岩手県【大沢温泉 山水閣】 第31弾 湯守に聞く「地・温泉」の魅力

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「THE ONSEN」の魅力に迫る!

旅行の楽しみといえば、その土地ならではのグルメや季節ごとに表情を変える絶景、あとはやっぱり「温泉」ですよね!東日本各地に「地・温泉」と呼ばれる、その地に根差し地元の人に昔から愛されてきたお湯があることはご存知でしょうか?かつては湯治場として、そして現在も人々を癒す温泉宿の数々。身も心も温まる「地・温泉」の魅力をインタビュー形式でご紹介します!

「湯守」とは…

「お湯を守る」と書いて「湯守(ゆもり)」。言うなれば、温泉の管理人です。お湯の量や温度などを管理する役割を担っています。本企画で紹介する「地・温泉」の湯守たちが誇る、各地に根付いた伝統的なお湯は長い歴史の中で彼らによって守られているのです。

四季折々の風光を眺められる湯処と柔らかい泉質が特徴の「大沢温泉 山水閣」

連載企画「湯守に聞く「地・温泉」の魅力」第31弾としてご紹介するのはの岩手県「大沢温泉 山水閣」。湯守の高田さんにお話をお伺いしました。

多くの文化人も愛した1200年の歴史を誇る大沢温泉

ー山水閣がある大沢温泉郷とはどのような場所でしょうか。

湯守 高田さん
征夷大将軍の坂上田村麻呂が発見したとも言われる大沢温泉は、1200年もの歴史があります。岩手の花巻温泉郷の一つで、宿の目の前には豊沢川の渓流があり、対岸は山肌が広がり自然の景観を堪能できる場所です。

また、大沢温泉の敷地内には花が多く、春先にはレンギョウ、枝垂桜に始まり、ツツジ、サツキ、藤、紫陽花、サルスベリなど、秋は紅葉、冬は雪景色が楽しめます。
自炊部「湯治屋」露天風呂と豊沢川の絶景(冬)

ー長い歴史のある温泉郷なのですね。大沢温泉郷の中でも「山水閣」ならではの特徴はありますか。

湯守 高田さん
山水閣は和を基調とした旅館です。一間や二間、和洋室とお客さまの多種多様なニーズに合わせた客室タイプがございます。大部分の客室には、大きな窓ガラスを施しており、まるで一枚の画を見ているような景色を客室から眺めることができますよ。また、隣接する湯治屋も合わせ、渓流沿いに湯巡りができるのも特徴です。
山水閣内観
山水閣客室

自然に溶け込む「大沢温泉 山水閣」自慢の温泉

ー山水閣にある3つの温泉について教えてください。

湯守 高田さん
泉質はPH9.0のアルカリ性単純泉で無色透明。温泉に入ると肌にまとわり付くようなツルツルとした感触があり、温泉から上がると肌がしっとりしているのが特徴です。内湯と外に小さな露天風呂を備えた「山水の湯(男女別)」、寒い時期以外は全面のガラス戸が開いて半露天になる岩風呂「豊沢の湯(男女別)」、無料の貸切風呂の3つがあります。
山水の湯 新緑の頃
ー肌がしっとりする温泉は女性の方に特に人気がありそうですね。自然を愛でながら温泉に入れるのはとても贅沢な気分を味わえますね。今すぐにでも入りに行きたい気分になりました。
豊沢の湯 深緑
貸切風呂

山水閣でのおすすめの過ごし方

ー湯治屋と合わせて湯巡りもできるということですが、おすすめの巡り方(過ごし方)はありますか。

湯守 高田さん
3つの湯の他に、隣接する湯治屋のレトロなタイル張り内風呂「薬師の湯(男女別)」、女性用露天「かわべの湯」、名物の混浴露天風呂「大沢の湯」があり、山水閣に宿泊しているお客さまは、いずれのお風呂もお入りいただくことができます。混浴に抵抗がある女性のお客さまは、20時~21時が女性専用となるので安心してお入りいただくことができます。
湯巡りの順番はお客さまのお好みにお任せしますが、一度に入るのは、かなりの体力を使うのであまりお勧めはできません。自分のペースでゆっくりお楽しみくださいね。

また、「大沢の湯」の対岸には40メートルの茅葺屋根の菊水館(現在はギャラリー)があり、露天風呂に入らずとも自然に溶け込んだ景観を楽しむことができます。
大沢の湯 新緑

湯巡りの他に滞在中におすすめの過ごし方はありますか。

湯守 高田さん
隣接する湯治屋は、一部築200年と言われており、独特の雰囲気を楽します。また、山水閣、湯治屋共に南部藩主や宮沢賢治、高村幸太郎とも縁があり、昔の写真や郷土芸能の版画などが飾ってあります。

四季の彩りを感じさせる本格会席膳

ーお食事についてこだわりを教えてください。

湯守 高田さん
夕食は和の会席膳をダイニング会場または、人数によっては個室会場にてご用意いたします。夕食の献立は月ごとに変わり、四季の移ろいを繊細な風味や香り、彩りで楽しめる日本料理を提供しています。その時季に一番おいしい、旬の食材をたっぷりお召し上がりください。

朝食は、和食メニューをメインにした和洋バイキングとなります。
季節の会席膳※写真は豪華プランのお膳イメージです。プランによりお品数は変わります。

最後に、湯守のこだわりやお客さまへのメッセージをお願いします

湯守 高田さん
山水閣は隣接する湯治屋にも独特の雰囲気があり、そちらも合わせた湯巡りができるのが特徴です。ぜひ、ご来館された際は湯治屋にも足を運んでいただきたいです。また、昨年、ご縁があり「ジブリ展2」を菊水館で行い61,217名様の入場がありました(中学生までは無料)。好評につき今年も4月12日~12月7日に開催をいたします。こちらもご覧いただきたいです。
山水閣外観

「大沢温泉 山水閣」で岩手の温泉を満喫する旅を

いかがだったでしょうか?今回は「山水閣」について、詳しくお話をお伺いしました。お客さまのニーズに合わせた客室と自然に溶け込んだ温泉の湯巡りに、四季を感じされる本格会席膳と至れり尽くせりの「大沢温泉 山水閣」に滞在して、岩手を満喫する旅をしませんか?

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◆次回予告◆

連載、湯守に聞く「地・温泉」の魅力!次回もお楽しみに♪
「地・温泉」について、詳しく知りたい方は下記のリンクボタンよりご確認ください。
JR東日本HP「地・温泉」
取材協力:大沢温泉 山水閣

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