【世界三大美人・小野小町】の郷で秋田の春を楽しもう!

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おしら様の枝垂れ桜 【写真提供:湯沢市観光物産協会】

◆秋田県景観百選一本桜 おしら様の枝垂れ桜

小野小町伝説の小町の郷・雄勝の「道の駅おがち」から国道13号線を山形に向かって、すぐのトンネルを抜けると左手に見えてくる一本桜の枝垂れ桜。この枝垂れ桜は、隣接する白山神社にちなんで、白山神社の枝垂れ桜と呼ばれています。東北地方では白山信仰をおしら様と呼んできたことから「おしら様の枝垂れ桜」の愛称で親しまれています。高さ約10M、幹回り約3.65M、枝張り東西南北とも約19Mの大木で、樹齢約200年以上と推定。平成19年に湯沢市の天然記念物に指定されました。枝ぶり、花の色、幹の状態いずれをとってもその樹齢にふわさしい風格を備え、近郷には見られない名桜です。
桜の開花時期には無料休憩所が設けられ、地域の中高生や住民の皆さんが飲み物や手作り漬物などを振る舞い、観光客をおもてなししてくれます。夜のライトアップもあり、おしら様の知名度も年々上昇、全国各地から見物客が訪れる秋田県内有数の桜の名所となっています。

◆役内川の桜並木

役内川の桜並木【写真提供:湯沢市観光物産協会】
おしら様の枝垂れ桜の近くを通る国道108号(千秋ライン)の西側には沿うように役内川が流れ、道路沿い約3.3㎞に渡りソメイヨシノが植えられています。開花時期なると、見事な桜の街道となって行き交う人々の目を楽しませてくれます。この桜並木、しばしば大洪水を引き起こす役内川の護岸道路が作られたのを記念し、昭和10年(1935年)に地元の青年団が植樹したものです。昭和22年(1947年)の台風被害で護岸道路は決壊しましたが、桜が水で切り倒されながらも水を食い止めたため、被害を最小限に抑えることができました。この被害により、桜並木は一時無くなってしまいましたが、地域の皆さんで捕植を行い、現在の姿に戻すことができました。

世界三大美人・小野小町を奉る御堂

小町堂【写真提供:湯沢市観光物産協会】
才色兼備の歌人・小野小町が育った地として伝わる小町の郷、その霊を祀るために建設されたのが「小町堂」です。昭和28年に建てられ、平成7年(1995年)に再建され、艶やかな朱塗りのお堂が桜の花で彩られます。小野小町は、今から1200年ほど前、湯沢市小野字桐木田に生まれました。小さい頃より容姿や才覚に優れ、世界三大美人の一人といわれています。小町は、十三歳の頃に京にのぼり、十六歳で宮中に仕え、帝の寵愛を受けたともいわれますが故郷恋しさに三十六歳の頃ふる里に帰りました。晩年は世を避け、一人で岩屋堂に住み、歌を読み、香をたきながら自像を刻み、九十二歳でその生涯を閉じました。
桜の見ごろは4月下旬から5月上旬になりますが、桜の開花時期は気候等により前後する場合ありますので、お出かけまえに湯沢市観光物産協会のお問い合わせください。ぜひ、秋田の春、小野小町の郷へお越しください。
湯沢市観光物産協会のホームページ

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