【浅草・酉の市2024】活気あふれる秋のお祭り酉の市で福をトリ込もう!今年は3回開催♪

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浅草・酉の市の縁起熊手 (TAITOお出かけナビ)

運気アップを願うお祭り 浅草・酉の市とは?

酉の市(とりのいち)は、毎年11月の酉の日に「開運招福」「商売繁盛」を願って浅草の酉の寺や各地の鷲(おおとり)神社、大鳥神社など鳥にまつわる神社で開催されるお祭りです。

最初の酉の日は「一の酉」、その後12日おきに「二の酉」、「三の酉」と呼ばれ、その年の暦などの条件により、お祭りが2回の年と3回の年があります。
2024年は、「一の酉」が11月5日(火)、「ニの酉」が17日(日)、「三の酉」が29日(金)で、3回開催されます。

関東を中心に各地で行われる酉の市。今回はそんな酉の市の中でも長い歴史を誇る「浅草・酉の市」について紹介していきたいと思います。

浅草・鷲(おおとり)神社と長國寺(ちょうこくじ)

浅草・酉の市開催中の鷲神社の様子 (TAITOお出かけナビ)
ほとんどの酉の市は、神社だけで行われますが、浅草・酉の市は珍しく、お寺と神社が隣り合わせで開催しています。
そのため、その起源には仏教と神道でそれぞれ異なる説を持っていることが特徴的です。神道説では、日本武尊(やまとたけるのみこと)が亡くなった11月の酉の日にお祭りが開かれるようになったとされています。仏教説では、鷲妙見大菩薩(わしみょうけんだいぼさつ)が守り本尊とされており、鷲の背に立つその姿から親しみを込めて「おとりさま」と呼ばれています。

浅草・酉の市では神様のおとりさまと仏様のおとりさまの両方にご利益をお願いできるため、お祭りに訪れた際にはぜひ長國寺と鷲神社の両方を訪れて福巡りをしてみてはいかがでしょうか。
 酉の市開催中の本堂内陣(長國寺Facebook)
酉の市が開催される日の午前零時には御開帳が行われます。興味がある方はこの機会にぜひご覧ください。

色鮮やかなお祭りのシンボル!縁起熊手ってなに?

お祭りを彩る縁起熊手(TAITOお出かけナビ)
浅草・酉の市といえば色鮮やかな縁起熊手!
酉の寺・長國寺の境内に店を連ねる各店でも、職人が趣向を凝らした縁起熊手を販売しています。それぞれに非常に凝った装飾がされており、眺めているだけでもお祭りの賑やかさを感じられます。じっくり眺めて皆さんもお気に入りを見つけてみてください。

古くから縁起物とされている熊手ですが、その由来は鷲の爪にあります。元々は農具でしたが、鷲が獲物を捕らえる様子になぞらえて、運を鷲掴みにすると言われることから、鷲の爪に似ている熊手が縁起物とされるようになりました。
鷲神社の山門に飾られている大熊手(TAITOお出かけナビ)
お祭りに訪れた際、ぜひ見ていただきたいのが長國寺と鷲神社両方の山門とロビーに飾られている大熊手。

職人の技が詰まった大熊手は浅草・酉の市の顔といっても過言ではありません。大きな飾り物やバランスの良い配置、どれをとっても通常の縁起熊手とは全く異なり、圧倒されること間違いなし!
上野駅に飾られている熊手(JR東日本 上野駅)
毎年「酉の市」の時期になると、上野駅の中央改札付近に大熊手がドーンと登場します。
間近で上を見上げると大きくカラフルで迫力があります。
2024年は10月19日(土)に飾られる予定ですので上野駅をご利用される機会があればぜひ探してみてください。

浅草・酉の市の楽しみ方

酉の市限定 ちょっぴり変わった酉の寺・長國寺のおみくじ

おみくじを引いている様子 (長國寺Facebook)
酉の市の日限定でお坊さんに目の前で祈祷を唱えながらおみくじの振り出しを行ってもらえます。お坊さんによるおみくじの振り出しは一部の時間帯でのみ行っているので、お坊さんに会えるかどうかは運次第!自分で振り出すよりもなんだかご利益がありそうですね。

祈祷には「邪悪を退けて、幸せを運び、一切の難を祓って、願い事を叶えよ」といった意味が込められているそうです。

とても人気ですぐに行列できるためお急ぎの方はご注意ください。

参拝のあとは縁起グルメを食べて腹ごしらえ&運気アップ

お祭りといえば出店で食べられる屋台飯!
酉の市では裏通りのあちらこちらで屋台の居酒屋や下町の老舗が仮店を出していてとても賑わっています。

中でもおすすめなのは、開運招福、商売繫盛を願うお祭りならではの縁起グルメ、「頭(かしら)の芋」と「切山椒(きりざんしょう)」。

「頭の芋」はサトイモの親芋で、人の頭に立つように「出世する」、1つの芋からたくさんの芽が出ることから「子宝に恵まれる」という縁起物です。現在では「頭の芋」を売る露店は一軒のみになってしまったため、屋台ではここでしか食べられない珍しい一品です。

酉の市名「切山椒」は爽やかな山椒の香りが楽しめるほんのり甘く、柔らかい味わいのお菓子です。これを食べると1年間風邪をひかないとか⁉無病息災を叶えるお菓子として江戸時代より親しまれてきました。おかめさんの熊手の描かれた可愛らしいパッケージに包装されているのでちょっとしたお土産にもぴったり!

「おとりさま」にご利益をお願いしたあとは、福を呼ぶ縁起物の「頭の芋」や「切山椒」を食べ、よいことが起きるよう願ってみてはいかがでしょうか。

お祭りのあとも思い出として形に残る縁起物

かっこめ熊手守り(長國寺Facebook)
長國寺では、ほかのお寺や神社で売っている一般的なお守りに加えて「かっこめ熊手守り」という熊手のお守りを販売しています。
小さな熊手に稲穂を付けた可愛らしいお守りで、「福をかっ込む」という江戸っ子らしいシャレが利いてるのも粋ですよね。江戸時代から変わらない「かっこめ熊手守り」をゲットして運気が上がること間違いなし⁉

また、「三の酉」まである年は火事や災いが多いと言われていることから、限定特別授与として「火除け守り」を授与しています。「二の酉」となる年は授与がないため、興味のある方はこの機会にチェックしてみてくださいね!
浅草「酉の市」 公式サイトはこちら

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