生きた彫刻に出会える旅!井波別院瑞泉寺【井波彫刻】
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町まるごと彫刻ミュージアム?!
町なかに一歩入ると、至る所に彫刻が見られ、そこはまるで彫刻ミュージアムを訪れているかのようです。
バス停のある、井波交通広場観光案内所やその周辺には、看板や表札、木彫りの動物等多くの井波彫刻が見られます。特にお寺まで続く石畳の八日町通りには、工房もある為、多くの作品にも出会えます。散歩が楽しいエリアです。
井波彫刻の発展はお寺の再建がきっかけに
山門の正面にある、今にも動き出しそうな躍動感あふれる龍の彫刻、『雲水一疋龍』は、前川三四郎氏の作品として親しまれ、これをくぐると井波彫刻のハイライト、本堂や太子堂へと続きます。
昼間とは違う!!夜に魅せる【瑞泉寺ナイトミュージアム】
特に境内の彫刻は高くて場所的に暗いので、昼間は周辺が明るい為に、細かい部分は見えにくいですが、ライトアップする事で陰影が生まれ、彫刻の緻密さをより感じる事ができます。
彫刻を知り尽くした彫刻師からの説明は、その視点ならではの解説を聞く事ができ、歴史や技術に触れられる貴重な機会です。
みんなが寝静まった頃、命宿った彫刻たちが動き出すと考えたら、なんだかワクワクしてきました。ナイトミュージアムを見て、その場で目を閉じると、そんな不思議な風景すら浮かんでくる。この世界に引き込まれ、魅了されます。
師としての瑞泉寺。迷ったらお寺へ行け!!
小さな町に、これだけの職人がいるのも珍しくとても貴重な事。
伝統を守ってきただけでなく、時代に合ったニーズを察知し、新しい彫刻の在り方を提案し続けているのも魅力的。江戸~明治は主に寺社、~昭和は欄間や住宅装飾、~現代は観光地としての小物作成や、ギター等の楽器、シャンデリアや表札等のインテリア、そして信頼の高度技術とセンスをもって、全国の神社や文化財の修復等も手掛けるほど活躍の場は幅広いです。
彫刻師達は昔から、
『迷ったらお寺へ行け!!』
と先代から言われてきたそうです。井波彫刻の発祥地である瑞泉寺には、傑作、また各時代の技術や特徴が施された彫刻が沢山ある為、お手本がここにあり、彫刻師にとってはこのお寺は先生でもあるのです。
まるで命宿った彫刻を見ていると、不思議と色々な感情が湧き出てきます。私達にとってもここは学びの場なのかもしれません。
これからもますます目が離せない井波に、お気に入りの彫刻探しに行きませんか?
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●所在地 〒932-0211 富山県南砺市井波3050
●アクセス 金沢駅より加越バス南砺金沢線で「瑞泉寺口交通広場」下車徒歩3分。
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