JRフルーツパーク仙台あらはまだより「皆さん、ナシは幸水、豊水、二十世紀だけだと思っていませんか?」
- 宮城
- 体験する
今回は秋のフルーツとして人気も高い「ナシ」を紹介していきます。
これまでの記事
- JRフルーツパーク仙台あらはまだより「7/9~7/24 フルーツパークで朝活!「夏野菜」の収穫体験&新鮮野菜を召し上がれ♪」
- JRフルーツパーク仙台あらはまだより「どら焼き×パフェ??どらパフェが期間限定で登場!!」
JRフルーツパーク仙台あらはまのナシは、まさに多士済々!
「ナシ」の種類、どれくらい知っていますか?
2022年のナシ狩りは9月初旬から
ナシの栽培方法は最新技術のジョイント栽培!
上の写真は、フルパで運営している「せんだい農業園芸センターみどりの杜観光農園」におけるジョイント栽培のナシで、2021年の様子です。定植してから5年、結実して4年目の樹です。ナシがなり始めている場所の高さは1mくらいですので、小さなお子さんでも簡単に自ら収穫できます。お母さんはお子さんの収穫の瞬間をしっかり写真に収めてくださいね。
ジョイント栽培とは・・・
植え付けてある樹を一方向に全部接ぎ木してつなぎ合わせる(つながるので、ジョイント)技術です。そうすることで、ナシが整列したかのように生るため、収穫などの作業管理がとても楽になります。果実の大きさも揃って、収量も増えるんですよ。
ナシは大きく分けると2種類!
フルパのナシラインアップ!
9月の品種は「幸水」「あきあかり」「ほしあかり」「なるみ」
幸水
ニホンナシの主力品種。果実を切るとこぼれるばかりの果汁と白い果肉が現れます。「早生幸蔵」×「菊水」の交配で、昭和34年デビューですがまだまだ主役の座にあるナシです。
肉質は緻密で柔らかく、万人に愛される味です。
あきあかり
2001年に発表された赤ナシ。162-29(新高×農水)×平塚17号(雲井×幸水)から、誕生しました。「幸水」より1週間程度遅く収穫されます。
果皮は赤ナシらしい黄赤褐色で、果実表面は「豊水」のようにざらつきを感じます。幸水よりも大きく、400g以上のナシになります。
比較的軟らかく、酸味をほとんど感じません。「豊水」の酸味が苦手な人にはおすすめです。果汁がとても多く、食味は優れます。
なるみ
農研機構果樹茶業研究部門が「162-29(新高×豊水)」に「269-21(おさ二十世紀×豊水)」を交配育成した品種です。
果重は400~600gと大きく果形は円形。肉質はやや軟らかく、果汁が多く甘みが強いです。果芯の部分に少し酸味を感じます。
宮城県では9月中下旬の収穫になります。「豊水」と同時期のナシで、仙台ではとても珍しい品種です。「豊水」の酸味が少し苦手な人へお勧めします。
10月は王者「あきづき」が登場!
あきづき
日本梨の晩生主力品種。(「新高」×「豊水」)×「幸水」による交配種。現在の日本の3大主力品種の血を受け継いだ期待の星です。
果皮は黄赤褐色の赤ナシで中程度の大きさの果点が密に分布します。果肉は白色で、ほぼ「豊水」と同程度の軟らかさです。果汁がとても多く、酸味は少なく、食味は非常に優れます。果実のシャリ感、甘さ、酸味の少なさ、果汁の多さが高次元でバランスされた優等生です。
甘太
「王秋」(梨では珍しく縦長の晩生品種)に「あきづき」の交配で、「新高」に代わる品種として期待されています。平成27年に登録されたばかりです。
名前の通り甘さがあり、500g以上になる大きな品種です。甘さがある上に、少し酸味もあるので食味は濃厚です。
梨狩りなら、JRフルーツパーク仙台あらはまへ!
※フルパの最新情報は以下の公式サイトにてご確認ください。
-
●所在地
〒984-0034 宮城県仙台市若林区荒浜新2丁目17−1
●アクセス
仙台市営地下鉄東西線「荒井駅」下車
仙台市営バス荒井駅2番のりば
震災遺構仙台市立荒浜小学校前行き
「震災遺構仙台市立荒浜小学校前」下車 バス停から徒歩5分※本記事の内容・サービス等は変更している場合があります。