長野県【白骨温泉 湯元齋藤旅館】 第30弾 湯守に聞く「地・温泉」の魅力
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「THE ONSEN」の魅力に迫る!
「湯守」とは…
長野・松本の名湯「白骨温泉 湯元齋藤旅館」
都会の喧騒から抜け出せる、程よい距離感にある白骨温泉
ー湯元齋藤旅館のある「白骨温泉」は言わずと知れた人気の温泉地ですが、あらためてどのような場所かご紹介いただけますか?
白骨温泉があるのは松本市の西側、北アルプス山脈南部地域の乗鞍岳(のりくらだけ)の麓にあります。真冬のこの時季は、白骨の山間が水墨画の様な情景が広がり、その山々を眺めながら雪見風呂が楽しめます。古くから湯治場として利用されていた、昔ながらの秘湯感が漂う温泉地です。
また、近くには有名景勝地「上高地」があり、グリーンシーズンはそちらとセットで訪れるお客様も多くいらっしゃいますね。
ーそんな松本市白骨温泉に位置する湯元齋藤旅館は、自然が豊かで癒されますね。
都会の喧騒から抜け出せる、程よい距離感に位置していると思います。日常から抜け出すためにも、決して便利ではないアクセスが一役買っていると感じています。
三日入れば三年風邪をひかない?!「白骨温泉」の歴史と効能
ー「白骨温泉」の歴史について教えてください。
白骨温泉は鎌倉時代には道行く人々にお湯が沸いていることが認知されていました。その当時より沸いている源泉を使っているのは、白骨でも当館だけです。
ーなんと鎌倉時代からある源泉を堪能できるのですね。そんな歴史のある「白骨温泉」の効能はいかがでしょうか?
「三日入れば、三年風邪ひかぬ」といわれるくらい薬用効果も高く、特に胃腸病に効能があります。お湯の成分には、硫黄と炭酸が多く含まれているため、血管が拡張して身体の芯からポカポカに温まりますよ。
ー冬には嬉しい効能ですね!他に、湯元齋藤旅館ならではの特徴はありますか?
源泉かけ流し(加温あり)である点も魅力ではないでしょうか。また、飲泉ができることも多くのお客さまに喜ばれています。
湯元齋藤旅館の温泉の楽しみ方
ー湯元齋藤旅館には館内に複数の温泉がありますが、特徴を教えてください。
当館には、貸切風呂の他に「龍神の湯」、「薬師の湯」、「鬼が城」の3種類のお風呂があります。「龍神の湯」と「薬師の湯」の大浴場は、檜の木組みで作られた湯屋です。
露天風呂である「鬼が城」のお風呂は湯治場を再現したもので、タオル1本持っていき気軽に浸かれる温泉です。鎌倉時代から続く白骨温泉の歴史に、思いを馳せてみてはいかがでしょうか。
ーおすすめの温泉の入り方はありますか?
冬の季節は雪見風呂をお楽しみください。雪が深々と降る中での入浴は、なんとも言えない風情がたっぷりですよ。真冬の季節は、大浴場で身体を温めてから露天風呂にお入りくださいね。春は、、、春と言っても、白骨の春はゴールデンウィーク明けです。4月の中旬までは山肌に雪も残っておりますので、まだまだ雪景色を楽しんでいただきたいですね。
素材の質の高さが誇りのお食事
ーお宿で提供されるお料理には、どんな食材を使用されているのでしょうか?
食材は信州の食材を中心に使用しています。お魚でいいますと、岩魚・信州サーモン・信濃雪鱒等のお造りといった川魚のお料理をお出ししています。また、旬の野菜やきのこ、信州産コシヒカリや信州味噌などもご堪能いただけます。これといった名物料理はないですが、素材の質の高さが信州ならではと思います。
ー地元ならではの食材が楽しめるのは、旅の醍醐味ですよね。朝食では、名物「温泉粥」が提供されるそうですね!
はい、朝食の名物「温泉粥」ですが、湯元の源泉より汲むお湯を使用して炊き上げた、風味豊かなお粥です。湯治のお客様の為に、提供したのが始まりと言われています。
最後に、湯守のこだわりやお客さまへのメッセージをお願いします。
鎌倉時代より沸き続ける本物の温泉を、ぜひ体感しにお越しください。四季折々の良さがある白骨温泉ですので、どの季節でも楽しめます。個人的には新緑の息吹が感じられる時季もおすすめです。
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●所在地
長野県松本市安曇白骨温泉4195
●アクセス
JR松本駅より車で約70分
アルピコ交通上高地線 新島々駅よりバスにて約65分※本記事の内容・サービス等は変更している場合があります。
※画像はすべてイメージです。
取材協力:湯元齋藤旅館
◆次回予告◆
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