一白水成で有名な秋田の老舗酒造【福禄寿酒造】16代目渡邉氏にインタビュー

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地の「米」地の「水」地の「人」をモットーに秋田県五城目町でお酒造りを行っている福禄寿酒造。昨年創業333周年を迎えた歴史ある老舗酒蔵です。今回は美酒と美食を楽しむことのできる福禄寿酒造をご紹介します!

福禄寿酒造の16代目渡邉康衛氏にインタビュー

Q.福禄寿酒造とは・・・

A.安土桃山時代、織田信長に対する一向一揆で石川県松任より出奔した渡邉家。その初代・彦兵衛氏が「羽後の国 五十目村(現在の秋田県五城目町)」で酒造りをはじめたのが江戸・元禄元年(1688年)。創業当時はどぶろく製造が中心で本格的な清酒製造になったのは江戸末期からといわれています。

大正10年10月に起きた大火事により、町の中心部約300軒が被害を受け当蔵も上酒蔵と下酒蔵を残し、ほとんどの建物が焼失しました。その時、昔を物語る貴重な資料も灰となり、文化の損失と惜しまれました。大火事で難を免れた上酒蔵と下酒蔵は、今もなお当時のまま残っており平成8年「全国登録有形文化財」に指定されました。

Q.どのような想いでお酒造りを行っていますか?

A.仕込み水は蔵の敷地内からの地下水、原料米は地元「五城目町酒米研究会」に所属する農家と契約栽培をしています。地の「米」地の「水」地の「人」をテーマに秋田県五城目町の文化を感じさせる酒造りを目指しております。

Q.代表的なお酒を教えてください!

A.「一白水成」とは2006年からスタートした、ブランド・ライン。「白い米と水から成る、一番旨い酒」という意味を持っています。「一白水成」は純米酒で全国販売しており、はせがわ酒店でもご購入頂けます。

一白水成 良心

THE一白水成。通年商品となっており、通称「いっぱく白ラベル」と呼ばれています。米の味を十二分に生かした1回火入れ商品で、スーっと果実香と米のうまみが口に広がります。飲みやすく若い世代向けにもおすすめ。こちらのお酒を基準に米違いの純米酒を比べていただければ幸いです。

一白水成 Premium

その年にとれた酒米の中で最も良いと選別した酒米を使用した純米酒。香り、旨み、酸のバランスが非常にバランスの取れたお酒になっております。食材との相性では、貝類系の組み合わせをお勧めいたします。貝類のグルタミン酸と硬水で造られた一白水成のミネラル感の相性がバッチリです。

ご購入頂く方へのメッセージをお願いします

「一白水成」は秋田県五城目町の風土、文化が凝縮された日本酒です。実際、秋田に、五城目町に足を運んで空気を感じて頂き、一白水成を飲むのも格別と思います。

福禄寿酒造のお酒も楽しめるカフェ 下タ町醸し室 「HIKOBE」

福禄寿酒造からすぐのところにあるお洒落なカフェ「HIKOBE」では、福禄寿酒造のお酒を利き酒で味わったり、酒粕を利用したお菓子やコーヒーなどを楽しむことができます。
夏野菜の酒粕キーマカレー
酒粕トマトソースのハンバーグ
火曜日は酒粕ランチの日!!酒粕胡麻だれラー油の豚しゃぶ定食や酒粕麻婆豆腐など週替わりの絶品ランチに舌鼓。酒粕は肌をキレイにするビタミンB群が豊富に含まれています。美味しいものを食べてキレイにもなれるなんて最高ですよね!

333年もの歴史をつなぐ福禄寿酒造

初代 渡邉彦兵衛氏からお酒造りをはじめ、16代目を襲名する渡邉康衛氏。それまでは地元のお米を使った酒造りをしていませんでしたが、農家さんに酒米作りをお願いし、地酒にこだわり追及しました。今では地元でとれたその年の最優秀米で造られた「一白水成 Premium」がJAL国際線のファーストクラス・ビジネスクラスに採用されています。

美酒と美食を楽しみに秋田県を訪れてみませんか?五城目町には500年続く朝市や温泉など見所が満載!ぜひその土地の空気を感じながら最高のひとときをお過ごしください。
福禄寿酒造株式会社
日本酒特集第一回でご紹介したはせがわ酒店では、「一白水成」を購入することができます。ぜひお立ち寄りください!
はせがわ酒店
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