新潟県【松之山温泉 ひなの宿ちとせ】 第14弾 湯守に聞く「地・温泉」の魅力
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「THE ONSEN」の魅力に迫る!
「湯守」とは…
日本三大薬湯と里山文化を体感する「ひなの宿ちとせ」
日本の原風景が残る里山「松之山郷」の温泉
湯守 柳さん
「新潟県十日町市にある松之山郷(マツノヤマゴウ)は日本の原風景と呼ばれる美しい「棚田」や「ブナ林」など、自然と共存する人々の営みが今も残る「里山」です。その山並みのどん底に「コンコン」と湧き続けるのが1200万年前の化石海と云われる松之山温泉です。」
日本三大薬湯の1つ、松之山温泉とは?
湯守 柳さん
「新潟県十日町市に位置し、豊かな自然に囲まれた松之山温泉。有馬温泉、草津温泉と並ぶ「日本三大薬湯」の一つにも数えられます。
源泉は、地層の隙間などに閉じ込められた1200万年前の海水が噴き出す「化石海水」。温泉と認められる基準値の15倍もの温泉成分が含まれており、その濃さゆえに「薬湯」と呼ばれているのです。
この濃厚な温泉に加えて、地元食材をふんだんに使った郷土料理が評判なのは、「ひなの宿 ちとせ」です。」
ひなの宿ちとせの温泉の魅力
月見の湯(露天風呂)男女時間交代制
「旅情溢れる佇まいの露天風呂「月見の湯」では、効能豊かな源泉掛け流しの湯とともに四季の眺めと空気を感じてください。湯舟はあつ湯とぬる湯に仕切られております。ご利用時間は、女湯 6:30〜12:00 → 男湯 13:00〜18:30 →女湯 19:00〜23:00となっています。」
ほんやらの内湯(内湯・露天風呂)男女別
「「露天風呂」と「内湯」を備えた男女別の大浴場です。露天風呂は「源泉掛け流し」、内湯は「新湯注入循環方式」となっております。ご利用時間は6:00〜24:00です。」
貸切風呂「山の湯」「里の湯」
「プライベートに松之山温泉の「源泉掛け流しの湯」を楽しんでいただける、二つの「貸切風呂」がございます。予約制・45分 1,100円(税込)、また23:00〜翌7:30までは無料でご利用いただけます。」
湯上りのおもてなしも嬉しいポイント
松之山の食文化を存分に体感できる「里山会席」
湯守 柳さん
「旬の酒菜のなかに松之山伝統の味を織りまぜた里山会席として、これまでの旅館料理にとらわれない手づくり膳を目指しています。ちとせの料理は、山菜やきのこなど、松之山の山の恵みをふんだんに使った里山会席。会席のところどころに雪国の保存食や伝統製法を生かした郷土料理が登場します。
なかでも温泉熱を利用して調理した「湯治豚」、鯉が苦手な方でも食べられると評判の「鯉こく」、松之山に昔から伝わる「山海煮」は、ちとせに来たらぜひ食べたい伝統の味です。これらは、旅行者の「その地のものを、その地の食べ方で楽しみたい」という願いに直球で応えていきたい、という思いで提供しています。」
松之山温泉名物『棚田鍋』
「ところで、平場のない松之山は、美しい棚田の里としても有名で、千載一遇の景色を求め、全国から多数のカメラマンが訪れます。 緑の絨毯を敷いたような夏の棚田もきれいですが、冬の棚田の美しさは格別。初雪の日、ふんわりと積もった雪をポトン、ポトンと抱いた棚田の表情はやさしく、とても風情があります。
このお鍋はコシヒカリの重湯をベースにした鍋で、重湯のスープの中に松之山産の野菜をたっぷりと入れ、その上に、雪に見立てた大根おろしをのせていただきます。コシヒカリはもちろん松之山の棚田米を使います。『棚田鍋』は松之山温泉の名物として、寒い季節になれば、温泉街のほとんどの旅館で食べることができますが、スープにコシヒカリの重湯を使うこと以外は、旅館それぞれにオ リジナルのレシピがあります。
ちとせオリジナルの棚田鍋とは?
「塩の子」とコシヒカリの組み合わせは格別!
さて、この「塩の子」ですが、炊きたてのコシヒカリにのせて食べると、これがまた美味しいのです。棚田鍋のあとには、ちとせの元料理長が松之山の棚田で育てたコシヒカリが登場しますので、ぜひお試しください。」
温泉街に暮らすように、滞在する。「湯治BAR」
湯守 柳さん
「日本三大薬湯の一つ松之山温泉。昔から湯治場として栄えてきた温泉街に、新しい過ごし方を提案する滞在拠点ができました。テーマは、「温泉街に暮らすように、滞在する」。観光案内所、カフェ&バー、ワークスペース、そして長期滞在が可能な宿泊施設など、旅人の多様なニーズに応えます。」
豪雪地松之山で感じる「森の鼓動」
湯守 柳さん
「晩秋の美人林の黄色の落ち葉の上を歩くのも素晴らしいけれど、冬になればここは、豪雪地松之山。3メートルの雪の上から静かな森を探検すると生き物たちの鼓動を感じることができます。スノーシューを履いて白銀の美人林を歩きませんか?松之山在住の里山の達人たちが、冬の松之山の魅力と昔ながらの冬の暮らしを語りながら、ご案内します。」
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湯守のこだわりとは?
湯守 柳さん
「晩秋、雪が降るころになると雪国の人々は少し憂鬱な表情になります。それはこれから雪との格闘が始まるからです。何とも言えない寂しくも切ない気持ちを毎年経験します。しかし、雪解けと共に山は生き返るように笑い出し、緑の爆発がそこらじゅうで繰り広げられます。するとどうでしょう、冬の内、押さえつけられていた人々の顔と感情がほころぶと同時に緑の山に通い始めるのです。山の恵みの山菜でデトックスする本能が動きはじめるのです。特に山の達人たちは雪国の保存食である「ぜんまい」を競って採り、干しぜんまいを作ります。
皮肉な話ですが、雪が消えたら早々に始まるのが次の冬に備える保存の準備なのです。それが毎年繰り返される雪国の持続循環性を旅の中でお伝え出来たらうれしいです。」
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●所在地
新潟県十日町市松之山湯本49-1
●アクセス
北越急行ほくほく線「まつだい駅」より松之山温泉行き路線バスで約20分、松之山温泉下車、徒歩で約2分。
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