能登に受け継がれる伝統の塩づくりを学ぼう!【道の駅すず塩田村】

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あの有名な街歩き番組でも訪れています!

江戸時代以前より続く日本でここだけの伝統

能登地方には400年以上前から伝わる「揚げ浜式」による製塩が現在も残されています。
2015年に放送された連続テレビ小説「まれ」の舞台にもなっており、ご存じの方もいらっしゃるのではないでしょうか?

「揚げ浜式」って・・・?

揚げ浜式とは、塩田に海水を撒いて、太陽と風の力で乾燥させ、塩分を含んだ砂を集めて、海水をかけて、濃い塩水である「かん水」を作り、窯で煮詰めて作る製塩法……と、その工程は実に多いのです。また、潮汲み3年、潮撒き10年”と言われ、約600リットルの海水を約40分間かけて、均等に撒くのはまさに職人技。打桶(おちょけ)と呼ばれる砲弾型の手桶を使って撒きます。
写真提供:石川県観光連盟
また、「かん水」を窯で煮詰める工程も職人の腕の見せ所とのこと。炎の様子、余熱の予測、塩の形の変化から火のタイミングを見極め、このタイミングのわずかな違いが、味に大きく影響します。単にしょっぱいだけの塩になるかやわらかい風味の旨味の含んだ塩になるかが変わってくるとのことで、職人の経験と技が光る部分です。
写真提供:石川県観光連盟

歴史や文化を実際に体感しよう!

そんな歴史ある製法を体験・見学できる施設が「道の駅すず塩田村」です。
ここには、「揚げ浜式」による塩づくりの歴史が学べる塩の総合資料館「揚浜館」と、実際に塩づくりが体験できる体験塩田があり、歴史を学ぶことはもちろん、予約すれば伝統的な技を体験もできるのが魅力的です!
体験塩田
塩はとっても身近で、口に入れない日はないですが、逆に身近だからこそ、知らないことも多いかもしれませんね。ぜひ「道の駅すず塩田村」に学び、体験し、味わいにきてください!
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