秋田の酒蔵めぐり特集~vol.7~【春霞・栗林酒造店】

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代表銘柄の「春霞」
「秋田の酒蔵めぐり特集」vol.7は、明治7年(1874年)に秋田県六郷村(現美郷町)にて創業した栗林酒造店です。かつての六郷は、良質な米と豊富な地下水に恵まれて酒蔵が20以上あったとされる地域です。
代表銘柄である「春霞」の銘柄はいつごろから使われたのかは定かではありませんが、謡曲「羽衣」の一節、「春霞たなびきにけり 久方の…」に由来したといわれています。
昭和44年(1969)からは地元出身の亀山精司さんが杜氏を務め、全国鑑評会で7度の受賞を重ねました。この時期の協会9号系酵母での酒造りは、現在の酒造りの基礎のひとつとなっています。平成20年(2008)亀山杜氏の引退後は、代表社員の栗林直章さんが酒造りを行っております。

水の町 美郷町

名水百選にも選定された水の豊かな町

ここは町内に126カ所もの湧水が確認され、名水百選(環境庁)にも選定された水の町。奥羽山脈のふもと、扇状地の上にあるため地下水が豊富で、各家庭でも地下水を汲み上げて使用するのが一般的です。
栗林酒造店で使用している仕込水も、地下25メートルから汲み上げた地下水。その水温は年間を通して約12度前後で、水質は軟水。一説には「酒を造るにはよく湧く軟水が良い」といわれるなど、仕込み水は酒の味を大きく左右しています。

酒米「美郷錦」への強いこだわり

日本酒造りを目的に作られたお米

美郷錦は、秋田県独自の酒造好適米です。酒造好適米として最も有名な品種は「山田錦」ですが、北国秋田では晩生品種である山田錦を栽培することは困難でした。そこで秋田に適した酒造好適米の育種開発が行われ、その結果誕生したのが美郷錦です。

栗林酒造店では平成17年から美郷錦の契約栽培を始めました。大粒でタンパク質が少なく、精米特性に優れている良米ですが、決して栽培しやすい品種ではないことも事実です。 仕込み水や使用酵母との相性が良く、年々栽培量を増やしてきました。2019年度は、全体の八割以上に美郷錦を使用しています。

お土産にもおすすめ!「純米吟醸 美郷酒米研究会」

秋田県内限定品の純米吟醸「美郷酒米研究会」
「純米吟醸 美郷酒米研究会」は、「美郷錦」にこだわって酒造りしていることをより多くの県内や地元のお客様にこそ知って頂こうと企画・醸造販売を開始したお酒です。秋田県内限定で販売されていますので、お土産にも大活躍です。
栗林酒造店のホームページはこちら
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