秋田の酒蔵めぐり特集~vol.7~【春霞・栗林酒造店】
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代表銘柄である「春霞」の銘柄はいつごろから使われたのかは定かではありませんが、謡曲「羽衣」の一節、「春霞たなびきにけり 久方の…」に由来したといわれています。
昭和44年(1969)からは地元出身の亀山精司さんが杜氏を務め、全国鑑評会で7度の受賞を重ねました。この時期の協会9号系酵母での酒造りは、現在の酒造りの基礎のひとつとなっています。平成20年(2008)亀山杜氏の引退後は、代表社員の栗林直章さんが酒造りを行っております。
水の町 美郷町
名水百選にも選定された水の豊かな町
栗林酒造店で使用している仕込水も、地下25メートルから汲み上げた地下水。その水温は年間を通して約12度前後で、水質は軟水。一説には「酒を造るにはよく湧く軟水が良い」といわれるなど、仕込み水は酒の味を大きく左右しています。
酒米「美郷錦」への強いこだわり
日本酒造りを目的に作られたお米
栗林酒造店では平成17年から美郷錦の契約栽培を始めました。大粒でタンパク質が少なく、精米特性に優れている良米ですが、決して栽培しやすい品種ではないことも事実です。 仕込み水や使用酵母との相性が良く、年々栽培量を増やしてきました。2019年度は、全体の八割以上に美郷錦を使用しています。
お土産にもおすすめ!「純米吟醸 美郷酒米研究会」
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●所在地 :
〒019-1404 秋田県仙北郡美郷町六郷米町56
●アクセス:
JR大曲駅より車で約15分
※栗林酒造店では、一般の方の酒蔵見学は行っておりません。
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※画像提供:(名)栗林酒造店
※画像はすべてイメージです。