福島県【野地温泉 野地温泉ホテル】 第29弾 湯守に聞く「地・温泉」の魅力

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「THE ONSEN」の魅力に迫る!

旅行の楽しみといえば、その土地ならではのグルメや季節ごとに表情を変える絶景、あとはやっぱり「温泉」ですよね!東日本各地に「地・温泉」と呼ばれる、その地に根差し地元の人に昔から愛されてきたお湯があることはご存知でしょうか?かつては湯治場として、そして現在も人々を癒す温泉宿の数々。身も心も温まる「地・温泉」の魅力をインタビュー形式でご紹介します!

「湯守」とは…

「お湯を守る」と書いて「湯守(ゆもり)」。言うなれば、温泉の管理人です。お湯の量や温度などを管理する役割を担っています。本企画で紹介する「地・温泉」の湯守たちが誇る、各地に根付いた伝統的なお湯は長い歴史の中で彼らによって守られているのです。

皮膚疾患に効く名湯として名高い効能を持つ温泉「野地温泉ホテル」

連載企画「湯守に聞く「地・温泉」の魅力」第29弾としてご紹介するのはの福島県「野地温泉ホテル」。湯守の小倉さんにお話をお伺いしました。

東北・福島県「野地温泉」の歴史と効能

ー標高1,200mの高さに位置する雲上の湯めぐりのお宿、「野地温泉ホテル」の歴史について教えてください。

湯守 小倉さん
開湯は明治の初期。当時は加藤屋旅館という名前でした。その後に野地温泉旅館となり1974年(昭和49年)に現在の野地温泉ホテルとなりました。
秋の露天風呂
ー明治時代から、大変長い歴史を持つ温泉なのですね。
野地温泉ホテルの湯は、皮膚疾患に効く効能もあるそうですが、やはり湯治に来られるお客さまもいらっしゃるのですか?
湯守 小倉さん
皮膚疾患の治療に来られる方もらっしゃいます。加えて、足腰がよくなるからと言うお客様もよく来られるんですよ。

野地温泉ホテルの6つの湯殿

ー野地温泉ホテルには、「鬼面の湯」「天狗の湯」「千寿の湯」をはじめとした、6つの湯があるとのことですが、それぞれのお湯の特徴があれば教えていただけますか。

湯守 小倉さん
一番の特徴は、すべての浴槽についてお湯は一切手を加えない源泉かけ流しの天然温泉という点です。露天風呂の「鬼面の湯」では、冬は雪見、春は新緑に山桜、秋には紅葉。四季折々の景色の変化を楽しむことができますよ。夜は山のライトアップもしております。 
露天風呂・鬼面の湯
季節によって各々の楽しみ方があるのですね。四季折々の景色を楽しむことができるのは大変風情を感じます。
湯守 小倉さん
「天狗の湯」は内湯と露天風呂が浴槽でつながっているので着替えることなく、どちらも楽しむことが出来るお風呂です。「千寿の湯」はヒノキの浴槽が3つに分かれており、温度が異なるように湯量を調整した野地温泉ホテル伝統のお風呂でございます。
天狗の湯
千寿の湯
ご紹介いただいた3つの温泉の他にも「男性大浴場 剣の湯」、「女性大浴場 扇の湯」、「女性露天風呂 羽衣の湯」さらにサウナなどがあるのですね。どの温泉も大変魅力的で、これからの寒い時期は、ゆっくりと野地温泉ホテルのお湯を楽しみたくなりました。

野地温泉ホテルでの過ごし方

ー「野地温泉ホテル」には3つのタイプのお部屋を用意されていますが、その中でも湯守さまが特におすすめするお部屋がありましたら、おすすめポイントやおすすめの過ごし方と合わせて教えてください。

湯守 小倉さん
おすすめのお部屋は、普段は福島市内を見渡せるお部屋になります。夜になると福島市の夜景も見えますよ。
別館客室

ー福島市を一望できるというのは、野地温泉ホテルさまならではですね。夜景も見ることができるのも大変嬉しいですね。 他にもおすすめのポイントや過ごし方はありますか?

湯守 小倉さん
秋の紅葉シーズンには、山側の部屋の窓から間近に、色づいた木々を見ることが出来ます。木々が赤や黄色に色づく様は大変美しいのでおすすめです。過ごし方は、お客様にのんびりと過ごしていただければそれが一番です。
本館山側10帖

こだわりのお料理

ーお宿で提供されるお料理について、何かこだわり等がありましたらお聞かせください。

湯守 小倉さん
夕食は、「地の食材」を取り入れた季節感のあるメニューを心がけております。お酒もオリジナルに限らず、福島の「地酒」もご用意しております。これからの季節には鍋にすっきりした飲み口の純米吟醸などいかがでしょうか。
色鮮やかなお料理
季節感のあるお料理
ー旬の食材を活かしていたお料理や、お料理に合う地酒、是非いただきたいですね。

冬ならではの楽しみ方

ーこれから寒くなる季節ですが、何か冬ならではの楽しみ方等はありますか?

湯守 小倉さん
これからはなんといっても雪見風呂!雪の積もった鬼面の湯、晴れた日は特に最高です。入るまでは寒いですが、入った後は体がほかほかしますよ。
そのほかは春の新緑の終わりごろに、鬼面の湯の浴槽の上の山桜が大変きれいです。
ー寒い日に入る露天風呂、身も心も癒されそうです。
冬の鬼面の湯

最後に、湯守のこだわりやお客さまへのメッセージをお願いします。

毎日、極上の温泉にお客様に入っていただけるよう日々の管理に徹底しております。標高1,200mの雲上の宿で心身ともに癒していただければ幸いです。
野地温泉ホテル全貌

野地温泉ホテルで福島の温泉を満喫する旅を

いかがだったでしょうか?今回は「野地温泉ホテル」について、詳しくお話をお伺いしました。「東北美湯」の一つに数えられる、標高1,200mの雲上の湯めぐりのお宿。冬の雪見露天、夏の新緑露天など四季折々の風景を楽しむことができる「野地温泉ホテル」に滞在して、福島を満喫する旅をしませんか?

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◆次回予告◆

連載、湯守に聞く「地・温泉」の魅力!次回もお楽しみに♪
「地・温泉」について、詳しく知りたい方は下記のリンクボタンよりご確認ください。
JR東日本HP「地・温泉」
取材協力:野地温泉ホテル

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