埼玉・川口市の文化遺産の中にある【伝統の盆栽 喜楽園】・【進化のはちす葉】

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はちす葉の「小さな盆栽」
みなさん、埼玉県川口市は「盆栽」の産地として有名なことをご存じでしょうか。
今回は川口市の盆栽のはじまりと、盆栽普及活動の一環として、伝統を軸に親しみやすい『小さな盆栽づくり』・BONSAI-Artの活動をしている「はちす葉」を監修している、川口が誇る文化遺産「赤山陣屋」武家屋敷内にある、ほかとは違う唯一無二の盆栽園「盆栽 喜楽園」をご紹介します。

世界の安行ブランド 川口の「盆栽」

川口宿から歴史の道・日光御成道(通称将軍ロード)を北へ約8km進んだところに、植木の里「安行(あんぎょう)」があります。江戸時代初期の寛永の頃、関東郡代「伊奈半十郎忠治」が奨励したことにより、川口安行の「植木」がはじまったとされています。この界隈で作られた植木・盆栽は、安行ブランドとして世界に名を轟かせています。

川口の400年の千歳緑の歴史と共に、川口盆栽は一樹ごとに語られる自然の美を凝縮し、盆鉢に最良の手法を選択して形象化、極めた技の粋により芸術の領域、いのちの宇宙観を表現した作品として「盆栽」を希求し続けているのです。
はちす葉の「小さな盆栽づくり体験」

埼玉県川口市が誇る文化遺産「赤山陣屋」

安行の領主伊奈忠治(いな ただはる)が、在地支配の拠点として安行の隣接地赤山(あかやま)に築いた陣屋が赤山陣屋です。地元の人々が古くから「赤山城」と親しみを込めて呼んでいる場所です。何と陣屋の総面積は77haにも及び東京ドーム約16個分に相当します。東西南北総延長約1.8kmの人工の堀に囲まれ、その中に本丸・二の丸があります。
さらに、これらを取り囲む自然地形を巧みに利用した外堀があり、堀の内外には総勢50余名の家臣の屋敷が、紆余曲折と区画された道とともに配置されていました。今でも、現地を訪ねると植木畑の中に往時の面影が色濃く残されています。専門家からは、広範囲に渡り当時の遺構が残された全国的に稀代の陣屋として高い評価をされています。
本丸に建つ赤山城の碑

赤山陣屋武家屋敷内にある唯一無二の「盆栽 喜楽園」

今回ご紹介する「盆栽 喜楽園」は、赤山に隣接する安行原の旧家に伝わる江戸時代の「赤山陣屋絵図面」(川口市指定文化財)の考証から、伊奈氏の家臣小野沢清五郎・栗田六兵衛の屋敷があった場所にあたるということが明らかにされています。現在、陣屋の二の丸と外堀跡に隣接する当園の約5,000㎡の敷地内には、春夏秋冬四季折々陣屋の風景に溶け込んだ、数千鉢を数える大中小多種多様な盆栽が皆様方を出迎えてくれます。まさしく「盆栽 喜楽園」は、川口が誇る文化遺産「赤山陣屋」武家屋敷内にある他とは違う、唯一無二の盆栽園です。
「盆栽 喜楽園」の園内・約400年の歴史を誇る「川口盆栽」

「盆栽 喜楽園」の近くにある観光スポット

水と緑のオアシス空間「赤山歴史自然公園」

「盆栽 喜楽園」の近くには、老若男女が憩う水と緑のオアシス空間「赤山歴史自然公園」愛称イイナパーク川口があります。公園の敷地内に残されたクヌギ、コナラといった落葉広葉樹の野生樹木を活かした里山の雑木林を現出した公園で、未来を担う子供たちが自然との触れ合いを大切にする環境学習の場でもあります。
水と緑のオアシス空間「イイナパーク川口」(歴史自然資料館を望む)
約60,000㎡に及ぶ広大な園内には、ひと際目を引く風貌の建物が点在しています。歴史自然資料館、地域物産館、川口めぐりの森の三つの建物です。今年2025年春、大阪で開催する「国際万国博覧会」EXPOホール(大催事場)の設計者で、建築界のノーベル賞と呼ばれている「プリッカー賞」を受賞した、文化功労者で芸術院会員の日本を代表する建築家 伊東豊雄氏が設計を手掛けた作品です。イイナパーク川口は「川口ハイウェイオアシス」に隣接しており、自然に恵まれ、江戸時代から連綿と受け継がれた植木・盆栽産地の歴史と文化に浸ることができる場所です。

埼玉県川口市で「はちす葉」の『小さな盆栽』にふれてみよう

埼玉県川口市は都心から電車で約30分の至近距離にありながらも、首都圏有数の水と緑のオアシス空間が広がっています。今回ご紹介した盆栽に興味がある方しかり、みなさま、休日のひと時を埼玉県川口市で過ごしてみませんか。
はちす葉 BONSAI-Art @hachisuha
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