みやぎの日本酒満喫シリーズ 第8弾 ~米どころ宮城が誇る日本酒のススメ~ 【松島・塩釜コース】

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浦霞 No,12(写真提供:浦霞醸造元株式会社佐浦)
日本全国 津々浦々、美味しい日本酒の産地は数あれど宮城県も美味しくて個性的な日本酒が多くあることをご存知でしょうか。
みやぎの酒には、あの有名な戦国武将にも深い関りがあり、自然豊かな土地で各酒蔵が丹精込めて醸す日本酒は、どれも絶品!
今回は、そんなみやぎの日本酒を全9回に渡ってご紹介いたします。
ぜひ足をお運びいただき、みやぎの酒が造られている環境、その土地で味わえる地場産品とのマリアージュ、そして、それらを生業としている人と出会ってください。きっとあなたもみやぎの日本酒の虜になりますよ。

みやぎの酒造り

みやぎの酒造りのルーツ

みやぎの酒は慶長9年(1604年)に、宮城県 県南の亘理(わたり)という地域で武田源左衛門が町酒屋として酒造を始めたものが記録が残されている中では最初とされています。
その数年後の慶長13年(1608年)には、食通で酒をこよなく愛した仙台藩祖・伊達政宗公による仙台藩の御用酒屋がスタートしました。
政宗公は、柳生但馬守宗矩(やぎゅう たじまのかみ むねのり)の仲介により、大和(奈良)の榧森(かやのもり)に住んでいた又五郎に「榧森又右衛門(かやのもり またえもん)」の姓名と十人扶助、切米十両を授けるとともに、青葉城 三の丸の南に酒造蔵と住居を与え御用酒屋を始めました。酒造蔵は、政宗公自らが縄張りしたと伝えられています。
藩御用達酒屋の発展とともに、仙台城下では町酒屋も登場し、お互いに酒造技術を競い合う中で、みやぎの酒づくりは磨かれていくことになりました。

9割が高品質酒

みやぎの酒は全国屈指の高品質を誇ります。昭和61年11月に「みやぎ・純米酒の県宣言」を行って以来、お米の精米歩合や原料などの条件を満たした、高品質な「特定名称酒」の製造比率を高めてきました。現在、みやぎの酒の9割が特定名称酒であり、全国の平均約4割、東北の平均約7割を凌いでいます。

みやぎの日本酒満喫シリーズ 第8弾【松島・塩釜コース】

みやぎの日本酒満喫シリーズ第8弾は、宮城県 松島・塩釜エリアから、宮城の日本酒専門店「むとう屋」・「佐浦」をご紹介!近郊エリアから石巻市の「平孝酒造」、加美町の「山和酒造」もご紹介します!
松島・塩釜エリアは、宮城県中央部の太平洋側に位置するエリアで「日本三景」のひとつして知られる景勝地、松島があります。塩釜は、日本有数の漁港である塩釜港を抱える歴史ある港町で、奈良時代以前に創建されたと言われる由緒正しい「鹽竈(しおがま)神社」を筆頭に、江戸時代や明治時代に建てられた建物も現存し、長い歴史と人々の活気がみなぎる街として、多くの観光客を集めています。
そして、みちのく宮城第二の都市、石巻市。北上川の恵みの大地と世界三大漁場・金華山沖を抱える自然豊かな食の宝庫です。県北エリアの加美町は雄大な薬莱山や鳴瀬川の清流に象徴される、緑と水の美しい町です。

■むとう屋~宮城県の酒蔵が造った、すばらしい日本酒を~

1946年創業。観光名所・松島にお店を構えるむとう屋。蔵作りの建物に青い看板とのれんが目印です。宮城県の各酒造のお酒を豊富に取り揃えており、むとう屋限定酒・季節限定酒もあるそうです。
むとう屋 外観(イメージ)写真提供:株式会社むとう屋
店内は広々としており、モダンな雰囲気です。むとう屋では日本酒の他にも東北のワイン、酒器も豊富に取り揃えています。これはお土産選びにも迷ってしまいそうです!
今回のツアーは、2階の「談炉館」にて昼食と社長直々日本酒の試飲と講義をしてくださいます。通常は一般公開されていない秘密の場所だそうです。ワクワクしますね。
むとう屋 店内(イメージ)写真提供:株式会社むとう屋
むとう屋HP

■平孝酒造~魚でやるなら日髙見だっちゃ!~

文久元年(1861)、世界三大漁場のひとつ「三陸・金華山沖」を抱え、四季折々の魚介類が豊富に水揚げされる宮城県石巻市で酒造業を始めた平孝酒造は、岩手県盛岡市の菊の司酒造から分家です。主要銘柄「日髙見」の酒造りは「魚でやるなら日髙見だっちゃ!」がテーマ。やわらかく、透明感があってキレの良い後味は、魚介類との相性抜群との定評があります。
平孝酒造のお酒(イメージ)写真提供:宮城県酒造組合

石巻の寿司とのコラボで 酒蔵からの復興支援を

東日本大震災では津波で大きな被害を受けながら、被災した酒を「震災復興酒 希望の光」として発売し、全国的に注目を集めました。震災発生から2年半のあいだに、麹室、酒母室、発酵室のすべてを総ステンレス張りに改修。温度と衛生管理を徹底し、さらなる品質向上を目指すための環境を整えました。また、長年務めた南部杜氏の引退を機に、30代を中心とした若い蔵人たちに酒造りをバトンタッチし地元の若者2名を新たに迎え入れました。この決断には、南部杜氏が伝統的に担ってきた酒造りを、地元の蔵人たちが手がけることで「真の地酒」を実現したいという、強い思いが込められています。「今取り組んでいるのは寿司とのコラボレーション。このネタにはこの酒をという提案をすることで、酒と一緒に地元の寿司もクローズアップされるはず。これは酒蔵からの復興支援と言えるのではないでしょうか。」と平井社長は語ります。
平孝酒造 外観(イメージ)
平孝酒造 内部(イメージ)
平孝酒造HP

■山和酒造店~伝統を守りつつ 良い意味で期待を裏切る 新たな酒を世に問いたい~

明治29年(1896)創業。山形と宮城の県境、加美町は西に船形山系の山々を望み、東にはササニシキ発祥の地である肥沃な大崎平野が広がり、その雄大な光景を貫くように鳴瀬川が流れます。豊かな土壌遡ること百二十有余年前、初代・伊藤伊兵衛はこの地を日本酒造りの場として選び、「わしが國」の蔵元として広く親しまれてきました。普通酒から吟醸酒までラインナップする山和酒造の主力商品で、地元を中心に県内で根強い人気を誇ります。銘柄名は、仙台藩出身の第4代横綱・谷風を讃えた藩政時代の民謡の冒頭に出てくる、「わしが國さで見せたいものは、むかしゃ谷風、いま伊達模様」に由来しています。また、近年では純米酒以上の限定流通酒として新銘柄の「山和」を立ち上げ、話題を呼んでいます。
山和酒造店のお酒(イメージ)写真提供:宮城県酒造組合

コンセプトは “Simple is best”

山和酒造店がこだわるのは「シンプルな酒質」。流行り廃りに流されず永く愛される酒を造るため、基本を大切に独自の工夫・感性をプラスしながら、過程・素材、その細部にこだわり妥協のない酒造りをしています。伊藤社長は、「新しさ」よりも、「原点」を極めた質の良い酒を造るために手間を惜しまない。突き詰めればそれも個性であり、その想いが「山和酒造店ならでは」であると語っています。
山和酒造店 外観(イメージ)
山和酒造店 内部(イメージ)
山和酒造店HP

塩釜では第5弾でご紹介した「佐浦」もおすすめです

みやぎの日本酒×旬の会席料理

さて、日本酒について見聞を深めた後は、お料理とのマリアージュが気になるところ。
ここまでご紹介した酒蔵のお酒には松島大観荘の懐石料理を合わせましょう。宮城の旬の食材を使用した1品1品と各酒蔵の個性光るお酒を合わせることで新たな発見に喜びの笑顔がこぼれること間違いなしです。
ツアーでは、松島の地ならではの海の幸、山の幸それぞれに合う「平孝酒造」「山和酒造」はもちろん、宮城県を代表する酒蔵の日本酒を各種ご提供します。
厳選された素材を使った旬の味覚、宮城の地酒をご堪能ください♪
懐石料理(イメージ)写真提供:ホテル松島大観荘
ホテル松島大観荘HP

塩釜を代表する蔵元×生まぐろ丼×笹かま

塩釜に来たら、まぐろ、笹かまはいかがでしょうか♪今回ご紹介する武田の笹かまぼこは、塩釜市内にある工場併設の施設です。プロが選ぶ観光・食事・お土産物施設100選2025にも選ばれました。お食事メニューも豊富で、生まぐろ丼、生牡蠣などの他にも仙台牛ステーキやすきやき風鍋、まぐろ食べ放題、牡蠣食べ放題メニューまで様々です。
今回のツアーは、生まぐろ丼、蒸し牡蠣にお土産でも人気の笹かまアヒージョをいただきます。
塩釜の美味しいものづくしのお料理を「阿部勘」、「佐浦」の塩釜を代表するお酒とともにご堪能いただけます♪
生まぐろ丼・生牡蠣・蟹汁(イメージ)写真提供:武田の笹かまぼこ
武田の笹かまぼこHP

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