地元住民直伝!岩手県遠野市の郷土芸能【神楽・しし踊り】を体験してみよう!

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岩手県遠野市の郷土芸能
岩手県遠野市は、日本の原風景が広がる自然豊かな町で、「遠野物語」に代表される民話の里として知られています。美しい山々や清流に囲まれ、昔ながらの風情が残るこの地では、どこか懐かしい日本の風景や人々が紡いできた歴史を身近に感じることができます。
また、遠野市は郷土芸能の宝庫でもあり、神楽やしし踊り、南部ばやし、さんさ踊りなど多様な伝統芸能が今も大切に受け継がれています。なんと保存会の数は約60もあるのだとか。地元の人々の手によって守られ続ける文化は、訪れる人々に感動と新たな発見をもたらします。そんな遠野の郷土芸能を代表するのが、神楽としし踊りです。

神の化身となって祈祷や宣託を行う神楽

神楽は、日本各地で伝承されている伝統芸能のひとつで、神様に捧げる舞として発展しました。遠野の神楽は、神人(しんと) 神楽と山伏神楽の系統で伝承されており、神人派は、ゆるやかなテンポで優美さがあり、山伏派は、速くて躍動感があります。神社の例祭などで厄払いや清めの祈祷をしたり、五穀豊穣の祈りを捧げたりします。笑いを誘うような演目で会場を和ませることもあれば、気迫のこもった舞で見る人を引き込み魅了することもあります。
神楽

人と自然の対立と調和をあらわす迫力満点のしし踊り

しし踊りは、大きなしし頭をかぶりながら幕を広げて勇壮に舞う芸能で、ししは鹿や獅子など4つ足の霊獣を表します。カンナガラと呼ばれるたてがみを着けたしし頭をかぶった踊り手「しし」と、刀などの道具を手に持つ踊り手が集団となって踊るのが特徴です。東北に広がる鹿踊は鹿の供養として始まったと言われますが、遠野では、人とししが対になって踊るため、「人と自然の対立と調和」を表現していると言われています。太鼓や笛の音とともに繰り広げられるしし踊りは、一度見ると忘れられないほどの迫力があります。
しし踊り

【体験コンテンツ参加受付中!】郷土芸能を通して文化に触れる、新たな旅の形

この度遠野市では、郷土芸能に触れ、遠野の文化をより身近に感じられるツアーがスタートしました。これまで、お祭りの時期などでしか見ることができなかった郷土芸能ですが、普段の練習場所に見学に行ったり、衣装を触ったりなど、ツアーだからこその体験ができます。神楽やしし踊りを受け継いでいる地域の方との交流を通じて、遠野の暮らしや文化について深く触れることもできるため、旅行の思い出として忘れられない体験になるでしょう。
ツアーの様子
現在、以下の体験コンテンツを受付中です。

農泊と郷土芸能「神楽」の練習見学

【開催日】毎週土曜日
【概要】地元に根付く「神楽」の練習風景を見学する体験プログラム。農家民宿での宿泊を通じて地域の暮らしを体験しながら、神楽の迫力ある舞と継承する地域の方々の思いに触れられます。地元住民との交流も楽しめ、文化と人のつながりを深く感じられる体験です。
【販売】遠野旅の産地直売所(特定非営利活動法人 遠野山・里・暮らしネットワーク)
ツアー参加者の集合写真
「農泊と郷土芸能『神楽』の練習見学」の詳細・予約はこちら

ししになる!ししと奏でる!郷土芸能「しし踊り」体験ツアー

【開催日】毎週土曜の夜(最少催行人数:2名)
【概要】遠野を代表する郷土芸能の一つである「しし踊り」を実際に体験できるツアー。参加者は、迫力満点のしし踊りを目の前で鑑賞し、しし踊りの衣装に触れてみたり、練習参加体験を通して地元のしし踊り団体と交流します。貴重な体験を通して、地域の文化の深さや楽しさを体感できます。
【販売】一般社団法人 遠野市観光協会
「しし」との記念撮影
「ししになる!ししと奏でる!郷土芸能体験ツアー」の詳細・予約はこちら

伝統に触れる、感動の旅へ出かけよう!

郷土芸能を通じて、遠野の歴史や地域文化の魅力を発見する旅。日本の文化や地域ならではの体験を求める方には特におすすめです。
都会の喧騒を離れ、歴史と伝統が息づく遠野市で心癒される感動の旅を楽しんでみませんか?きっと誰かに語りたくなるようなあなただけの”遠野物語”が生まれることでしょう。
しし踊りガイド
遠野市観光情報サイト「遠野時間」特設ページ「知る、見る、体験する 遠野の郷土芸能」
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