では、各フロアごとにその魅力を紹介していきます。

建物は木をふんだんに使ったユニークなデザイン

2012年グッドデザイン賞を受賞。
建物の設計は、新国立競技場やJR山手線・高輪ゲートウェイ駅などを手がけた、隈研吾さんによるもの。木造の平屋を何個も積み上げたような「和」のデザインが特徴的です。外壁がガラスなので重々しくなく、建物の中の様子も垣間見えて気軽に入りやすい雰囲気になっています。日本の伝統文化と現代的なデザインの融合。まさに、新旧が融合する浅草の街並みにマッチした建物ですよね。この目を引く外観に、思わず中はどうなってるんだろうと入りたくなってしまいます。では、さっそく入ってみましょう!

【1階】優しい光が差し込む吹き抜けの「案内ロビー」

案内ロビー(撮影時は日中帯)
屋内は普通の天井かと思いきや、外で見た屋根の傾斜が!こちらも木がふんだんに使われていて、1階と2階は吹き抜けになっているので、明るく開放的な空間になっています。1階には観光案内カウンターがあり、日本語、英語、中国語、韓国語対応が可能。日本人や海外からのお客さまで賑わっていました。定番スポットはもちろん、 旬な情報や穴場も聞いてみたいですね。外貨両替所も1階にあります。
1階ロビーから2階を見上げた様子。(撮影時は日中帯)
1階から2階へ上がる階段より。1階の大型モニターでは台東区の観光情報を放映(撮影時は日中帯)
2階へはエレベーターもありますが、右手奥の階段で上がるのがおすすめ。階段の手すりのガラスにはストライプが入っているのもまたおしゃれ。階段の踊り場には東京やその他全国各地のパンフレットが置いてあります。窓ガラスからは向かいの雷門を眺めることができますよ。また、階段横の壁に並べられた板は、正面から見ると、市松模様のよう。ここもまた「和」を感じる空間になっています。
中2階、踊り場スペースでは各地のパンフレットを配架しています。(撮影時は日中帯)

【2階】雷門を眺めながら情報検索!?「観光情報コーナー」

写真右:たくさんの「台東区おすすめ口コミカード」(撮影時は日中帯)
2階から見える雷門(撮影時は日中帯)
こちらからも雷門を垣間見れる2階フロアでは、観光情報雑誌が無料で閲覧可能。Wi-Fiや情報検索用端末も無料で利用できます。壁に貼られた沢山のおすすめ口コミカードには、「そうそう、ここ美味しいよね!」「へぇ~知らなかった!」など、共感と発見の連続で、ついつい見入ってしまいました。リアルな口コミをぜひ参考にしてみてくださいね。このフロアには授乳室もあり、お子さま連れの方も安心してご利用頂けます。

【6階】持ち込み可能!休憩にも最適「多目的スペース」

多目的スペース。
写真からお分かりでしょうか。屋根の傾斜がここにも反映されています。階段状のホールになっているここ6階では、浅草芸者によるお座敷踊りや講演会、イベントなどを定期開催しています。イベントがない時には、台東区のみどころなどの観光情報がスクリーン上映されていて、イスもあるのでちょっとした休憩や待ち合わせに利用してもGOOD。ここは持ち込みもOKで、お弁当などの飲食も可能です。(ごみはちゃんと持ち帰りましょう。)
訪問した日は「無料ボランティアガイド」の案内ムービーが流れていました。以前、参加したことがありますが、知識豊富なガイドさんと歩いて回ることで、散策がよりおもしろく豊かなものになりますよ。
台東区観光ボランティアガイド 公式サイトはこちら

【7階】台東区がまるわかり!?「展示スペース」

展示スペース。写真奥のおしゃれなカーテンは近くで見ると黒のドット柄でかわいい(撮影時は夕方)
こちらでは台東区の観光情報パネルが常設されているほか、展示イベントなども開催されています。この時は、「靴」にまつわる展示でした。シューズの歴史パネル展示や映像紹介などもあり、入場は無料。「靴の街」、浅草ならではの文化イベントですね。(2023年8月18日時点の情報)また、こちらのフロアには、仲見世商店街のシャッター壁画の元となった絵巻物も。仲見世商店街(全長380m)のシャッターは、江戸の風情を残す浅草の新名所づくりなどを目的に、平成元年(1989)に東京芸術大学などにより製作されました。こちらの絵柄を、夜閉店した後の仲見世商店街に探しにいってみました!
仲見世のシャッター絵巻物 ※展示される絵巻物は定期的に変わります
浅草仲見世シャッター壁画
絵巻物と同じものを見つけたときは思わず「あったー!」と心の中で叫んでしまいました。こんな遊びが気軽にできるのは、仲見世との距離が至近だからこそ。仲見世の夜を彩るシャッター壁画。浅草の伝統行事や四季の風物詩などがお店ごとに描かれており、歩くだけで楽しいですよ。日中には見られない仲見世の夜の顔は、静かな美しさがあります。夜のお散歩にぜひどうぞ。

【8階】昼間も夜もおすすめ「展望テラス・喫茶室」

展望テラス
最上階の8階は無料の展望台になっていて、雷門や浅草寺、五重の塔が一望できます。仲見世が賑わっている様子や、浅草寺の境内がどういう構図になっているかの建物配置も理解しやすく、眺めていると面白いですよ。さらに、隅田川側に目を移すと、スカイツリーが目の前に!日中の絶景もさることながら、夜景もおすすめです。展望テラスは22時まで営業しているので、ライティングされたスカイツリーや鮮やかにライトアップされた浅草寺境内が楽しめます。この景色が無料で楽しめるなんて贅沢ですよね。展望テラス横には景色が楽しめるカフェもありますよ。(カフェの営業は20時まで)
展望テラスから望む仲見世商店街(夜景)
展望テラスから望むスカイツリー(夜景)

各フロアごとに違った空間を見せてくれる浅草文化観光センターは、建築物として見るだけでも楽しめる観光案内所です。今回紹介しきれなかった部分もまだまだありますが、館内には伝統工芸品の展示があったり、台東区のジオラマがあったりと、浅草をはじめとする台東区をさらに楽しめる工夫がされています。目的がなくても、ふらっと立ち寄れるのがこちらの施設の良いところ。浅草にいらした際はぜひ立ち寄ってみてくださいね。

浅草文化観光センター 公式サイトはこちら

▼ほかにもあります!浅草観光スポット

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