2024年版!青森【黒石よされ】歴史的な街並みで艶やかに舞う

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お揃いの衣装で流し踊り

黒石の夏の風物詩「黒石よされ」とは

黒石よされは、例年8月中旬に開催される黒石の夏の風物詩。諸説ありますが、黒石よされは徳島県の「阿波おどり」や岐阜県の「郡上おどり」と並び、日本三大流し踊りの1つといわれています。

街の中を踊りながら歩く「流し踊り」の人数はなんと数千人規模!
そんな熱気あふれる黒石よされをご紹介します。
風情なこみせ通りで艶やかに舞う踊り手

起源は…

黒石よされの起源は約500~600年前に唄われた男女の恋の掛け合い唄と言われています。
恋よされモニュメント
特に賑わったのは、経済振興策として黒石藩が奨励した江戸時代後期の1780年代。黒石藩ではお面をつけたり仮装したりしながら、武士も農民も町民も身分に関係なく楽しく踊っていたそうです。度々盆踊りが禁止されていた隣の弘前藩からも人が集まるほど人気だったそうですよ。

なんだかとっても楽しそうで当時の様子を見てみたくなりますね♪

名前の由来は?

黒石よされが「○○踊り」という名前ではなく「よされ」と呼ばれているの、少し不思議だと思いませんか?

語源は諸説ありますが、豊作の時は「仕事をよして楽しみなされ」、凶作で苦しいときは「このような世の中は早く立ち去れ」ということから生まれたとされています。

語源からも黒石よされを楽しんで踊っている様子がうかがえますね。

3つの踊りが特徴的!「黒石よされ」ってどんな踊り?

黒石よされには主に「組踊り」「流し踊り」「廻り踊り」の3つの踊りがあります。
子どもたちの息ぴったりな組踊り
組踊りは手踊りを複数人で踊るもので、各団体の息がぴったりあった振付が見どころ。流し踊りは街中を踊りながら練り歩くもので、歴史ある建物が並ぶ中町こみせ通りに熱気が漂います。

流し踊りの途中で輪になって踊るのが廻り踊り。廻り踊りではなんと見物客も飛び入りOK!地元の人と一緒に踊ってみましょう♪
老若男女問わずみんなで一緒に踊る廻り踊り
通常は流し踊りの途中に廻り踊りがありますが、廻り踊りがメインの日もありますよ。

男女の掛合いと津軽弁の絶妙なマッチ!唄について知ろう!

流し踊り、廻り踊りの際に流れる唄は主に「黒石よされ」「黒石甚句」「黒石じょんから」「津軽甚句(ドダレバチ)」の4曲。
太鼓や三味線で奏でる黒石よされの唄
太鼓や三味線で奏でられる黒石よされの唄の魅力はは何といっても「生演奏」。現地だからこそ楽しめる生演奏に合わせた黒石よされをぜひ楽しんでみてくださいね。

男女の恋の掛け合いや津軽弁が多く見られるのが黒石よされの唄の特徴です。中には、もともと草取りの唄だったものや黒石で約350年栄えた浅瀬石(あせいし)城主の千徳家繁栄の往時を偲び、切々と悲哀を訴えるものもあるんですよ。
意味を知らなくても楽しめますが、歌詞や歴史を知って踊れば、遠い昔にタイムスリップして、当時の人の気持ちを追体験できるかも。詳しい歌詞は後ほどご紹介する黒石市観光協会HPでご覧いただけますよ。

黒石よされの浴衣スタイル

黒石よされの一般的な浴衣は雀に稲穂のデザイン。これは黒石よされの振り付けに、稲穂によって来た雀を追い払う動作があることに由来しているようです。
黒石よされの浴衣スタイル
最近では参加団体ごとに衣装デザインが異なり、例えば市役所団体は市松模様に市章が入ったデザインとなっています。団体でお揃いの衣装に、たすきや帯、組み笠や草履を組み合わせれば、よされの衣装の完成です!

日時・場所

黒石よされを実際に見てみたい!という方のために、2024年開催のスケジュールを場所ごとにご案内します。

■メイン会場:中町一番町歯科跡

2024年8月15日(木)
・18:30~18:40 夜かぐら
・18:40~19:00 黒石よされ開会式(~出発宣言)
・20:30~21:00 おどりはだり

2024年8月16日(金)
・18:40~18:50 夜かぐら
・18:50~19:00 出発式
・20:30~21:00 おどりはだり
メイン会場は中町こみせ通りにある中町一番町歯科跡。
こちらにはステージが設置され、開会式が行われるほか、流し踊りの出発点にもなっています。

「おどりはだり」という聞きなれない言葉は津軽弁。「はだり(はだる)」=ねだる、欲しがるという意味です。おどりはだりは、踊りをねだる、もっと踊りたい!ということで、流し踊りが終わった後、見物客もみんな混ざって踊ります。

■駅前広場

2024年8月14日(水)
・11:00~17:30 黒石よされロックふぇす2024

2024年8月17日(土)・18日(日)
・19:00~21:00 黒石よされ廻り踊り
駅前広場はその名の通り弘南鉄道黒石駅の目の前にある広場。「黒石よされロックふぇす」は市内外のバンドや歌手が出演し、黒石よされを盛り上げます!

■黒石公民館多目的ホール

2024年8月15日(木)
・13:30~17:30 黒石よされ津軽民謡組踊り競演

2023年8月16日(金)
・13:00~16:00 歌って踊ろう♪みんなでよされ
「黒石よされ津軽民謡組踊り競演」は、団体ごとに踊りを披露するもの。息がぴったり合った所作が見どころです。扇子や傘などの小道具も使われ華やか。「歌って踊ろう♪みんなでよされ」は地元のこどもだちが参加。可愛らしい踊りに注目です♪

■津軽伝承工芸館

2024年8月16日(金)
・13:00~16:00 黒石よされ組踊り大賞
「黒石よされ組踊り大賞」は、津軽民謡・南部民謡組踊りの大会で芸を競い合うもの。ハイレベルな民謡・組踊りを堪能できます。

■黒石市内

2024年8月15日(木)
・19:00~20:30 黒石よされ流し踊り

2024年8月16日(金)
・19:00~20:30 黒石よされ流し踊り
「黒石よされ流し踊り」は黒石よされのメインイベント!街中を「えっちゃほーえっちゃほー」の掛け声とともに踊りながら練り歩きます。津軽三味線や太鼓の生演奏もあり、盛り上がりますよ♪

※黒石よされ流し踊りのコースについては下記の黒石観光協会ホームページにてご確認ください。
黒石観光協会ホームページはこちらから

■スケジュールまとめ

2024年8月14日(水)
・9:00~10:00 安全祈願祭(黒石神社)
・11:00~17:30 黒石よされロックふぇす2024(駅前広場)

2024年8月15日(木)
・13:30~17:30 黒石よされ津軽民謡組踊り競演(黒石公民館多目的ホール)
・18:30~18:40 夜かぐら(メイン会場)
・18:40~19:00 黒石よされ開会式(~出発宣言)(メイン会場)
・19:00~20:30 黒石よされ流し踊り(黒石市内)
・20:30~21:00 おどりはだり(メイン会場)

2024年8月16日(金)
・13:00~16:00 黒石よされ組踊り大賞(津軽伝承工芸館)
・13:00~16:00 歌って踊ろう♪みんなでよされ(黒石公民館多目的ホール)
・18:40~18:50 夜かぐら(メイン会場)
・18:50~19:00 出発式(メイン会場)
・19:00~20:30 黒石よされ流し踊り(黒石市内)
・20:30~21:00 おどりはだり(メイン会場)

2024年8月17日(土)
・19:00~21:00 黒石よされ廻り踊り(駅前広場)

2024年8月18日(日)
・19:00~21:00 黒石よされ廻り踊り(駅前広場)

最後に

約2,000人の踊り手が黒石市内中心部を踊り歩く黒石よされ。歴史的な街並みが残る中町こみせ通りで、お揃いの衣装をまとい、隊列や踊りがきれいに見える光景はまさに圧巻です!

廻り踊りでは初心者の方でも自由に加わってOK!踊りも難しくないので楽しんでみてくださいね♪津軽の短い夏を、黒石よされの風情とともにぜひ満喫してください。

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